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忘れがたき故郷…の味:海外で日本の物を手に入れる方法

ロンドンに来て(いや、、来る前から噂に聞いて)びっくりした事の一つが物価の高さ。特に日本の物は日本での販売価格の数倍することも稀ではありません。例えば、ユニクロは100円が1ポンド換算になるため、1.5倍の値段になります。さらにびっくりしたのが、日本食材の高さ。。特に、子どもの駄菓子に至っては上菓子のような値段がします。例えば、アポロ1箱3ポンド(約450円)、ぷっちょ1本5ポンド(約750円!!!)、ねるねるねるね1箱8ポンド(約1200円!!!!?怒)といった具合です。袋入りの煎餅が3.5ポンド(約525円)しかしないのに、それよりも体積も重さも軽いはずの子ども向けのお菓子の値付けには深い闇を感じずにはいられません。

和食と日本のお菓子LOVEの子どもには日本で暮らすのと変わりなく、好きなものを食べてもらいたいのですが、そうは思っても異国の地では売ってなかったり、値段が高すぎたりでなかなか、、、今回は、海外でも日本の物を手に入れることができる個人輸入の方法とロンドンの現地スーパーで買える日本食材、ロンドンの日本食材店をご紹介したいと思います。


物流の神様Amazon(https://www.amazon.co.jp/)

Amazonで個人輸入をできることはご存知ですか?そう、みんな大好きAmazon.co.jpから海外の住所へ配送することができるんです。私は、渡英後すぐAmazonで働く方に教えていただいたのですが、意外とご存じない方が多いので、駐在員の知り合いやCool Japanに興味がある外国人の方には必ずご紹介するようにしています。

どんな物が海外配送できるかというと、本、DVD、日用品、おもちゃなどがロンドンには配送可能でした。例えば、ドラえもんやおかあさんといっしょといった放映権の関係でNetflixなどで見れないコンテンツのDVD、児童書や参考書、リカちゃん人形やサンリオ系のグッズ、パック、入浴剤、電動自転車の充電器なんかもお取り寄せが可能でした。配送可能な商品は、各国の規制もあり国によって違うようです。残念ながら、薬やコンタクトレンズなどはどの国と地域にも配送ができないそうです。Amazonの画面でお届け先住所に海外の居住地を入力し、カートに入れると配送可能かどうかと、配送料、配送日と手数料が自動計算されます。試しに6品ほど適当にカートに入れてみたところ、6000円弱で配送可能でした。輸入の際には関税がかかりますが、日本の消費税はかかりません。

配送可能地域や配送料、手数料など詳しくはAmazonのHelpページで確認ができます。https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GJF6884LHHZ5ELD4


日販IPS(https://www.nippan-ips.co.jp/)

日本食材や医薬化粧品、本、通信学習教材などを配送してくれるサービスです。会社が福利厚生として契約している場合が多いですが、留学生などの個人利用も可能なようです。事前に在留理由や用途、費用区分などを運営会社にメールすると会員登録をしていただけるようです。詳しくはこちらのページに記載があります。(https://www.clubjapan.jp/SHIEN/

食材や書籍をインターネットで注文すると、送料を会社負担もしくは個人負担で航空便もしくは船便で配送手配をしてくれます。商品の販売価格は日本の小売価格と同じで、航空便で10キロ配送をしても15000円ほどの輸送費のため、会社が費用負担をしてくれる場合は日本で購入するのと同じ感覚で、自費で輸送費を払っても日本で購入する価格の2倍くらいで手に入るので、現地の日本食材店で購入するよりも遥かに安く購入することができます。例えば、450円だった「アポロ」が120円+送料、850円(怒)だった「ぷっちょ」が110円+送料になるので、利用しない手はないと思います。また、ロンドンでは購入することができない地域限定物や高級菓子折りであったり、日本食材店では取り扱っていないものも多数あるので、我が家では月に一度IPSの航空便で2箱ほど注文し、冷凍食品や重いものはスーパーや日本食材店で購入するようにしています。

日本食材が買えるスーパー

ほんの10年くらい前は、スーパーで日本食材が手に入るなんてことは夢にも思っていなかったそうなのですが、昨今の日本食やヘルシーブームの到来でWaitroseSainsbury'sといった現地スーパーの大型店にあるWorld Cuisineコーナーにて、醤油、味噌、お酢、みりんといった基本的な調味料や、オーガニックの豆腐、うどん、そば、海苔などが購入できます。またTake Outのお寿司コーナーも併設されているケースが多いです。

その他、パン粉や天ぷらキット、ラーメンキットなんかも売っていたりしますが、日系メーカーのものではなく、現地ブランドのため怖くて手を出していません。というのも、二度ほど間違えて、Tofoo co.という現地ブランドのオーガニックの豆腐を購入したのですが、豆腐ではない何か別の物体でした。てりやき豆腐という商品と普通の豆腐を買ったのですが、てり焼き豆腐は謎のスパイスが降りかけられていて、またゴミを買ってしまった自分を心底恨みました。


ロンドンの日本食材店

ロンドンではお金さえ出せば、日本食材を買うことができます。ここでは私が利用したことのあるお店を私感でご紹介します。なお、どのお店もロックダウン後オンライン販売に力を入れているようです。

Japan Centerロンドン最大の品揃えのお店で、例えばエジプトといった近隣諸国からも日本食材の買い出しに訪れた人が立ち寄るお店です。生鮮食品や食肉、鮮魚、冷凍食品、一般食品、お酒、ちょっとした日用品と雑誌などありとあらゆるものが販売されています。また、フードコートがあり、お弁当の他にキッチンで麺類、丼物などを販売しているため店内での飲食が可能です。ただし、値段は日本の5~6倍以上するため、一部のセレブか日本での価格を知らない外国人の利用が多いお店です。

Ichiba上記のJapan Centerの系列店なので、同様の取り扱いですが、Westfieldという大型ショッピングモールの中に立地されているので、お買い物に大変便利です。

Natural Natural駐妻に人気の Finchley Road駅近くに立地します。品揃えは限定的ですが、住宅地に近く、必要なものは大体揃うので、日常的に利用されています。隣にケーキ屋さんがありそちらも人気です。

Rice Wine ShopOxford CircusとPiccadilly Circusといったロンドン中心地のお買い物エリアから近く、買い物に便利です。品揃えは限定的ですが、食品、冷凍食品、薄切り肉、飲料といった一通りの物を買うことができます。近接するお店の半額以下で販売されているので、店舗は小さいですがいつも混雑をしています。

TKトレーディングレストランなんかにも日本食材を卸している会社で、冷凍食品、一般食品、飲料、雑貨の取り扱いがあります。品揃えも豊富で、価格もそこまでの割高感がないので、個人輸入をする前のロックダウン中は隔週で配送をしてもらっていました。オンラインサイトの商品紹介コメントがシュールで面白かったりします。駐在員の多いアクトン地域に店舗もあるようですが、車でのアクセスが必須のようです。

WASOメインは手作りのお弁当を冷凍で配達してくれるサービスですが、品揃えは限定的なものの、基本的な日本食材も一緒に購入することができます。UK最安値とUK全土配送料無料を保証してくれています。ロンドン市内だと配達エリアが日ごとに決まっており、週に一度配達をしてもらえます。

他にも鮮魚の取り扱いが豊富な「あたりや」という日系の食品店や、韓国や中華系のアジア食材店でも日本食材を購入することが可能です。


私が捨てた100の事

その8 Tofoo co.

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