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新時代のごはん装置「ミングル」をIKEAの家具で作ってみた

noteの人気記事、有賀薫さんの”新時代のごはん装置「ミングル」”を知って感銘を受けた私。

我が家は賃貸なので、大がかりな工事は出来ません。でも最低限の家具と家電で、我が家なりにミングルの考えを取り入れようと決心。

すると・・・
夫婦で同時に調理出来るようになったり、小さな子どもたちの「お手伝い要求」にも応えやすくなり、良いことづくめ。

どのように考えを取り入れていったか、レポートしていきたいと思います。

ミングルの記事で気づいた、夫婦で調理しなくなった原因

そもそも、私たち夫婦は、場合に応じて料理を同時に2人で行う習慣がありました。しかし昨年の引越し以来、自然とやらなくなっていたのです。

そして、冒頭の有賀さんの記事を読んで気づいた私。

元々、一緒に料理ができていたはずなのに、出来なくなっていたのは、キッチンが行き止まりの一人向けレイアウトになっていたからだ!

デザインのアフォーダンス(行為誘発性)の影響に気づいたのです。
(下記 記事内の「私たちの失敗例:無意識に家事シェアを遠ざけたキッチン」にbeforeのレイアウトの問題点を分析)

我が家なりの「ミングル」の条件と材料

そして、私たちなりにミングルの考え方を参照して取り入れてみることに。
我が家は次の転居先ではリノベを検討しており、この経験が活かせるよう、出来る範囲で試すことにしました。

<ミングルに求めた条件>

•既存の壁付キッチンの対面に配置。主に夫婦2人が同時に作業しやすくする。

•ミングルでは、主に①食材カット、②加熱調理、③盛り付けを行う
(食洗機やシンクのような、工事が必要な機能は見送り)

•まずは私たちのスタイルに合うか確認するため、低価格で試行。

<用意したもの>
①引き出し収納2つ
(元々、キッチンの作業台として使っていたものを買い足しました)  :単価 12,990円

高さは78cmです。一般のキッチンの高さは、JIS規格で80〜95cmで5cm刻みで定められています。使ってみて、低ければ天板を買って高さ調整しようと思い、これに決めました。

②ポータブルIHコンロ(一口):4999円

中央に設置するためのIHコンロ。選んだ条件は・・・
・配線の接合部分がマグネットのもの。私たちは配線工事はできないので、使う時に出てしまうケーブルに子どもが引っかかって転倒しないよう、接合部分が簡単に抜けるものに。

・チャイルドロックがあるもの。幼児は手が届きにくい場所ですが、念のため。

•出しっぱなしでも許容できるシンプルなデザイン

かかった費用は約18,000円。試行としては許容範囲かなと、満足しています。

完成した我が家の”暫定版”ミングル

有賀さんの実践されている、多機能おしゃれなミングルとは、ちょっと違うかもしれませんが・・・考えを取り入れてみた我が家のキッチンはこちらです。

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壁付キッチンの対面に、2つの収納で離れ小島を作り、IHコンロを置いたシンプルな構造。でも、これだけで我が家の調理スタイルはガラッと変わりました。

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それまでは、キッチンの対面に作業台を壁付していて、よくある行き止まりのキッチンでした。ミングルで離れ小島にすることで、大人もう1人(+子どもたち)が入ってきても、作業しやすくなったのです。


特に料理後半の仕上げ〜盛り付け〜配膳は、人手があると便利!

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(不足しがちな盛り付けスペースにも)

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(意外な使い方としては、洗った食器を乾かすスペースにも。我が家は食洗機と水切りかごがあるのですが、それでも足りなくなる時があります。)

小さな子どもたちも料理に参加しやすい

まだ4歳と2歳ですが、食べることが大好きで、料理にも興味津々な2人。お手伝いに参加してもらいやすくなりました。

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(小松菜のお浸しを作る長男。まだ身長が足りないので踏み台は必要。)

以前は、料理中に子どもたちが入ってきてしまうことが困りごとでした。キッチンが包丁や熱い鍋などで埋まっていると、お手伝いどころではありません。

でも、ミングルがあれば、一方のキッチンで危険な調理器具を使っていても、もう片方の作業台で、すぐお手伝いに参加してもらうことができるようになりました。

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(休日はたこ焼き器を出したりします。下の子が大きくなったらホットプレートも導入したい!)

家族の成長に合わせて進化させていく構想も

今の暫定スタイルでも、とても効果を感じている我が家。
子どもが成長したら、進化させていくのも良いな・・・と妄想が膨らみます。

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①今はむき出しのIHコンロを、天板をつけて面をフラットに
(リノベ工事できるようなら、近くの床面にコンセントをつける)

②必要に応じてダイニングテーブルで拡張して使えるように
(今は子どもたちに合わせて、リビングのローテーブルで食事しているので)


有賀さんは、ミングル単体をテーブルとして活用されていますね。
子どもたちが巣立ったら、そのように進化させていっても良いなと思いました。

ミングルの考え方を実際に取り入れて、慌ただしい共働き子育ての日々に、料理の楽しさが増えたことは、我が家にとって大きな出来事でした。

ご自宅のキッチンのタイプにもよりますが、家族みんなで料理を楽しみたい、と感じている方のお役に立てれば幸いです。

おしまい⭐︎


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