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「特別編 響け!ユーフォニアム」を観ました!

シアターの出入口付近に掲示されていたチラシ。

昨朝、「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」を観てきました。

元は武田綾乃によるライトノベルをTVアニメ化したものです。いわゆる“ラノベ”が嫌いで、それが原作のアニメはほとんど見ない私ですが、本作はTV放映時から好きで視ており、この映画も楽しみにしていました。

内容は京都の北宇治高校吹奏楽部の部長となった2年生の黄前久美子を中心に展開していきます。

脚本は花田十輝、私が注目している脚本家ですが、相変わらず展開に冗長さが無く充実しています。
演出・作画も全編にわたって丁寧で破綻がありません。
キャラクターが棒立ちでセリフを喋っているだけのアニメがある中、本作はセリフ回しが“会話”になっており、また、その際のちょっとした“仕草”も描かれている“芸細”な描写に唸らされます。

黄前久美子役の黒沢ともよ(1996.4.10生まれ)はTVアニメ第1期(2015.4.8~7.1)の際、子役出身のため演技は巧いのですがまだ10代だったためか、初々しい独特な雰囲気がありましたが、本作では演技がこなれており雰囲気が変わっているのが微笑ましく感じました。

上映時間58分ということもあり劇場映画ならではのダイナミックさはありませんが、大変質が高い作品と言えるでしょう。
さすが京都アニメーション制作!

最後に、キャラクターデザインを担当したアニメーターの池田晶子さんが、あの放火事件により44歳で命を落とされたのは非常に悲しいことです。
謹んで哀悼の意を表します。

※文中敬称略

シアターの出入口前に展示されていた監督と出演者のサイン入りポスター。
映画のパンフレットを買ったのは久し振りです。
当日の入場券。本作は特別上映のため料金は1.500円。

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