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株式会社いるてと の カイゴいるてと

212本目。株式会社いるてとの事業所「カイゴいるてと
本格スタートから早いもので1カ月
なんだかんだ、色々ありましたが、ちょいと振り返ってみます。

自分で事業所を作る意味


介護を取り巻く社会の状況を、できる範囲で改善させたい。
自分を活かして役に立ちたい。

そんな想いで自分で事業を立ち上げようと決意しました。

僭越ながら、私が改善させたいことは、、、

① 老後が必ずしも望み通りにならないこと
② 介護職の社会的地位が低いこと
③ 介護が社会課題として語られていること



これらを改善するためには、

定期巡回・随時対応型訪問介護看護
という事業形態が一番フィットすると感じ、
事業所を作ろうと決意しました。

定期巡回についてはコチラも参照ください


おうちでの暮らしをあきらめない


介護が必要になったり、人生最期が近くなったとき
おうちを望む方が多い(58%)のですが、

実際は、病院で71%、自宅は13%(58%が望むのに)

理想と現実にギャップがあります。
現場でも感じてきました。

■左は死亡者数の将来の予想。■右のグラフは死亡場所のグラフ。青が病院、オレンジが自宅。


「退院日が決まったけど、どうする?どうしたらいい?」
「家族では無理だ。仕事やめるしかないのか・・・」
「夜の介護をどうしたらいいのか・・・」
「一人暮らしで心配だ。。時々見守ってほしいなあ」
「家族に迷惑かけたくないが、施設に入るのは、、、」

このようなニーズに、定期巡回の24時間365日のサービスは最適と考えています。

※なお、私は施設が良くないとは考えてません。
 施設がいいと選んで入るのはいいことだと思います。
 ただ、在宅という選択肢を知らないだけの場合には、
 知っておいてもらえたらと考えています。


なぜ、カイゴいるてとの定期巡回が最適だと考えているか。

・24時間365日対応、早朝も夜間も深夜も対応できる
・随時対応、随時訪問(緊急対応)ができる
・医療との連携を図れる
・喀痰吸引等行為事業者(登録特定行為事業者)だから


予定で決まった時間にしか訪問しない、とか
緊急対応はできない、とか
痰の吸引、胃ろうの対応ができない、とか

カイゴいるてとは、そのようなことはなく
柔軟に訪問しますし、緊急対応にも対応しますし、
喀痰吸引の対応も社員全員対応できます。

おうちでの暮らしを継続するためには、
臨機応変さ、いざという時の対応ができるか
できる準備ができているか

完璧というのは難しいかもしれませんが、
定期巡回という柔軟な制度を使いこなして、自分たちの学びも深めて
在宅介護のプロとして精進し続けます。

看取りは介護職の本領発揮


私は看取り介護こそ、介護職の本領発揮する場面であると考えています。

死を目前にした時期は医療の出番が減ってくるからです。

医療は、病気などを治すことが役割なので、
病気や老化に抗うのではなく”受け入れた”看取り期においては、
医療にできることは少なくなっていきます。

すると、日常生活を観る介護職の役割が大きくなっていくのです。


日常生活の延長に、死はあります。

高齢者にとっては、死は近いところにあり、
私たちのような介護事業者とのお付き合いが始まるということは、

介護が必要なわけですから、当然に死が近い。


死の目前だけ、優しく手厚くケアをするのが
看取り介護ではありません。

日ごろから、いつくるかわからないその瞬間を意識して、
その人らしく生き抜いていただくためにケアすることが、
看取り介護だと考えています。


医療での延命ではなく、自然に任せることを選んだ方をケアするにあたっては、

・ストレスを感じさせない立ち居振る舞い
・苦痛のない身体介護
・医療や家族様との円滑なコミュニケーション

これらを大切にして、温かい気持ちで関わること。

私が現場で大切にしていることです。


定期巡回で、看取りにも関わらせていただく過程は、
私たち自身を成長させてくれます。

看取りケアを経験した介護職は、
人との関わりを深く感じることができる。

仕事に対する意識を高めるきっかけになることも多いです。

そして学んだことを、次のケアに活かしていくことで、
介護職としての学びを深めていきます。

その成長した先に、、、

「介護職もなかなかやるじゃないか」

という評価を勝ち取り、
介護職の社会的地位の向上にも “結果として” つながればと考えています。

わたしたちは、介護職のスキルアップを通して、
おうちでの暮らしをあきらめない社会を目指しています。

歳をとることをポジティブに


長生きなんてしたくない。

みなさんはどうでしょうか。
介護については、社会課題として語られることが多いですから、
歳をとることについてネガティブな印象を持つ方が多いと思います。

・認知症で徘徊して大変だ(認知症という社会課題)
・介護のために仕事をやめないといけない(介護離職、という社会課題)
などなど

わたしたちは、在宅介護をポジティブに感じてもらえるような仕事を目指しています。

最期の瞬間までお供し、残された家族や関係した方々にとって
「おうちでよかったな」と感じてもらいたいですし、

「こういう風に介護してもらえるなら、歳をとるのも悪くないのかも」
と少しでもポジティブに感じてもらえたら、、、

実践を通して、介護を身近でポジティブなものに変換していきたいと考えています。



24時間365時間のカイゴいるてと定期巡回なら、
おうちの介護や看取りに対して、柔軟に対応することができます。

・退院時に、おうちで介護できるか心配なとき
・家で見守ることができたら
・家族に迷惑かけずに、家で暮らし続けたい

こんな想いにお応えしたいし、
定期巡回を理解し医療とのつながりを持つ我々ならできます!!

定期巡回専門コンサルSPINさんのバックアップもいただき、
私自身が定期巡回のオンラインコミュニティを運営してもいるので、
全国の成功事例から日々学んでいます。

役員の東郷さんは訪問診療でお勤めされているし、

代表の前川も、三鷹の介護事業に関わる中で医師会の先生とつながり、
「みたか多世代のいえ」の村野先生とも連携しているので、

医療との連携ができる強みもあります。


そして、超高齢者会は多死社会とも言われていて、
2023年以降、年間150万人が亡くなると言われています。


病院や特養などを増やしていくのではなく、
在宅での介護や医療、看取りを国としては求める流れがあります。

在宅介護、在宅医療、在宅看取り
これらの役に立ちたい!!


喀痰吸引等医療的ケアを実施できる事業所にもなりました(^^♪

さあ、がんばっていきますよ!!


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