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スーパーフードに助けられたアレルギーっ子、と簡単レシピ①

以前の記事にも書いたのですが、私の娘は「卵、大豆、米、小麦、牛乳、肉、魚アレルギー」で、タンパク質が豊富に含まれているものを食べるとアレルギー症状が出る、と言う状況でした。(0〜6歳)

離乳食を始めた頃は、まず、白米、お粥からダメたったので、もちろんおにぎりも作れないですし、小麦がNGだからパンもダメ。大豆がダメだから、醤油、味噌、も使えない。離乳食に使いやすいものは大体使えない状況でした。

なぜかはわからないのですが、高タンパクのものほど食べられなかったと思います。牛肉、豚肉はもちろん白身の魚も、鶏肉のささ身なども食べられません。

では、何を食べさせてきたか

とにかく、頼りまくったのは、スーパーフードと豆類(大豆以外)です。

①キヌア

「スーパーフード」と言うと最近の食べ物のイメージがありますが、キヌア自体は南米のインカ帝国時代の主食だったので、かなり歴史のある穀物。(擬穀類)

その栄養素の素晴らしさから、2000年を超えたあたりからNASAや国連が注目し始め、スーパーフードとしてまた世の中に再度伝わったのですが、私が頼ったのはそのタンパク質の含有量。(白米の2倍以上)

毎食白米の代わりにあげると、小さな子供に必要なタンパク質量を十分補えるタンパク質、さらにアミノ酸、カルシウム、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれ、娘のように色々食べられない子供にはぴったりの食材だったのです。(キヌアだけではなく、食事には他にも植物性タンパク質の食材を使っています、それは後ほど書きます)

さらにキヌアはグルテンフリーなので、グルテンアレルギーの子供にもぴったりです。

<食べ方>

キヌアを白米に混ぜて炊くだけ。量はお好みですが、現在は、お米3合のうち0.5〜1合をキヌアに置き換えて炊くだけ。水は3.5〜3.8合分入れる。

白米がまだ食べられないうちは、キヌアのおかゆ、全キヌアからはじめましたが、だんだんと白米を混ぜて炊くようにしました。キヌアだけだと、パサパサしておにぎりなどは作れず、主食として食べるにはちょっと味気ないため。味重視だと0.5合がおすすめです。

始めは子供のアレルギーがきっかけでしたが、我が家では健康のために「キヌアご飯」を毎日食べるのが習慣になりました。

②スーパーフードスムージー

朝ご飯には、Vitamix(バイタミックス)というブレンダーで、色々なスーパーフードを入れた栄養補給用のスムージーを作って家族で飲んでいます。

このスムージーはアレルギーのためだけではなく、美容にもいいし、野菜嫌いの子供でも美味しく飲めます。

このウェブサイトを見ていただけると一番分かりやすいと思うのですが、このブレンダーと普通のミキサーの違いは、その威力。とにかくなんでもクリーミーになる!

ドライフルーツやナッツや繊維質の多いものもトロトロになり、小さな子供に飲ませやすくなる、という所。ミキサー特有の、舌に残る繊維感やつぶつぶ感はゼロです。

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娘はスムージーを1歳前くらいから飲み始め、今でも朝は家族でスムージー、が習慣です。栄養重視のスムージーなので、見た目は決して美味しそうではありません。笑


<スーパーフードスムージーの作り方>(栄養重視、3人分)

小松菜一株(3〜5枚くらい?小松菜の大きさにもよる)または大きめケール1〜2枚(このくらいの量↓)

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皮付きりんご1/8(普通の大きさのりんご)

皮付きにんじん半分

ピーマンか、赤ピーマン(小)1個(頭の部分とタネはとる)

なるべくノーオイルコーティングのレーズン(大さじ1)

アボカド1/8個

ヘンプシード(大さじ1)→種実類の中で最もタンパク質含有量が多い

チアシード(小さじ2)

ゴジベリー(大さじ1)

マキベリーパウダーか、アサイーパウダー(小さじ2)

フラックスシードオイル(大さじ2)

シークワーサー汁(大さじ1)またはレモン汁

ヴィーガンプロテイン(付属のスプーン1スクープ、35gくらい)

冷凍のブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーをお好みで(この量を増やすと、色もベリー色になり、味も甘くなるので、味重視の方は量をお好みで増やしてください)

常温の水(全部の具材が隠れるくらい)、冬は白湯


ざっと、こんな感じの内容です。それぞれの栄養素は長くなるのでここでは書きませんが、「スーパーフード」と呼ばれるだけあって、凄い栄養素です。詳しく知りたい方はこちら。


量や内容に細かい決まりなどないので、各家庭でお好みの味や、水の量に調整して作ってみてください。

野菜も、季節によって変えてみたり、余ったきゅうり、水菜、アボカドの代わりにバナナ、など、冷蔵庫の中の余った野菜など多少入れても味はさほど変わりません。

我が家のスムージーのは、栄養重視のため色はかなり変な色。ですが、味はベリーの味が強い気がします。(使うプロテインによっては、カカオの味になったりバニラの味になったりします。)

