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あなたの正解はあなたにしか分からない|ドラマ『転職の魔王様』


※以下ドラマのネタバレ含みます。

「転職の魔王様」というドラマ、観た方いらっしゃいますか?
なかなか心にグッとくる内容だったので記事に残しておこうと思います。

ドラマのあらすじは以下のようなもの。

新卒で入社した大手広告代理店を3年足らずで退職した未谷千晴(小芝風花)。

千晴は転職エージェントの会社「シェパードキャリア」を経営する叔母の落合洋子(石田ゆり子)を訪ねます。

洋子は「優秀なアドバイザーをつけておいた」と言っていましたが、『転職の魔王様』と呼ばれる来栖嵐(成田凌)は、とにかく厳しい人でした。

千晴はさっそく来栖との面談に臨みますが、そこで伝えた希望は

「履歴書の空白期間をとにかく埋めたい」
「未経験の仕事でもいい」
「わたしを必要としてくれるところならどこでもいい」

というもの。

千晴は、以前の会社で、つねにパワハラ上司の顔色をうかがい、相手の要望にすべて応えようと必死で努力した結果、心と身体が悲鳴を上げて休職に追いやられしまったという過去がありました。

来栖は、彼女に向かって

「今のあなたはどこへ行っても同じ目に遭います」

とバッサリ。

千晴が、だれかに必要とされれば従順に働き、その人の価値観を鵜呑みにして壊れるまで働き続ける。最終的に、使い捨てされてしまうことまで見抜いていたのでした。

「あなたの人生、このままでいいんですか?」

と問いかける来栖。

「どんなにくだらなくても、どんなに滑稽でも、あなたが本当に望むなら、それが正解です。」

「あなたの正解はあなたにしか分からない。」

と伝えたのでした。

これらのセリフがグッときた人も多いんじゃないかな、と思います。


真面目で従順な優等生タイプの千晴。来栖が、千晴の叔母である社長に対して

「姪御さん昔からああなんですか?他人の目ばかり気にして、自分の本音が見えていないようなので…」

と質問を投げかけると、

「千晴はさ、昔からすっごく真面目でいい子なのよね。いい子すぎて心配になるくらい。もっとわがままに生きたらいいのにね〜。」

と語るシーンがありました。

実はこのセリフと似たような言葉を、わたしは高校時代の担任から、三者面談で言われたことがあるんです。

「まいこさんは本当に真面目よね。生真面目すぎる!もっと肩の力抜いても良いのよ〜。」

って…(笑)

以前のこの記事にも書いた通り、


真面目で、責任感が強い完璧主義で、まわりの空気を敏感にキャッチする繊細さを持ち合わせているわたしの類友さんは、一歩まちがえると主人公の千晴になりやすいタイプと言えます。

自然とまわりの空気を読めてしまう上に、優しくて責任感が強いからこそ、本人も知らない間に、自分がどうしたいかよりも、他人の期待に応えるために生きてしまう。
自分を犠牲にして頑張って頑張って、頑張りすぎて、しまいに壊れてしまう…

千晴も「変われるものなら変わりたい。でもどうすれば良いのか」と途方に暮れるシーンがありました。

幼い頃から無意識にこういう生き方が染みついているので、本人もどうすれば良いのか分からないんですよね。

でもね、安心してください。

あなたのその性格は、あなたが自分の才能をうまく使いこなせていないから起こっていることです。

繊細さも、真面目さも、立派な才能なんです。

わたしは今、こんな風に知らないうちに他人軸で生きるようになってしまった真面目で繊細な頑張り屋さんが、自分の本音を見つけて自分らしく羽ばたけるようになるための本を執筆中です。


【追記】2023.11.11に、Kindle出版しました↓

ピンときた方はぜひ読んでみてくださいね。

他人の期待に応えなくても、他人から必要とされなくても、必死に頑張らなくても、完璧じゃなくても…

あなたの価値は何も変わりません。
ここに生きているだけで、それだけでいいんです。

今日も読んでくださりありがとうございます。
また明日、会いましょうね。


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