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ゲーミフィケーションのUI/UX(どう実装させるか編)【海外記事メモ】
今日は先日の記事の続きになります。
今回は具体的なゲーミフィケーションの実装について以下の記事の内容をメモしていきたいと思います。なお、画像なども以下から引用させていただいています。
本日もよろしくお願いします。
ゲーミフィケーションを実装するアイディア
ゲーミフィケーションを考える場合、以下のような要素をどうサービスに入れ込んでいくかを検討すると良いでしょう。
・達成
・アバター化
・バッジ
・挑戦
・お金(内部で使用できる通貨のようなもの)
・競争
・ユーザーのランキング(リーダーボード)
・レベル
・ポイント
・進捗のフィードバック
・報酬
ゲーミフィケーションを取り入れよう
しかしながらゲーミフィケーションは単純なものではなく、すべてのゲーミフィケーションの要素が成功するわけではありません。ただアバターやバッジを作ってみてそれが上手くいくように祈るようなものではあってはなりません。
Jesse Schellは講演の中でこう言いました。
ゲーミフィケーションはチョコレートのようなもので、多くのものの味をより良くするが、すべてがそうであるわけではない。
なにを、どのように、いつ使うかの知識が重要なのである。
もっと言えば、あらゆるゲーミフィケーションの仕組みは異なっており、すべてにおいてそれらが最適となるわけではありません。良い例がリーダーボード(ユーザーのランキング機能)です。
リーダーボードは、特にトップになれないとユーザーが悟ったときにユーザーを落胆させ、モチベーション低下を招く可能性があります。
Duolingoの興味深い事例として、彼らはこのリーダーボードをユーザーがランキングに参加したいかどうかの意思に合わせてトグルボタンで表示・非表示を切り替える機能を実装していたりします。
ゲーミフィケーションにおいて、もともとなぜ人々があなたの製品を購入したりサービスを利用したりするのかに立ち返って考えてください。
また、何が彼らのモチベーションとなっているのか、どうすれば顧客はあなたとビジネスをしたいと考えるのかを考えてください。
そのことについて理解をしたら、ゲーミフィケーションはどうすればより魅力的で、楽しいものになるのかを考えてください。
ゲーミフィケーションは型破りな解決策ではなく、ビジネス上のニーズや目的に合うようなかたちでプロダクトに組み込む必要があります。例えば葬祭ビジネスにおいてはゲーミフィケーションの適応は適切ではないでしょう。
また、ゲーミフィケーションを取り入れることで、財政的な課題とビジネスの根幹にある問題を同時に解決することは難しいかも知れません。もっとも重要なことは、ゲーミフィケーションを取り入れる前にビジネスとユーザーのニーズを理解することです。
一旦ユーザーが目的に対して「何をなぜ求めているのか」を理解したら、ゲーミフィケーションの技術はよく機能するでしょう。そうなったら早急にテストを繰り返すことを始めてみましょう。
ビデオゲームとは違い、ゲーミフィケーションは常に新しい機能追加を求められ、ユーザーに新たなやり方を喚起させ、彼らに常に新鮮な印象を与え続けるべきです。 -Brian Burke
Gamifyという本の中でBrian Burkeはゲーミフィケーションが失敗する主な3つの理由を挙げています。
・ビジネス上の目標が明確に定義されていない
・ゲーミフィケーションの目標設計がユーザー中心ではなく、組織優先になっている
・ゲーミフィケーションがユーザーの感情の度合いを反映させた設計になっていない
成功するゲーミフィケーションはユーザーの体験を魅力的なものにするプロセスです。ユーザーの動機と目標が実際どのようなものであるのかの情報を収集する考察の時間を設けることを検討してください。
EAやSONYのような会社ですら何百万$も投資したゲームに失敗しているように、ゲームデザインやゲーミフィケーションは最終的には非常に難しいものであることは確かです。
しかしながら、前述のようにリサーチとテストを繰り返すことで成功の確率は飛躍的に上昇します。
以下は「Gamification Toolkit」と呼ばれる、ゲーミフィケーションを実装するための堅実な戦略になります。
1.ビジネスの目的を定義する
2.ユーザーの行動をイメージする
3.プレイヤーを描き出す
4.アクティビティのサイクルを生み出す
5.楽しさを忘れない
6.適切なツールを配置する
なお、Gamification by Designはこのことを明確に示しています。
今日のまとめ
今日は実際にゲーミフィケーションをどう実装するかについての部分をメモしました。
ゲーミフィケーションと言えど奇をてらった施策があるわけではなく、私達UXデザイナーが日々取り組んでいる「目標の設定」と「ユーザーの観察」の繰り返しを行わなければならないという内容でした。
次回はまたこの記事をもとに、実際のゲーミフィケーションを実装したサービス事例についての部分を読んでいきたいと思います。
(つづき)
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