Webライターのブランディングを経験年数別に語ってみた!
信頼されるライターとして、また案件獲得のためにはブランディングが必要と言われていますが、ライターのブランディングは具体的に何をどうすれば良いのでしょうか。
今回は、ライターとしてのキャリア別(副業としてライターになったばかりの方とライター3年目の方)に、ブランディングの方法をご紹介します。
ただその前に、そもそもブランディングとマーケティングは何が違うのでしょうか?
ブランディングとマーケティングの違い
ここでは定義的なことや細かい話は置いておいて、ブランディングとマーケティングの違いを簡単にお伝えします。
ブランディング
ブランディングは、自分や自分のビジネスが他と違って特別だと感じてもらうために、そのイメージや印象を作ることです。つまり、「〇〇と言えば〇〇」と世間一般的に知ってもらうための活動です。
好きなタレントやスポーツ選手、アーティストを思い浮かべてみるとわかりやすいです。たとえば、赤いスーツを着ているタレントと言えばカズレーサーさん、というように。
その人のユニークな特徴(特有のファッション・キャッチフレーズ・スタイルなど)がブランドとなります。
マーケティング
マーケティングは、そのブランドを知ってもらったり、買ってもらったりするための活動や戦略のこと。つまり、ブランドの存在を広めるために、どうやって宣伝するかを考えることです。
たとえば消費者側は好きなブランドの新商品が出たとき、広告やイベントによってその新商品を知ることが多いと思いますが、それらはマーケティングの一環です。
ライターのブランディング
ライターのブランディングは、自分自身を一貫したイメージとしてアピールすることです。実際に、副業としてライターを始めたばかりの方とライター3年目の方に適したブランディング方法を考えてみましょう。
副業としてライターを始めたばかりの方のブランディング方法
1.自己紹介と専門性の確立
簡潔なプロフィール作成:自己紹介をシンプルにまとめ、自分が書けるテーマや興味のある分野を明確にしましょう。
例:趣味は北海道旅行と料理。北海道の観光や料理男子をテーマにした記事には自信があります。
2.ネット上でのPR
ポートフォリオの作成:自分の作品を掲載する簡単なサイトを作成しましょう。サイトはWordPressやWix、Jimdoなどを使えば、htmlやcssといったコーディングの知識がなくても作れます。サイトは難しい…という方はアメブロやnoteのようなブログのプラットフォームでも十分です。
SNSの活用:X(旧Twitter)やLinkedInなどで仕事専用のアカウントを作成し、自分の書いた記事をシェアしましょう。今やSNSは自分を知ってもらうのに必要不可欠です。
3.交流の場を持つ
ライターコミュニティへの参加:オンラインフォーラムやライターのミートアップに参加するなど、他のライターと交流することで刺激を得るのも良いでしょう。多様な価値観を知ることで執筆の幅が広がります。コミュニティがお堅く感じるなら、SNSのグループ交流でも十分です。
4.クライアントとの関係構築
良好なコミュニケーション:これは仕事をする以上、当たり前ですが、クライアントに対して迅速かつ丁寧な対応を心掛けましょう。連絡やメールの文章、言葉遣いについては、ライターだからこそより質が求められます。
ライター3年目の方のブランディング方法
1.専門性の強化
ニッチな分野での専門性確立:これまでの経験を基に、特定の分野での専門知識をさらに深め、その実績を積極的にアピールしましょう。
例:半導体関連、とりわけデータセンターやGPUなど、テクノロジーの分野に特化した記事を多く執筆してきたので、御社のオウンドメディアに貢献できると思います。
2.ネット上でのPR強化
プロフェッショナルなサイト:ポートフォリオとして作成した既存のサイトを更新し、デザインにこだわったり、SEO対策を強化したりしましょう。
SNSの活用:これまで以上にSNSでの発信に時間をかけて、フォロワーや共感を集めるようにしましょう。
3.パーソナルブランドを築く
独自のスタイルを確立:書き方や視点を一貫させ、自分ならではのライティングスタイルを強調するのも良いでしょう。芸人のギャグと同じで、〇〇さんらしいと思わせる文章です。ちなみに、僕は電子書籍のまえがきの最後でよく「それではまたあとがきでお会いしましょう」という一文をかれこれ7年くらい使っています。
4.クライアントとの関係構築
リピート戦略:プロジェクトが終わってもフォローアップや次の案件の提案をするなど、既存のクライアントとの関係をより深め、継続的にお仕事をいただけるように努めましょう。
5.業界内での存在感
講演会やセミナーへの参加:業界イベントでの講演やセミナーに参加し、専門知識を共有することで、ライターとしての認知度がさら高まります。交流の質を上げていくこともライターとしてのキャリアアップに必要な行動です。
まとめ
ブランディングとマーケティングはどちらも大事ですが、ブランディングに関して言えば、今回お伝えした方法を実践することで、それぞれのキャリアステージに応じた効果的なブランディングが可能になります。
ライターの仕事を続けていくためにも、ぜひ参考にしていただると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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