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02.13

今日ももう少し寝ていたいという衝動に負けて、いつもより10分遅れて起床して、歯磨き、洗顔を華麗に決めてオールブランを流し込み出社した1日のはじまり。

横着が招いた悲劇

最寄駅についてから電車に乗るまでにすこし時間がある。だから、その時間をいつも優雅にドトールで過ごすことにしているぼくは、いつもどおりドトールに足を運び、「ブレンドコーヒー」のSサイズ(一杯224円は通い過ぎて覚えてしまった。)を頼み、いつもの席で電車の出発時刻まで過ごした。ただ、今日は雨が降る予報だったから、傘を持参していて、その傘を座った席の椅子に立てかけて待ち時間をいつも通り過ごしていた。出発の時間に近づいて、もうそろそろドトールを出ないといけない時間になってきたから、いつものように出発する準備をはじめる。その時だ。傘がバランスを崩して椅子から倒れ落ちた。それを拾うために、椅子から立ち上がって拾えばよかった。でも、そのときのぼくは横着をした。椅子に座りながら、倒れ落ちた傘に手を伸ばした。その後はお察しのとおりだ。椅子ごとバランスを崩して、床にぼくそのもの倒れ落ちた。それも人が最大限晒すことのできる無防備な大の字でだ。周囲の視線を一気に集める。恥ずかしい。恥ずかしいったらありゃしない。その場から一刻も早く逃げ出したかったぼくは、さも平然を装い、大人な落ち着いた自分を演じ続けてドトールを後にした。でも、今思うと無理があったように思う。いかんせん、無防備な大の字を披露したのだから。しかも、たくさんの人が迎える1日のはじまりにだ。もう二度と横着なんかしてやるもんかと強く決意したけれど、今日が終われば忘れてしまうんだろうな。僕はそういうやつなのだ。

最大値

仕事終わりに帰る電車が大幅に遅れていたから、上司のお二人と串揚げ屋さんに入って時間を潰すことにした。上司はともにご飯を頼まないで永遠と飲み続けることができる人だったから、必然的にごはんの注文係はぼくに流れてくる。優柔不断なぼくはメニューをすぐに決められない。数あるメニューから自分が食べたいものを決めるのがすごく時間がかかるのだ。せっかく串揚げ屋さんに来たから、上司にも食べたい串はありますかと聞く。するとウィンナーお願いと言われる。えっと、次の問題は何本頼んだらいいのかという問題だ。何本頼みますか?ウィンナーやったら無限に食べれるよ。だめだ、話にならない。無限って何本なんだ。すごく考えた。とりあえず2本で頼むことにした。後々の上司の食べっぷりをみているとどうやら正解だったみたいだ。ほっと安堵するとともに小さな疑問が湧いた。ウィンナー無限に食べれるよと言いましたけど、実際何本行けるんですか?という疑問だ。おもわず思いついてすぐにぶつけてみた。帰ってきた言葉は「無限。」だった。世界ってこんな感じで回ってるんだなと感じずにはえなかった。ちなみにぼくは串揚げのしょうがを2本頼んだ。永遠に無限に食べれると思った。そういうものなのだ。


チョコレートの誘惑

すっかり待ち時間の居酒屋で酔いがまわったせいか、帰り道のコンビニの誘惑が物凄かった。なにより明日がバレンタインだから、チョコレートを食べたいよ!って頭の中でもう1人の自分が叫んでいた。自然と体がチョコレート売り場の前に並んでいたのが驚きだった。だめだ!だめだ!ここでチョコレート会社の陰謀に屈してはいけない!と意識を強く保つ。なんとか家へと向かうバスに体を持ち込む。バスを降りてそのまま家へ行こう。そう思ったぼくが、バス停を降りて辿り着いたのがバス停前のマックスバリュのチョコレート売り場だった。しかも、割引されたたけのこの里に手を伸ばしているところだ。ごめんなさい。全国のきのこの山派の皆さん。ぼくはたけのこなんです。いやいや!だめだ!だめだ!誘惑に負けてはいけない!そうやって意識を取り戻したぼくは、エースコイン(クッキー)を手に取り、レジに並んでしっかり買った。

お酒を飲むと意識の制御が緩くなるというが本当だ。このぼくがいうのだから間違いない。でも、この高揚したいまならアコギを抱えて一曲できそうなきがするもの間違いない。近所迷惑にならないように自分の気持ちをありのままに歌い上げてみようではないか!そう思ったけれど、コード進行がまったくわからないのでやめた。

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