有川浩先生に打ちのめされる〜理想と現実のギャップを添えて〜
私は本を読むのが嫌いではない。むしろ高校生の前半くらいまでは本を読むのが好きなくらいだった。もっぱら読むジャンルは小説で、しかも内容が重くないものが好きだった。本を好きになったきっかけは小学2年生の頃、ジャンルはベタもベタな伝記である。一番最初はエジソン、次にコロンブスを読み始め、その流れで織田信長や豊臣秀吉の戦国武将、そしてそこから途中で『日本の歴史』を挟んだ。ここら辺までで活字から新たな学び、興味が得られるという実感が培われていったように思う。そして物語として一番最初に