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【海外記事】なぜデザイナーはプロダクトマネージャーになるべきなのか?

今日はこちらの記事を読んでみます。なお、画像も以下から引用します。

ちょっと読みづらい英語であまり自分も内容を理解しきれてる自信が薄いのですが、自分なりの大胆な省略と意訳を駆使して読み進めました。もしよければお付き合いください。

本日もよろしくお願いいたします。


デザイナーには何が残されている?

なぜデザイナーはプロダクトマネージャーになるべきなのか

ここ数年の間、テクノロジー業界ではあることが起こり続けています。
デザイナーがデザインを行わない世界へとゆっくりと、しかし着実に下降していっています。職業全体でシステマチックにスキルが失われつつあります。

デザイン思考における課題の一部

長い間、おそらくデザインは技術的な課題解決としての職業と、アーティスティックやクリエイティブを追求する美学の間の綱引きが存在していました。明らかにこれら2つは連携してはいますが、いまだにデザインの真の意味についての議論が続けられています。

実際、デザインには技術化の側面があり、もとの定義から離れてある種の構成要素の組み合わせに近づいている動きもあります。これは他の職業、つまりフルスタックエンジニアのリスキリングが生み出した副産物かもしれません。このキャリアは確かに存在していますが、実際大抵の場合はフロントエンドの優先順位を下げるということになります。仕事はデザイナーの責任になりつつあります。Figmaの躍進や、FramerやWebflowなどのツールの人口を見てみてください。

しかしこれらは継続されている一方で、より興味深い、見方によっては憂慮すべき事態も起こっています。私はこれがどこから始まったのかはわかりません。(見当はつきますが、それはのぞき見や盗聴を避けて暗い部屋で行うべき会話です)

それはデザインの民主化です。これは一見良いことのように思えるでしょう。スキルのある人たちはデザインの決断ができるようになり、デザイナーではない人たちがクリエイティブのプロセスに参加できるようになります。これはとても良いことです。多くの課題を解決しています。しかしこれはまた微妙なスキルやクリエイティブに問題を解決する能力の価値を下げるものでもあります。

サービスを届けることはチームスポーツです。多くの人々が「私の仕事ここまで、あなたの仕事はそれ、そして他の人たちの仕事はあの領域」というような区分けをする動きから、現在では理想的にはより高い次元の目標に向けて必要なことを自分たちですべて行うように変化してきています。

それではこれらのスキルはどこへ向かっているのでしょうか。

デザインを超えたものづくり

私の本業はデザイナーです。しかし過去5年間で私はどんどん多くの時間をデザインマネジメントやプロダクト開発に割くようになりました。私の最初のPM職には奇妙な感覚がありました。私は自分がプロダクトマネージャーという自覚はなかったのでしょうが、実際は私がその間にデザイナーとして見逃してしまっていたことをPMとして行っていたことのでした。

私はユーザーが達成したい目標の定義をおこない、優先順位をつけ、それらをスケッチし、明確化させました。私が唯一出来なかったのはデザインツールでレイアウトすることだけでした。美的感覚に基づく決定をおこないましたが、それらは私がかつて行っていたことでした。私のキャリアを考えると少なくとも私のチームは快適であると思います。

私はキャリアの中で何人かの素晴らしいプロダクトマネージャーといっしょに仕事をする楽しさを経験していました。しかし私はプロダクトマネージャーへの恐ろしい経験談を持たないデザイナーに会ったことがありませんでした。大抵誰かがデスクを占領して、デザイナーの重労働に対する報酬を横取りしているのです。

しかし、実際にはデザイナーが実際に重要な決定を下す権限はますます少なくなってきています。

この点に関して、規模の大きな組織のデザインについて話していると言っても過言ではありません。小規模な事業やブティックデザイナーなどの場合は異なってくるでしょう。個人的な知り合いで素晴らしい見た目の自分自身のウェブサイトをデザインして構築までしている人たちは決してPMとして働くことはありません。しかし、お金や安定感をもたらすのは大きな組織とそれに伴う構造や課題にあるという事実と向き合わなくてはなりません。

プロダクトマネージャーはロードマップを考えるために計画を立てる役割を担います。良い仕事をするための様々なサポートをするため、ステークホルダーやチームとコミュニケーションを取ります。しかし少なくとも私の経験上はこれらは大きな決断機会をなくしているようにも感じられます。これらはプロダクトにおけるビジュアルデザインを軽視するものではないのですが、私達はみな「形状は機能に従う」ということを語られる業界の中で成長してきました。つまり、見た目はそれ自体の機能よりも重要ではないとされている、ということです。

その結果として、仕事の中でデザイナーはこんなことを言われることになります。
「ダメダメ。これは私が下した決断で、あなたが行おうとしている仕事よりも重要なものです。」
これは単純化してはいますが、現実です。

これは規律としてのプロダクト開発に対する攻撃ではありません。デザイナーとして、私は巨大なテクノロジーの展開について計画したいわけではありません。しかし、もしユーザーの課題を解決する方法に関しての責任を負えないとしても、私はここに居続けたいとと噛んたています。

良いPMの仕事と良いデザイナーの仕事はコインの裏表のようなものです。一方は構造や計画、優先順位付けを行い、もう一方は探索や定義を行います。PMはリサーチや探索をデザイナーが扱える実用的なツールへと還元します。そして彼らはお互いに最初に行うことを決めることができます。

私はデザイナーはプロダクトマネージャーへのキャリアチェンジを模索する必要性を感じています。誰もが人々のマネジメントをしたいとは思っていないでしょうが、別の選択肢が必要となってくるのです。

もう一度、初めてのキャリアとして技術を有する製品のマネージャーやプロダクトマネジメントを選択した人には興味がありませんが、デザイナーはどうでしょうか。プロダクトをデザインの延長として見てみてはいかがでしょうか?

御存知の通り言うことは行うことよりも簡単です。しかし成長は簡単ではありません。それはデザインの才能を放棄するということではなく、デザイナーの役割が変化したものとして理解することです。もし私達が自分たちの役割を維持しながらより大きな存在として理解してもらいたいのであれば、プロダクトマネージャーになるべきなのです。

それではデザインに何が残るのか?

正直に言えば、これはそれほど多くありません。過剰なコンポーネント化とそれによるデザイナーの権限の低下は今後も続いていくことでしょう。そしてAIツールがより高性能になるとデザインの単純作業はどんどん外へ追いやられていくことでしょう。

では何が残るのでしょうか?

クリエイティブとデザインが業界をリードしていくことを願っています。もしくは少なくともより良い表現になることを願っています。

感想:デザイナーのキャリア変更先は別にマネジメント以外にもあるのでは

比喩表現が多くて読解力を要する文章だったのですが、恐らく要は「デザイナーの立場は今後も弱まっていくからマネジメント側に回れよ」という主張だったようにも感じます。

これも主張の一つとして確かに理解できるものではありますが、一方で今あるデザイナーの仕事の価値を変容させながら向上させていくという方向性もあるように思います。むしろ自分は後者に興味があります。

以前の記事(※第四章)でも書いたのですが、AIなどのツールが破壊していくのは既存のデザイナーの仕事であって、そういったAIツールを使いこなしながらこれまでにないクリエイティブを発揮する役割やエンジンを積んでいるのはやはり人間だと考えます。

筆者の主張もわかるけど、別にデザイナーの今後のキャリアはマネジメントだけじゃないよなぁとも思いました。


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