ジャンプ新連載『仄見える少年』第1話感想

久しぶりのnoteです。
今回は週刊少年ジャンプ2020年39号から始まった漫画『仄見える少年』の感想を書きます。

読み切りが金未来杯受賞作でかなり面白く好評だったようで待望の連載化です。

私は当時もジャンプを買っていましたが読み切りを読んでいなかったので読み切りverとの違いはわからなかったのですがとりあえず面白かったです。

作画に関して

まず絵が上手いです。
作画の松浦健人先生は前作のトーキョー忍スクワッド(初連載)の頃から画力の高さは知られていましたが更に上手くなってる気がします。

ギャグ要素が入ったパートとホラー要素が入ったシリアスパートでもキャラのデフォルメ具合がいい感じです。
ホラー描写も少年誌としてはちょうどいい具合ですね。

戦闘シーンもまだ激しい戦いになってはいないのですがわかりやすくて構図も被らないで飽きませんでした。

キャラクターに関して

主人公が嫌々ヒロインの依頼を解決する感じでの第1話で、徹底的にクズキャラですが敵が来たらビシッと決めるギャップが良かったです。

動くのは自分のためで誰かのためには動かない。
この発言が物語が進んでいくうちに誰かのために動ける人間になっていく展開が楽しみです。

お姉様も悪そうな見た目から霊媒師としてしっかり人の為になる事をしているキャラで好きですね。
トップクラスという事はお姉様レベルの人が他にもいるという事なので今後が楽しみです。

ヒロインは霊怪を引き寄せる体質という事ですが戦う力がないので物語上、途中で足手まといになる可能性がありますし扱いが難しそうです。

ただ、人助けがしたいのに人を危険に晒す力を持っている苦悩などはよく描けていたので人助けをする力を手に入れる事ができるといいですね。

例えば人助けをする力、霊媒師の力を持っている主人公から霊媒師の力を受け継ぐ展開とか。
主人公は霊媒師の力がなくなって普通の男の子になりたいみたいですしちょうどいいと思います。

不安な点

設定が呪術とかと被っている所が多いのが気になります。
まあよく言えば凄い基本に忠実で後からどうにでも広げられる設定しかまだ出てきてないのですが敵の名称が若干に通ってたりするのはちょっと不安ですね。
人気が競合しないかとか…

バトル路線で行くのか思いっきりホラー路線を打ち出すのか気になるところではあります。
バトルよりホラー強目でいけば呪術とまた違った読み味を出せる気もしなくはないですがバトルでも原作と作画の力で面白く出来ますからね。

総評としては今後も期待できる作品でした。
ちなみにアンケートは1位で入れました。
今後の展開次第では単行本も買いたいのでめっちゃ期待しています。

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