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子供心

「水溜りどこかなー?」

バイトから帰宅中、通りすがりの小学生が楽しそうにこんなことを友達と話していた。
こんなセリフ、今の私には到底出てこない。
私はなるべく水溜りを避けて帰ろうとしているのだから。

思い返せば、私にも水溜りが好きな(というか気にならない)時期があった。土砂降りの中で傘もささず、どろんこになりながら遊んでいた。靴と靴下がグチュグチュになる感覚さえ普段と違って楽しいと思っていたのだ。

そんな私も今となっては、帰った後に靴を乾かしたり服を洗ったりするめんどくささの方が勝ってしまう打算的な人間になってしまった。よく言えば計画的だが、それによって失われた楽しみもたくさんあるのだろう。
後先考えず、目の前の事象を楽しめる人間でありたいな。

(でもバイト先でケーキ3つももらえてテンション爆上がりしたのでまだ私は子供なのかもしれない笑)

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