着信履歴64件の意味を、今ならわかるし、謝りたい。
昔はわからなかったけど、今ならわかる。
という気持ちが、日々、増えていく。
中高生の頃。
家に帰るのが遅い日は、とんでもない量の着信が残っていた。
連絡もせず遅くなってるくせに「しつこいなぁ!」と無視していた自分。
最悪だ。
もし、姪御が、
もし、自分の子どもが、
もし、IMPRO KIDS TOKYOの子たちが、
当時のわたしと同じ行動をしたら、本当に気が狂いそうになると思う。
こんなに怖いことが起きる世の中で、その子に何が起きているかもわからず待ち続けるなんてほんと…最悪…
最悪のパターンを想像しすぎて、精神がおかしくなる可能性がめちゃくちゃある。
そこを当時、全くわからなかった。
鬱陶しく思っていた。
放っておいて欲しかった。
なるべく親から、家から離れたかった。
が、今ならあの着信履歴64件の意味がわかる。
多すぎるとは思うけど、でも、わかる。
半分キレてかけていたのも、わかる。
幼稚園や学校が始まって、親が一緒に過ごす時間は減っていく。
自分の目が届かない場所が増えていく。
それは世界が広がる素晴らしいことであると同時に、心配だったろうな。
さらに、思春期は嘘もつく。
この嘘は必要なものも多いし、大事なんだけど、不安だったろうな。
友人が娘の成長を感じて、「こうしてわたしが見れない姿が増えていくんだろうなと思った」と言っていた。
うれしさみしいよな、と、思う。
あの頃はわからなかったけど、今ならわかることは増えていく。
あの頃の自分がどうしたかったのか
あの頃の親がどんな気持ちだったのか
しっかり言語化して深掘っておきたい。
あの頃に戻って謝りたいけど出来ないから、
今の自分が誰かに何か出来そうな時、伝えられる状態にしておきたい。
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