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英語おたくの日々の雑記帳。ふつうの主婦が英検1級に合格したはなし。

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最近の記事

語学習得には時間がかかるもの

noteを始めて1周年、という通知が来たのでちょっと節目らしいことでも書いてみようかなと思います。英語を教える仕事をしていると 「いつから英語を話せるようになったんですか?」とか 「いつから英語が聞き取れるようになったんですか?」 と聞かれることがあります。 私はこのtipping point(転換点)について、いつも即答が出来ません。 国産バイリンガルの皆さんはどう答えていますか。 私の場合は、雑に聞こえるかもしれませんが 「気づいたら今に至っています」 という答え

    • オタク道のすすめ

      試験が終わって半年以上が経過した今 私が何に夢中になっているかというと、某K-popグループです。 彼らの公式動画はもちろんですが、海外の方のリアクション動画も見て楽しんでいます。世界中の人たちがどういう目で彼らを見ているのかにも興味があるからです。結果的にそうやって私は日常に英語を取り込んでいます。 そう考えると「推し」の存在というのは尊いですね! そして世界的なスターであるからこそ英語でのコンテンツが沢山あるのです。ここで「推し」にふさわしい英語を探すと… ・fa

      • たどりついて見えたもの

        やっとここまで来ました。 2次試験のあの感じからすると落ちてるだろうと思っていたので、合格発表の時間は街で呑気にショッピングをしていました。 お店から出て発表の時間を過ぎた頃、スマホで確認してみたところ「合格」の二文字が見えました。 え?本当に? 嬉しいという感情よりも、これで1級ホルダーを名乗っていいのだろうか。 リーディングもリスニングのスコアも自分が描いていた1級の姿ではなかったし、唯一できたのはライティングだけのような気もする。という気持ちが先に湧いてきました

        • 恐怖の二次試験レポート

          ギリギリのちょっと上、で無事に一次試験を突破した私は二次試験の会場にいました。さぁ2分間のスピーチができるのだろうか。 3月6日(日) 9:15 面接室に入ると、メインが日本人面接官(女性)で サブがネイティブというめずらしい構図でした。そしてタイムキーパーの日本人女性がひとり。 軽い自己紹介が終わり、いよいよトピックカード(机の上に伏せてある)とご対面。 どうかヤマがあたりますように!!! 恐る恐るめくると... 1.政治家に定年制度はあるべきか 2.軍の介入

        語学習得には時間がかかるもの

          そして迎えた1次試験当日レポート

          1月23日(日) 天気:大雨 いよいよ本番です。 さぁ!気になるWritingのトピック。 試験開始の合図とともに、チラッと確認。 Should investment in technology be a bigger priority for government? 「テクノロジーへの投資は政府にとって、より優先事項であるべきか」 テクノロジーかぁ... とりあえずいったん頭から消し、周りの受験生がゴリゴリとライティングに取り掛かる中、私は正攻法でリーディングから

          そして迎えた1次試験当日レポート

          得意を伸ばすことの重要性

          弱点を克服する? 長所を伸ばす? どちらが良いと思いますか。 ある時から私は自分の得意分野でスコアを稼ごう! とマインドセットしていました。やはり好きなことの方がやっていて楽しいですよね。私の場合、4技能の中で得意な分野は ライティングとスピーキング というアウトプット系のものです。スピーキングは1次試験を通過しないとチャンスはもらえないので、まずはライティングに注力しました。 収益性のないこのnoteやinstagram, Facebookなど 書くこと、発信す

          得意を伸ばすことの重要性

          リスニングと読解力の関係

          ある時、1級のリスニングPart2で伸び悩んだ時期がありました。 リスニングに必要な要素は、 ①音を聞き取る力 ②聞き取った内容を素早く理解する能力 この2つです。実は②に気づいていない人が多い気がします。 私もこの②が足りていませんでした。①であれば、単語単体の発音に集中した後、 音のつながりを意識したシャドウイング練習が効果的なのかもしれません。 ただ、流れてくるスピードと同時進行で、内容を文章の頭から処理(=理解)するというのは別の能力が必要になります。 聞

          リスニングと読解力の関係

          長文問題のタイトルに負けないで

          Jewel Wasps and Cockroaches (玉虫色のスズメバチとゴキブリ) 私が3回目に受験した回の、1問目の長文空所補充問題のタイトルがこれでした。 スズメバチがゴキブリに毒針を注入して逃げられないように麻痺させる とか ゴキブリの体の表面に卵を産み、孵化した幼虫がゴキブリから栄養をとって成長する とか…. 1問目から気持ち悪すぎでした。ほかにも、 Usury and sin (高利貸しと罪) タイトルはさっぱり意味不明でしたが先入観が無い分、これ

