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わたしが踊る理由

こんばんは。乳がん闘病中のまいです。

この週末は、所属しているバンドが受けたお仕事で、イベント参加してきました。

どちらも子ども向けの体験型ライブイベント。

普通のライブではありません。

生演奏を聴きながら、時には歌うように促し、時にはリズムに合わせて身体を動かすように促し、楽器に触れるチャンスもあります。

川崎市がそういうことを積極的に助成を出してくれていて、その恩恵に授かり、小学校などてそういうイベントをやらせていただいております。



私はダンサー兼ボーカル兼司会?みたいな役割で参加しており。子どもたちの誘導役。いつものライブと比べて、しゃべってる時間が2倍以上になるので、なかなか体力使うわけです。

疲労は半端ないけれど、楽しそうに音楽に身を任せる子どもたちを見ていれば。疲れなんて。

やって良かったなぁ。やらせていただけて、ありがたいなぁと思うお仕事です。



参加型のイベントって、ハードル高いんね。

ただ音楽聴くだけならいいですけど。

何の下地もなくていきなり歌えだの踊れだの言われると、大抵の人は戸惑う。


え、やったことないよ。

やれって言われても。

恥ずかしいし。


って思われて当たり前。



何が恥ずかしいんかね。

誰もあなたの歌や踊りを評価しないのに。

誰も否定しないよ?

音程外そうが。無様に踊ろうが。



そのへんをとっぱらって。

「私も踊りたい!」


そう、思わせることができたら、成功。

それが、私のダンサーとしてのひとつの役割だと思ってるん。



そして、

「これがダンスか」

と感じてもらうために。

常に身体の準備をしておきたい。

普通の、鍛えられていない身体では生み出せない表現を。

身体の美しさ、生命の躍動の美しさを伝えるために。



あとは。

大の大人が、こんなにバカみたいに、気違いみたいに踊りまくってる。

それを見せることで。


踊りって、そんなにいいもんなのかなぁ。

あんなのでいいんだ。

大人が、あんな風に踊るんだ。

大人ってバカかも??


そう思ってもらいたい。


何も、きれいに踊るだけが、ダンスじゃない。

もっと、衝動的でいい。

その場で飛び跳ねるだけでもいい。

足を踏み鳴らすだけでも、腕を振り回すだけでもいい。


なんでもいいんだよ、踊りなんて。

本人が楽しければ、それでいいの。



時々、それを体現してくれる子に出会い、こちらが学ばせてもらいます。


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こんな感じで、広い空間で踊らせていただきました(一日目)。



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やっぱり、衣装を着て、いつもよりしっかり目にメイクをすると、気が引き締まるのです(2日目)。



身体の動きは、8割5分戻ってきた感じ。

踊りのおかげで、踊らせてもらえる機会をいただけて、ここまで回復したんだと思います。本当に感謝。




そして、今回はたまたまお知り合いに声がけしていいという機会に恵まれました。

近隣の方にお声がけさせていただき、来ていただいた方には本当に感謝です。急なお誘いにも関わらず。ありがとうございました‼



こういう時に、いつも思うのです。


「次の機会に!」


と言われると。


次って、あるかなぁ。

と思うのです。


約束、できないんだよなぁ。

次は、ないかもしれない。


わたしが突然乳がんになったように。

突然、踊れない日が来るかもしれない。



私はそう思って、毎回、全力投球で踊らせていただいています。

次、なかったとしても、悔いが残らないように。

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