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発展と貧困のマニラ。ぼったくられたらもう、寄付と思うしかない。

先日、フィリピンに行って来ました。きっかけはリクルート時代の後輩がマニラで働いているのを思い出したから。ふと連絡してみると、6月に仕事を辞めて帰国すると言う。「知り合いでもいないと、マニラに行く機会もないかもな。」と思った私は(マニラ好きの方、ごめんなさい。)往復3万弱のジェットスターの航空券をポチッたのでした。

マニラ着。久しぶりの東南アジア!

現地到着、深夜1時。空港の外に出るとすごい熱気。夜中なのに気温と湿度が全然下がってない感じ。前日、最高気温6℃の東京から来た私はユニクロの暖パン姿。空港の外に出た途端に、汗が背中を伝うのがわかります。

後輩と合流し、滞在先へ移動。今回の滞在は、Airbnbで彼女と同じコンドミニアムを押さえるというナイスな判断をしました。場所はマカティ、フィリピンのビジネスの中心地。到着後は28階の彼女が35階の私の部屋に来て、日本食のお土産を渡しながらの部屋飲み。

木曜深夜に着いて日曜深夜の便で帰る旅。丸々3日行動できる私のざっくりした計画はこんな感じです。

・金曜:夕方まで一人でぶらぶら。後輩の仕事終わりに合流して夜ご飯。
・土曜:避暑地タガイタイへ1日日帰り観光。
・日曜:マニラ周辺観光

天気や気分で決める余地を残しながら、フィリピン旅がスタートしました。

「マニラな3日」振り返り。

人が集まるマニラ周辺は開発も進んでいて高層ビルがたくさん。スタバも紙カップに紙ストローで、都会な印象を受けました。(単純。)ここでざっと3日間を振り返ります。

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1日目は巨大ショッピングモールを歩いて回ってスパを楽しみ、夜はスペイン料理をいただきました。フィリピンはスペイン統治の時代があったので、スペイン料理のお店が美味しいです。


2日目はタガイタイ。遊園地やはちみつ農園に寄って、景色を見ながら少し高級なフィリピン料理を食す。

驚きだったのがレンタカー。後輩が手配してくれていたのですが、なんとドライバー付き。フィリピンではこれが一般的だということでした。彼女の仕事上の知り合いということもあり、料金は丸1日で8000円くらい。これはラッキー!私はアメリカでは運転しますが、アジアは色々心配なので敬遠します。今回は露店でのマンゴーの値段交渉までやってくれて、大満足でした。*
3日目は世界遺産サン・オウガスチン教会を擁する城塞都市イントラムロス。第二次世界大戦で日本軍とアメリカ軍が激戦を繰り広げた地です。マニラは観光地ではないと思っていた私にとって、目から鱗。完全に観光地でした。(いい意味で。)

そして、ぼったくりは観光地で起こる。

どこの国でも観光地周辺には、それを生業にする人々がいるもの。フィリピンもそれは同じです。

それでは、軽いぼったくりをご紹介します。

イントラムロスで、トライシクルに乗りました。(自転車の横にカートを付けたようなやつ。)まぁ大体こういうのを使うときは、観光客価格というのは理解しているつもりです。30分で一人350ペソ。約800円くらい。

普通に回ったら2時間コース、と言われたので目的地を絞り「1時間で利用してもいい?」と聞くと「OK!OK!」の返事。客引きの青年も印象が良かったので乗ってみることにしました。

でも、この時点で油断してました。時計を見ていなかったのです。1時間コースを組んでくれたものだと思い込んでしまった。

結果、3か所の目的地を回り(入場料がいるので、中に入るのは私たちだけ。)なぜかガイドの青年に「僕はすぐ近くに住んでるよ。僕の家も案内するよ」と押し切られ(この辺で降りるよ、と言ってもダメだった。)、その結果・・・

「2時間かかったから1人1500ペソね。」

と請求されました。大体3300円、2人で6600円。時間もよく分からんし、暑さで疲れてるし、まぁぶっちゃけ普通に払えるし、その青年の住む貧しい地区で降ろされたので早く立ち去りたい気持ちもあり、払いました。

(確実にぼったくられたのは100ペソだけど、実際本当に2時間かかったのか?など細かいことを気にしだしたらきりがない。)

ちなみに、値段聞き返したり確認したりしている間、すぐ子どもが寄ってきて「Give me money!」と手を差し出され、断った後輩は太ももを軽く叩かれてました。笑(そんなに”笑”でもないけど。)私にも来たので、優しい「NO」と、叩かないでね、という謎のジェスチャーでお別れ。明るい時間帯なので怖くはないけど、ちゃんと自分で確認せねば、と改めて気を引き締めた出来事でした。

イントラムロス周辺にはかなり大勢の客引きがいます。払えない額じゃないですし、確かに自分で歩くと結構な距離なので、歴史に耳を傾けながら利用するもよし。でも、お金と時間は人任せにせず、自分で管理をお忘れなく!!

↑ ガイドの青年が住んでいる地区。短い動画です。

マニラ、楽しかったよ!でも・・・

結局全体的にどうだったか?と言われたら、楽しかったです。でも一人でも行くか?と問われたら行かないです。すみません。

街中は割と都会、でもシンガポールやクアラルンプールほどではない。少し離れると、古いアパートや荒れ気味の道路。排気ガスで淀んだ空気と汚れた海。発展の途中のようでもあり、途中のまま諦めてしまったようでもあり。

急いで発展しようとせず、環境を大事にして、先進国の真似事じゃなくてフィリピンらしい穏やかな街になってほしいな、と思っています。(薄っぺらい感想しか述べられないのが悔しい、、、!)

おまけ。ATMは1勝3敗。

海外ではキャッシング派の私ですが、東南アジアの機械はあまり信用していないので、少しでも信用できそうな空港のATMで現地通貨を下ろすことに。・・・が、パスワードまで入れて「完了しました」の表示の後、現金が出てこない。

その後、一流ブランドも入る大型ショッピングモールでも試しましたが、ダメでした。VISAもJCBもパスワードは入力できるけど、機械の一方的な「完了しました」が表示されるだけで、私の希望は叶らえられないまま。(せめて、完了しませんでした、と言って安心させてほしい。)一度だけ、郊外の遊園地で下ろせましたが、トータル1勝3敗です。ご注意を!

10円のサポートでも、もらえた事実が素直に嬉しいです。私も同じ金額を誰かにサポートして繋ぎます!