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05.24

今日は7時を少しまわって起床したので、思いのほか準備の時間がなかった。
バスに合わせて家を出る時間を計算してみるとざっと15分。
まず、歯磨きと洗顔と髪のセットで7分、戦闘服に着替えるのに3分かかってしまい、朝ごはんにあてることのできる時間は5分しかなかった。
朝ごはんをどうしようか考えた結果、昨日両親が買ってきてくれた鯛焼きをバス停までの道で走りながら食べることにした。
道中のぼくはまさにサザエさんの歌詞にある"お魚くわえたドラ猫"だった。
"裸足でかけてく陽気なサザエさん"は後ろを振り返るといなかったことにはほっとする。
なんとかバスに無事乗り込み最寄り駅まで揺られていくことができた。
ドタバタと走ってきたから息が上がってるかなと思ったけどそんなことはなかった。
ただ、額にじわっと汗が滲んできていた。


Galileo Galilei 「夏空」

最寄り駅で電車の出発時間までドトールで過ごすのがぼくにとってのいつもの習慣になっているから今日もドトールで電車の待ち合わせでゆっくりする。
アイスコーヒーを頼んで席につき、なにか音楽でも聴こうとYouTubeを起動する。
起動しておすすめに上がってきたのが、ぼくにとってはすごく懐かしいGalileo Galileoの「夏空」だった。
既にGalileo Galileiは解散してしまったけれど、ぼくの青春時代をまちがいなく支えてくれていたグループであり、この「夏空」は夏に限ったわけではなくどの季節でも好き好んで聴いていた個人的に思い入れのある曲だった。

だから、YouTubeで聴くのもなにか申し訳ない気持ちになり、音楽再生アプリで「夏空」だけを購入することに決めた。
価格としては261円で朝のコーヒー1杯分だ。
決して高い買い物ではなかったけれど、どうしても「夏空」を身近に感じたかった。
ただそれだけだったのかもしれない。

「夏空」を購入してスマホにダウンロードしてすぐに再生をはじめる。
耳に届いたGalileo Galileiの「夏空」はやっぱり心地よかったし、なによりあの頃聴いていたことを思い出して"懐かしさ"を一層強く感じることができた。

だから、こころの中でGalileo Galileoに対して
「おかえり。」と1人呟いた。
これからの季節にピッタリの一曲なので少しでも多くの人に聴いてもらいたいのでYouTubeをいっしょに載せておくことにした。


鯛焼き

鯛焼きについて思うこと。
安くてあの大きさなのに、結構お腹いっぱいになる。
だから、ちょっとした間食にぴったり。
なんなら朝ごはんでもいけちゃう。

つまり、鯛焼きにというのはコスパがえげつないすごいやつなのだ。
ただ、なぜ鯛なのか。
鯛焼きに聞いてみてもわからない。

料理人

"オムライスにおける上にかけるたまごにナイフをいれてやるとふわっとたまごがひろがっていく。あれをつくれる人はおそらくかなりモテる。"

おそらく誰もが気づいている事実であり、この世の真理だと思う。
かくいうぼくも挑戦してみた過去がある。
結果は惨敗。
手順通りたまごを焼いてみて、いざナイフをいれてやる。
するとたまごに切り込みがはいっただけ。
いや、それたまご焼き。

そんなことで料理がサラッとつくれる大人になりたいんですと上司に伝えてみる。

「じゃあ、なにが作れるん?得意料理は?」

「カレーライスですかね。」

「カレーって基本美味しいもんな。何入れても基本美味しいし。」

「そうですよね、お米にカレー粉入れて炒めたら…」

「それ、カレーピラフ。」

料理をサラッとつくることができるようになるにはどうすればいいのか。
答えは簡単。
作って失敗してを繰り返せば自ずと上手くなる(と思う。)
うまくいってもいかなかったとしても作った料理は経験値として確かにたまっていく。
そうすればつぎはもっともっと美味しくなる(と思う。)
そうすれば、自然にレシピを覚えて手際よく作れるようになる(と思う。)
だから、料理は経験だ(と思う。)


「ふわっとしたあのたまごつくるのに卵何個いるんですかね?」

「3個ぐらいじゃない?知らんけど。」


たまに料理は愛情がこもってれば十分ということを耳にするけれどそんなことはない(と思う。)
だって愛情は調味料ではないから(と思う。)
ただこういうことを思っているひとにかぎっていつかはだれかのために料理をつくったときに

「この料理おいしいね!どんな調味料使ったの??」

「うーんとね、"愛情"かな。」

そんなことを言っちゃう機会がくるんだろうなと思う(と思う。)
だってぼくがそうだから。
(愛情ははたして美味しいのかは甚だ疑問だ。)

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