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2015年11月の記事一覧
強さとやさしさのハイブリッド
なぜ人は年をとると丸くなるのか。
人間関係の総量が増えるにつれて、「人間みんな、いいとこも至らないところも持ち合わせてる」と肌で知るからだと思う。自分も含めて。それが分かれば、「ここはまずいけど、この一面だけじゃないしねこの人だって」と思えるようになる。
でもその過程をすっ飛ばして言葉としてだけ「みんな違ってみんないい」みたいにわかった風になると、かえって狭い頭になる恐れもあって。なんにせよ、
バックキャストヘアカット
髪を切りに行くとき、無意識だったんだけど、「切った後の自分に似合うであろう服」を着て美容院に行っている自分にこないだ初めて気づいたわけです。んや、厳密にいうと、「この服を着ている自分にしっくり来るようなカットにしてもらえる確率を少しでもあげるために、髪型以外の要素を着地させといて、外堀を埋めておく感覚」が近いのかもしれない。こんな感じの服着るんだから、髪はこのあたりでしょーよ着地、って感じの無言の
もっとみるつける区切り、つけざる区切り
来年の手帳を開けて、いつから切り替えるか、1月の予定管理を新旧どちらの手帳でするか、悩むような11月末になってしまった今年も冬がはじまるよ。ふと、「一番未来の予定はどのくらい先に決まっているのか」を考えてみる。あ、『いずれは結婚します』とかそういう時期が定まらない、心構えみたいなのは予定といわないとして、ですね。したら、案外1月以降の予定なんて何も決まってなかった。それなのに人間、結構未来の可能性
もっとみる「接点」ってこういうことだと思う
かねてより気になっていた天狼院書店に行ってみた。存在を知ったのは、糸井重里秘本企画。「秘本」っていう字の面構えがずるいなと思いつつ、タイトルを伏せて売るという頭の使い方にいっちょだまされてみて買ったわけで。で、天狼院。細かい話はリンク先を読めばわかるということで割愛しますが、何しろ、小さくて居心地のよい空間で、とっても静か。訪れるお客同士で部活を組成していたり、読書会を行ってそのメンバーでひと棚作
もっとみる和モダンと液ダレの間
代官山蔦屋のトイレのハンドソープベンダーの悲哀がずっと気になっている。二つの蛇口の間で壁から出ているのがそれなのだけど、見てのとおり、「液ダレ受け」的なものがない。よって、みんなが使えば使うほど木目の洗面台が垂れたハンドソープでべたべたになる。
掃除係からの苦情で店側が気づいたのかどうだかは想像の域を出ませんが、しばらくしてプラスチックの透明なトレイがベンダーの下に置かれるようになった。百均で売
濃縮還元コミットメント
1年前くらいのメモに「これまでのやり方の延長線上だといよいよいろいろ回らない」って書いてあってなんか笑ったんだけど笑 なかなかに骨の折れることに向き合わないといけないときに「時間をどれだけ確保できるか」をまず考えがちだったんだけど。欠けていたのは『時間を限定する勇気』と『その限定した時間の中でのベターで外に出しちゃってみる勇気』だったわけで。
短い時間で脳味噌のチャクラをグワっと開く練習は、時間
アイデアと売り先の先後について
未来を予測する最善の方法は、その未来を発明してしまうことだ。
Alan Kay
お世話になっておりますパロアルト研究所の設立メンバーでPCという概念を提唱したアランさんはこんな言葉でアイデアについておっしゃってますが、僕自身仕事をするときに気にしているのは。
アイデアファースト売り先セカンド
売り先ファーストアイデアセカンド
の二つがあるなってことです。「お願いごとをうけてから、そのお願いご
ゴールピープルとリバーピープル
どなたに教えてもらったんだか、失念してしまいましたが…
ゴールピープル (目的から逆算していく)
リバーピープル (現状に流されながらも、適宜考えていく)
よいチームには、「二人ともいる」ことと、「互いが認め合い補完しあう意識を持つこと」あるいは「二人を取り持てるマインドの持ち主がいること」が大事だと思いますね。
どっちかというと「ゴールピープルのほうが計画性があってちゃんとしている人に見
よりどころのもちよう
ぼくの生活条件として、
なんでもないことは流行に従う、
重大なことは道徳に従う、
芸術のことは自分に従う。
小津安二郎
どれか一つの行動原理だけで突き進むのは堅い。かといってケースバイケースとだけ思うのはなかなかぶれるし疲れる。オヅさんのこのバランス感覚は、慧眼だなあと思って、メモ。