『 物語』おじいちゃんからの贈り物~引き継がれる想い・いのちのバトン~2日目 夏休みと古墳

以前イベント用に創った

お話を少しずつ載せさせて頂いております

(*´ω｀*)

おじいちゃんからの贈り物 1日目はこちら♥

『 物語』

おじいちゃんからの贈り物

~引き継がれる想い・いのちのバトン 2日目~

夏休みになると

ちぃちゃんはよく

おじいちゃんの家で過ごしました

ちぃちゃんは、

おじいちゃんの家に行くのが大好きでした

おじいちゃんの家の近くには

小さなお山がたくさんあって

いとこたちと探検に出かけます

山の中はちょっと暗くてわくわくがいっぱい

誰もいない山の中を大冒険します

夢中になって遊んで、

気が付いたら体中いっぱい

蚊にさされててかゆくて大笑い

疲れて泣いている小さい子を

大きい子がおんぶして帰ります

家のそばにくると、

心配して迎えに来た

おばあちゃんのホッとした顔

蚊に刺されたところを

おばあちゃんがお薬を塗ってくれます

おじいちゃんが子どもたちに言います

「あの山はな、

古墳っていうんだよ

大昔の人のお墓なんだ」

古墳

あのお山お墓だったのかあ

大昔の人のお墓

知らないで遊んじゃって

ごめんなさい

どんな人が眠っているのかな？

ちぃちゃんは「古墳」に

とてもこころ惹かれました

それから数日たったある雨の日



おじいちゃんが

少し遠い古墳まで

ちぃちゃんを連れて行ってくれました

「大きな古墳だね」

「この古墳はな、

やまとととひももそひめ

という人のお墓なんだよ。」

とおじいちゃんが教えてくれます

「やまとととひももそひめ」

ちぃちゃんは、胸がドキドキしました

「やまとととひももそひめの

お話があるんだよ。」

つづく

次回は箸墓伝説のお話です

おじいちゃんからの贈り物 3話目はこちら♥