          長文問題のタイトルに負けないで

          意味あるなし議論の意味のなさ

          英検1級の単語なんてネイティブも知らないし、使わない 意味がない。 と言う意見をちらほら聞きます。ちょっと待って、けっこう出てきます、ニュース記事に。 確かに会話で使う単語は少ないかもしれませんが、受動語彙としては新聞や雑誌で見かけるものがたくさんあります。いま私がストレスなくBBCを読めて聞けるのは1級の単語を覚えたからだと思っています。 TOEIC満点、英検1級を持っていても意味ない しゃべれなければ意味ない と言う人は実際に多いです。 意味があるって何でしょう

          意味あるなし議論の意味のなさ

          リスニングはメモをとるかとらないか

          私の場合は結論から言うと そのときによる です。 ただ、Part1~3までは選択肢の先読みはする派です。 英作文を早めに終わらせて、5分はリスニングの先読みにあてる という作戦でした。 Part1〜2では選択肢のキーワードに前もってアンダーラインを引き、Part3は問題を読む10秒の時間が与えられているので、その場でアンダーラインを引けます。Part4はインタビュー形式なので先読みはせず(余計な誤情報を入れたくない) 聞きながらメモをとろうと言う感じです。 最初のう

          リスニングはメモをとるかとらないか

          リーディングパートの作戦

          私が運営している教室の講師が、準1級のレッスン中に「25問中20問は正解してね!」と言っていたのがキッカケでした。 20問正解するまでは語彙を頑張ろう。クリアしたらもうここはやめていい。 リーディングパート41問中の25問が大問1の語彙と考えるとかなり割合が大きく 稼げるパートです。 語彙が分からないと長文を読むスピードが落ちる、その結果、内容を見失う。 逆に語彙力があれば、正確に内容を理解できて、読むスピードも上がる。 結局、語彙。 単に単語帳を回すのも飽きていた

          リーディングパートの作戦

          語彙は出会った回数

          英検準1級と1級の違いはなんといっても「語彙」です。1級で必要な単語数は10,000~15,000語といわれています。 気が遠くなりますね… 今回は、私が実際に使った単語帳を紹介します。飽きっぽい性格なので、あれこれ手を出してしまっていますが比較材料になれば嬉しいです。 ・出る順パス単 : 最終的にはこれを一番使いました。見た目、難単語がズラリと並んでいて恐怖でしたがこの無味無臭さがむしろベストでした。 ・SVL究極の英単語SVL 4 : 出題率が高いということで買

          語彙は出会った回数

          ②モチベーションの維持に必要なこと(実践編)

          これまでに何度も書いてきましたが 語学学習は「継続」が命です。そのためには「やりすぎないこと」が重要です。つまり、週末に3時間連続で勉強するよりも平日に30分ずつでも「毎日」触れたほうが良いのです。 スポーツや楽器と同じですね。 仕事と家事で忙しい主婦は、現実的に勉強ができる時間帯は朝しかありません。 家族の朝食とお弁当を作り終え、朝ごはんを食べながらBBC Newsを読み始めるところからが私の勉強時間でした。 時間でいうと出勤前の8時から9時です。もちろんサボった日も

          ②モチベーションの維持に必要なこと(実践編)

          ふだんからやっていること

          もったいぶるようで申し訳ないのですが、下地の部分を書き留めておきたいので読んでもらえると嬉しいです。1級受験者の方々は単なる試験勉強だけではなく、1日の中で何かしらの英語に触れている方が多いと思います。 語学学習は「継続」が肝心なので、「自分が楽しめること」を見つけるのが一番の近道です。 私の場合はYouTube,podcast,BBC news、この3つでした。 Youtubeは1級受験に関係なく日頃から観ています。特にお気に入りなのは、 TheEllenShow :

          ふだんからやっていること

          これまでのヒストリー

          私は4回目の受験でやっと英検1級の合格証を手にすることができました。 簡単に今までの受験歴を振り返ってみます。 「無謀な1回目」(2018年度第1回) 今思えばなぜ受験したのか自分でもわかりません。 というのも、2017年度第3回の準1級に合格した、たった2ヶ月後の1級受験でした。どう考えても気が早すぎます。 英作文ではトピックの単語の意味が分からないという絶望を味わい (自己流の解釈でとりあえずは書き上げましたが) 無謀な1回目の挑戦でした。もちろん惨敗でした。 「試

          これまでのヒストリー

          ①モチベーションの維持に必要なこと(マインド編)

          学生の方や、英語学習に1日に何時間も時間が割ける人にはあまり有益な情報ではないかもしれません。先にお伝えしておきます。 あくまで、仕事、家事、子供の習い事の送迎等で 多忙な毎日を過ごしている方におすすめの考え方です。 それは 「完璧主義を捨てる」 ことです。 自分に厳しすぎたり、やる気に頼りすぎるのは、短期決戦なら頑張れるかもしれませんが 語学学習は「継続」が命です。 あまりの完璧主義は途中で心が折れてしまいかねません。私の目標はかなり甘く「7割とれたら良し」とし

          ①モチベーションの維持に必要なこと(マインド編)