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うつ闘病 日光浴と軽い運動は大切<前編>

<初めましての方へ(前回に同じ)>


 自分はうつ病闘病中の者です。一時持ち直したのですが、俗にいわれるブラック企業に入社してしまって最近2回目「うつ病」認定を受けました。

 うつ病には「完治」という概念がなく「寛解」という言葉を使うことを1回目の闘病中に知り、大変ショックを受けたのを昨日のことのように覚えています。

 うまく睡眠がとれず苦しかろうが、天候で身体が動かなかろうが、時間はとまってはくれません。自分の職やお金、家族への迷惑で日々焦っていますが、「知識(=自分の病気と状況を知ること)に勝るものはない!」と前向きに心理学の本・論文などを読みあさってきました。

 心理学や医学専攻の者ではないのですが、心細い真っ暗なトンネルを一緒に出口の方へ少しでも向かえたら。。。と思い記事を書いてゆくことにしました。


<今回のお題>


1年間うつ病と闘って思って本当に大切だと痛感したのは、下の4点。
★A:休むことに専念して、しっかり眠れる環境作り☆前回の記事☆
   (下のサムネイルから飛んでいけます)
★B:日光浴と少し運動を習慣化★今回の記事★
★C:1日3食なるべく食べる☆次回以降☆
★D:所属先を増やす☆次回以降☆

体調が悪いときは、たいていどれか欠けていることが多いです。
上記ができないから困っているんだよ!と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事は、Bの日光浴についてです。Bの運動は<後編>へ続きます。
運動に関する記事が意外と長くなってしまったので、<前編>と<後編>に分けました。

<日光と体の関係>

メラトニンという言葉、聞いたことありますか?
別名、睡眠ホルモンと呼ばれたりします。睡眠、体温や他のホルモンの分泌などの調整に関わっているホルモンです。浴びた光の強さやタイミングによってメラトニンが作られる量が変化します。メラトニンの量は体内時計にも影響しており、光を浴びるとその14~16時間後にメラトニンが作られ始めます。メラトニンが増えると脈拍・体温・血圧が下がり、眠気が促されます。

1日の間の光とメラトニン分泌量の関係(横軸は時間)

 つまり逆算すると、朝に光を浴びると体内時計が整い、夜眠りにつきやすくなるということです。

<うつと光の関係>
  これを聞いてからは、朝目が覚めたら積極的にカーテンを開けることからはじめました(UVによるシミ・シワなんぞ恐れている場合ではなかったのです)。小生、幼いころから自然光が大好きでよく外で走り回っている子どもでした。もともと人工光は苦手で、夜の塾やオフィスビルの昼光色(青白い蛍光灯)がまぶしくて気持ちが落ち着かなかった記憶もあり、もともと感覚過敏の素質(?)があったのかもしれません。また、うつ初期には夜、サングラスをかけて生活しています。(一人暮らしであれば照明調整できますが、ご家族と暮らしている方はなかなか調整しづらいですね・・・)朝日とサングラスのおかげか(単に起床時間が前にずれ込んだせいか不明ですが)、夜には自然と眠くなり最終的には体内時計が戻ってすんなり眠れるようになりました。

 この光によるメラトニン分泌量の変化。実は太陽光だけではなくスマートフォンやパソコン、照明器具などの人工光にも影響されます。夜遅くまで強い光を浴びていると、なかなかメラトニン分泌量が上がらず身体が寝る準備に入れないという話もあります。就寝2~3時間前にはデバイスをOFFにするとよいそうです。

また、在宅ワークなど家の滞在時間が長い場合は、照明の色味をリラックスできる電球色に変えるのもいいかもしれませんね。

<メッセージ>
 サングラス生活、家族には異常に心配されてしまいましたが、治療のためやむをえまい・・・。家族や友人には弱点をさらしまくって理解をえられると心強いですよ。
 最近は光療法に興味深々の小生です。

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