あとは、野菜は皮ごとブレンダーに入れるので、なるべく無農薬や有機野菜がおすすめですが、そうでない場合、残留農薬をとるスプレーや粉で洗ってから使うのがおすすめです。私が使っているのはこちら↓

ホタテの貝殻の粉で、残留農薬や除菌洗浄をしてくれる優れものです。これでなくても、似たような製品は、市販で売っていると思います。


スーパーフードは買い集めるのがなかなか大変な気がしますが、i Herb(アイハーブ)と言うウェブサイトで、ほとんど揃います。

こちらはアメリカの会社ですが、直送してくれるので大体1〜2週間でちゃんと届きます。15,000円以下でオーダーすれば、関税もかかりません。


なぜVitamixなのか

ずばり、Vitamixで作った方が美味しいからです。

Vitamixは、最初はちょっと値段が高く感じるかもしれないですが、一度買えば本当に色々作れるので、買う価値はあります。(Vitamixの押し売りではありませんのでご注意)

例えば、スムージーだけではなく、とうもろこしをクリームやミルクを使わずに、トロトロのコーンポタージュにしたり、カシューナッツを使った卵なしマヨネーズや、ナッツミルク、フローズンフルーツでアイスクリームなど、子供が喜ぶものはなんでも簡単に作れてしまいます。卵アレルギー、ミルクアレルギーの子供でも、卵、ミルク不使用で同レベルのクリーミーさが簡単に作れます。

夜ご飯には、野菜を蒸したり茹でたりしたものをブレンダーにかければ、ポタージュスープに20秒で変身します。小さな子供でも、キライな野菜はブレンドしてしまえば、多くの種類の野菜を簡単に食べることができますよ。

マイナスポイントとしては、Vitamixは威力が凄いので、音がすごくうるさいです。ダイソンの掃除機みたいな感じですね。ブレンダーの場合はその騒音はたかが20秒くらいですが、マンションで、早朝にスムージー、と言うのはもしかしたら近所迷惑かも…。


③豆類

高タンパクのものが食べられない中で、ラッキーだったのは豆類はほとんど食べられたことです。レンズ豆のスープやカレー、フムス(ひよこ豆のペースト)、キドニービーンズのハンバーグなど、大好きでよく食べました。

豆の中でも大豆だけアレルギー反応が出たのは不思議です。

味噌汁を作る時は、大豆を使っていない味噌、醤油は旨味醤油さしすせそというものを5歳まで使っていました。


アレルギー反応が出なくなった順番

こんな食事を続けているうちに、だんだん食べられるものが増えてきました。順番としては、米→小麦→何かに含まれている牛乳、卵(クッキーやパンケーキなど)→発酵している大豆製品(醤油、味噌、納豆)→白身魚→豚肉の順で、6年かけて慣らしてきました。

色々食べられない6年ではあったものの、長い一生のことを考えれば、大したことないかな、と思います。

アレルギーがあって助かったこと

それは、アレルギーだからこそ、6歳までジャンクフードを食べずに済んだこと。

なんでも食べられていたら、子供のお友達と出かけたときなどは、「今日くらい、いいか!」と思って、ファーストフードや市販のお菓子など、あまり食べさせたくないものでも食べていたことでしょう。

アメリカに住んでいた時は、バースデーパーティーにお呼ばれするとレインボーカラーの誕生日ケーキ、真っ青なキャンディー、などよくある話で、アレルギーがあったおかげで、相手の気分を害することなくお断りできました。

遅かれ早かれ、いつかはきっと娘が自分のチョイスで食べるであろう、彼女の体には好ましくないものを、なるべく習慣化しないようにできたのはよかったことです。

外食に行くにも毎回娘のお弁当を持っていくのは少し面倒だったけど、毎日手作りご飯を食べさせられたのは、アレルギーがあったからこそ、と思います。

料理がキライ、面倒な人でも大丈夫

こんなレシピとかスーパーフードとか書いていますが、私は掃除、洗濯、皿洗い、片付け、などと比べると、家事の中では「料理」が一番好きではありません。

「こんな色々アレルギーメニュー作れるなら、レシピ本出したら?」と友達にもよく言われるのですが、何せ料理がそんなに好きではないので、娘がアレルギーだったからこそやっているだけで、好きで作っているわけではないのです。

だから、私がnoteで紹介するレシピは、すぐできて、大人でも一緒に美味しく食べられて、簡単なものばかりです。料理嫌いの方や、面倒くさがりの人でも15分〜30分くらいでできます。

アレルギーやアトピーを持つ子供のご飯に困る方、あとは野菜がキライで食べさせるのに困っている方はたくさんいると思うので、我が家が食べてきたもののレシピは、また別の回でもシェアしようと思っています。

興味があれば、ぜひフォローしてくださいね!

マイコ




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