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Vol.57 委員紹介⑪「美唄とともに自分も成長していく」美唄尚栄高校/沼達藍音さん

『美唄の未来に夢を描く委員会』11人目ラストの委員インタビューは、美唄尚栄高校の沼達藍音さんです!

記事を通して、メンバーのまちへの想いや委員会の活動についてお伝えできたらと思います。

ぬまたつ・らんと / 美唄市出身。アルテピアッツァ美唄の敷地内にあった栄幼稚園出身。美唄中央小、美唄中を経て、現在尚栄高校3年生。テニス部とボランティア部に所属し、現在は生徒会長を務める。

—こんにちは!今日はよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします!

—まずは中学までの沼達さんについておしえてください!

生まれてからずっと美唄で暮らしています。

母の仕事の関係で、他の保育所からアルテピアッツァ美唄にあった栄幼稚園に転園しました。幼稚園では、同じく委員の(大西)眞斗と一緒に遊んでいましたね。

アルテの水の広場でよく水を掛け合っていたのを覚えています。やんちゃな性格は、今も変わらないと思います(笑)。

中学ではテニスを始めて、部活に明け暮れていました。それでも動き足りず、休みの日も地域の体育館に友達と集まって、バレーやバスケをしています。

—高校生活はいかがですか?

小さい頃に誕生日ケーキを家族と買いに行ったときに、ショーケースに並んでいるケーキが輝いて見えました。子供からお年寄りまでを楽しませられることに感動したんです。

それがきっかけで食に関わる仕事をしたいと思っていました。

道内の公立高校で唯一の食物調理科単科校がある隣町の三笠高校に進もうと思ったのですが、倍率がすごく高くて。他にも建築が好きだったので、どちらにも進める可能性を残すため、総合学科がある美唄尚栄高校に進学しました。

3年の間に色々と勉強をして、改めて食について深めたいと方向性が固まってきたので、卒業後は調理の専門学校に進む予定です。

部活ではテニスを続けている傍ら、人や地域のために何かやりたいと思い、ボランティア部にも所属をしています。夏は駅前の花壇整備や赤い羽根募金をやったり、冬は子育て支援センター「はみんぐ」のお祭りの手伝いをしたりしています。

また1年生の頃から生徒会に所属をしています。ひとつ上の先輩に、委員の(兒玉)大空飛さんがいて、生徒会長という大きな背中を見せてもらっていました。そして、大空飛さんの後をついで生徒会長になりました。

今年の学校祭は、コロナが落ち着いて模擬店が出せるようになり、生徒会としての仕事が増えました。バイトもしていたので、夜遅くまで準備していた日もありましたね。色々なことを掛け持ちしていたら、学校祭の直前に体調を崩してしまって。それでも最後は無事に開催することができて良かったです。

ー初め委員会のことを聞いたときのことを教えてください!

ある日突然、校内放送で大空飛さんと僕が呼び出されたんです。

何かやらかしたかな..とヒヤヒヤしながら行くと、新しく「美唄の未来に夢を描く委員会」が立ち上がるから、委員をやってみないかという話でした。何回か集まって、少し議論をするだけくらいの規模かと思い、校内以外の方と交流するきっかけになれば良いなと気軽に承諾しました。

その予想は、すぐに良い意味で裏切らることになります。

—委員会の活動を通して、印象深かったことや変化したことはありますか?

委員会2回目に郷土史料館に行ったときの記憶が印象的ですね。

小学校や中学校のときにも授業の一つとして行ったことはあったのですが、美唄の歴史についてはほとんど知りませんでした。高校に入ってからは今回が初めて。名物館長のわかりやすいガイドもあり、美唄の歴史の理解を通じて、自身の成長を感じることができました。

また自分からすると日常の一つである、アルテピアッツァの知名度がこんなにも高かったんだ、こんなに愛さているんだと誇りに思いました。

また普段接することの少ない少し年の離れた方たちとの議論を通じて、コミュニケーション能力が上達したような気がします。

立場や見ている視点が違うとこんな様々なアイディアが出てくるのかと目からウロコでした。同じまちで暮らしていても、こんなに出てくるものが違うんだと。

委員会でそれを感じてからは、たとえば学校の探求授業のときにも、常に視点を変えて物事を見るように意識するようになりました。

—活動を通して、どんなまちにしていきたいですか?

広報紙「メロディー」の表紙にみんなで作ったシンボルが入っていて、友達や家族に「一緒につくってきたんだ」を自慢したくなりました。自分の記事が新聞に出たときは、同級生やアルバイト先の先輩から声をかけられ、嬉しかったですね。

これからは美唄市のグッズとか、さらには建物とか市内中にシンボルや美しさが増えてくると良いなと思います。

また残り半年の間に高校生たちとコラボしたいですね。高校からまちを盛り上げていきたいです!

—最後に沼達くんの将来について聞かせてください!

専門学校を出た後は、美唄でお店を開きたいです。

高校生やまちの人が集まる場所がないので、放課後や仕事の後に集まれるようなカフェとか作れたらいいな。美味しいものを提供するのはもちろん、美唄に住んでいる人の安らぎの場となるような空間にできたらと思っています。

美唄での体験を通して成長していく中で、シンボルや「Be Beautiful 美しくあれ。」という言葉が、まちに浸透していくのが楽しみです。自分がお店を開く時には、シンボルを使って美唄の魅力を広げたり、食を通して美唄に貢献できたらと思います。

郷土史料館で学んだように、先人たちが命がけで今の美唄をつくってきてくださった。0から新しいものを作るのではなく、繋いできてくださったものを大切にして、一つずつ変化を起こしていけたらと思います。

ーインタビュー、ありがとうございました!


編集後記

去年の11月に一人目の委員さんにインタビューをしてから、ようやく11人全員の思いをみなさんにもお伝えすることができました。

沼達さんは現在生徒会長の他にも、部活動やアルバイトで忙しい中、委員会に参加をしてくれていました。しかも全回出席!!今回のインタビューやプロモーションムービーの中で、委員会を通した変化を語ってくれたことが、すごく嬉しかったです。僕も一緒に学ばせてもらいながら、こういった方を一人ずつ増やしていくことが、まちの未来をつくっていくことに直結していると信じています。必ず高校コラボ実現したいですね。

それぞれバックグラウンドが異なり、それぞれまちへの思いもバラバラな中で、委員会が一つになれたのは、全員が美唄のために何かしたいという想いがあったんだと思います。改めて、一人ひとりの想いや取り組みがまちを形作っているんだという当たり前の事実に気付かされました。

これからは足を伸ばして、まちの人にもインタビューをしていきたいと思います。引き続き、インタビュー企画もお楽しみに!


→ Vol.27 委員紹介① 土本健太さん

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