「私、断捨離しないので。」ドヤ顔で言ってみたい
季節が少し緩んで来たせいなのか、部屋の中の整理されていないところや物に目が行きがちになる。
食器棚、クローゼット、ラックや本棚などにいつからかそこにあって、そして数ミリも動いていないと思われる物たちとやたらに目が合うような気がする。
自分にとって何が目障りなのか、書き出してみた。
ついでにストレスが強いと感じる順に並べてみた。
ストレスになっているのに、面倒臭いを理由になぜ放置しているのか。
理由はほぼ9割が執着心。
そんなことは百も承知のすけ。
たくさん並ぶ「かもしれない」状況、
「捨てるのがもったいない」という執着なんだろうけど。
「それがなくて困る状況」を想像して不安がっている。
「失うこと」を怖がっている。
なぜ「かもしれない」という不安を持つのだろう?
「失う」が怖いのは、なくなってしまったら、自分という存在がどうにかなってしまうのか?
その怖さに向き合うことを回避したいからなのか?
そんなに怖いことかどうか、やってみないとわからないのに。
やれないから漠然と怖いだけなのかもしれない。
でも、もし勇気を持ってそこと向き合えたとして、
そして捨てられない理由がわかったとして、
例えば「そうか、自分が空っぽになってしまうみたいで怖かったのか、自分の空虚感を埋めるためにモノを代替にして、執着してたのか」とわかったとして。
だから、どうなのだ?
処分しなきゃいけない、捨てなきゃいけない、手放すのだ!
なぜにそんな思いに捉われるのか。
そっちが本当の執着なんじゃないか。
「整理して片付けなければ」
「いつも目につくコレ、さっさと処分してサッパリしたい!」
私は日々、モノに囲まれてそんなに困り果てているだろうか?
洋服や食器が入りきらなくて溢れて収納できていないわけじゃない。
足の踏み場のないほど、床を占領されてるなんてこともない。
何となく目につくと「使わないんだよなあ」「ホントは要らないんだろうなあ」と思うだけ。
これらを処分すれば、その空間に余裕が生まれてスッキリするのにって。
そそ、スッキリしたいのよ。
視界が爽快だと気分がいい。
その気分を獲得したくて「処分しなきゃ、捨てなきゃ、手放さなきゃ」って自分を責め立てている。
「処分しとかなきゃ大変なことになるぞ!」
って、脅しじゃないの。
ふと、これって傷口のかさぶたをはがそうとしてるみたいだなと思った。
スッキリしたくて、爪で無理やり引っ搔いてるみたいな。
かさぶたは、癒えた傷口からは放っておいてもいつか自然に剥がれ落ちるのものなのに。
・・・
だったら、実は「スッキリしたいから」というその思いの方が要らないんでは?
だって、人はどうせ年を取るにつれていろんなものを失って行く。
肉体を持つ以上、必ず終わりがある。
終わって行く、その過程を受け入れて行くしかないのが生き物としての宿命なのだから。
あって邪魔じゃなければ、持っておけばいいんじゃないか。
困ってないから放置してるんじゃないの?
人は切羽詰まったらその状況をどうにかしないと行けないと行動するしかなくなるし。
ならば、切羽詰まるまでは「あるなあ」と眺めていてもいいんじゃないか。
あるのに無いふりをすることとは意味が違う。
そのうちイヤでも対峙するときは来る。
きっと来る~
そのときはそのとき。
恐れてたってしょうがない。
そのときがいつ来るのかわからないのに、いつもいつも不安に思って「いつ捨てるの?」「今でしょ!」と自分にはっぱかけなくてよくない?
あ?だから?
「面倒臭い」というこの感覚、実はこのストレスに反応しているんでは?
・・・
なんだろ、この堂々巡り。
私が本当に捨てるべきモノは何なのだ?
「noteフリースタイルの女王」という異名から
「ティアラ・ラララ♪・ららみぃたん」へキャッチフレーズ変更を検討しているららみぃたんさんが、一日のうちに二度投稿してまでも浄化しようとしている葛藤があった。
おいっ ららみぃたん!
やるのかい、やらないのかい、どーっちなんだい!
最後まで読むまでもなく(失礼^^;)
「やらなかった」というオチなんですがw
断捨離とかミニマリズムとか最近ずっとブームですけども、やたらと騒動になったりするようなゴミ屋敷に居るわけでもなく、家族たちが生活する場に困っているわけでも、他人に迷惑をかけてもいない。
それぞれケースはあるだろうけど、自分の場合で考えてみるに
「片付けたい」「処分したい」というストレスを抱えているのって、実は「物」に対してじゃないのかも?って思ったのです。
処分したい、解消したいと思っている自分の内側(心の奥底)の何かを、外側に雑然とある物たちに置き換えて投影しているのかもしれない。
だったら外側を無理に片付けようとストレスを生じさせることはやめていいかなと。
何でもかんでも手放せばいいってわけでもないんじゃない?
世間の流れに沿ってなくたって、いいんじゃない?
いいじゃない、あったって。
今日はこの辺で
では また~
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