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Vulnerable になることから癒しは始まる~NETFLIX ドキュメンタリー映画「STUTZ」を観て~
先日今年観た中でもかなり印象的だったと思える映画に出会った。
Netflixで公開されていたもので、アメリカの俳優さんが自分の心理カウンセラーと一緒に撮影したもの。
コメディ要素で映画に出ていることの多い印象のこの俳優さんが鬱と闘っていたことも少なからず驚いたけどなによりも彼の「Vulnerable」になる勇気に感銘を受けた。
認めることから
メンタルヘルスに向き合うステップはまず認めることだと思う。
自分は傷ついていない。
こんなことなんてことない。
もっと苦労している人がいる。
恥ずかしい。
時間がいつか癒してくれる。
こんなことで傷ついている自分を周りはどう思うだろうか?
弱いと思われたくない。
カウンセラーに通うほどひどくない。
こういう思いは必ず湧き上がる。
時には自分に心を守るために必死で自分を守ろうとしているのかもしれない。
でもそうやって見過ごしたままにするとどこかで必ず自分を蝕んでくる。
そしてそうやって自分だけ蝕まれてたらいいのかもしれないけど、必ず周囲の人も蝕んでくる。
Vulnerableになることは弱いからじゃない、勇気がないとできない
ずっと耐えることが、そして弱いところや悩んでいることを見せないことが強さだと思っていたけど、そうじゃないことをここ過去数年で学んだ。
メンタルヘルスに苦しんでいる、
過去の出来事で傷ついたままいまも苦しんでいる
そう言えることは強さであるし、そして打ち明けられた側もそれに応じて悩みをそして苦しみを打ち明けられたりして癒しが始まっていく、そんな経験をした。
心を許せる人の前で涙を堪える必要もないし、むしろ流した方が癒されていくことも。
癒されていく過程もでこぼこ
癒されていく過程は一筋縄ではいかない。
癒されたかと思っていたらひょんなことからフラッシュバックが起きたり、過剰反応してしまったりそういう自分に気がつくとガックリすることもある。
ここまできたのに?そう思うこともある。
でも、フラッシュバックを起こしている状況に気が付けたり、まだまだ助けが必要だと思えたり、もっと回復して行くためにはどうしたらいいだろう?
何ができるだろうってどんどん自分が使えるメンタルヘルスを支えるツールを開拓したり生活などを見直したりできる。
そうして登ったり、下ったり、しばらく平坦な道を歩いたりそうしながらでもちょっと振り返るときっとちょっと良くなっている、痛みからフリーになった自分に気がつける時もある。
No Rain, No Rainbow.
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