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にゃーにゃーにゃー、から始めよう

2月22日は猫の日。昨今の猫人気にあやかろうと、さまざまなイベントが開催されていますね。

猫と一緒に暮らしてみるまで、私は猫のことを誤解していました。たぶん、かなり。

クールで、シュッと機敏で、人には懐かない。そう思っていましたが、一緒に暮らしはじめてから考えはガラリと変わりました。

まず、結構どんくさい。テーブルの上や、台の上に登るときに、ずるりと足を滑らせてぶら下がっていたり。アテレコするならば「たーすーけーてー!」といった感じです。

クール、な猫もいるとは思います。ただ、クールというよりは過剰なほどのマイペース。彼が座ろうと決めた場所に邪魔なものがあれば、落とす。人間の都合はどうでもいいんです。夜、寝ていたって、叩き起こされます。

「それは触らないでほしい」と思っているものは、確実に触ります。ちょいちょいと手をかけて、ちらっと私の反応を伺っては、またちょいちょいと触れたりして。構ってほしいときに、わりとよくあることなんです。

ご飯についても、結構悩ましいです。時折、「食べさせてくれないと、ボクは食べられないから!」と言い出したりします。そんな時は、どれほど時間の余裕がなくても、私の手のひらにカリカリフードを乗せて、少しずつ食べている姿を見ていなければなりません。

意外と甘えてきてくれるのが嬉しくて、夜中の3時に騒ぎ出し、眠りを妨げてられたとしても「あー、今日は元気そうだなぁ」と夢うつつながらに考えたりします。

人間同士だって、一緒に暮らしてみるまでは知らなかった習慣とか、たくさんありますよね。猫も、同じです。「猫は、こういう感じでしょう?」と思い込んでいると、あれ? 全然違うなぁと実感しました。

猫と暮らしはじめたときに、できるだけ猫にストレスをかけないで楽しく暮らさせてあげたいねと、夫と話し合いました。人間が良いと思っていても、猫にとってはストレスかもしれない。言葉が通じ合わないからこそ、あらゆることを考えていこうと。

そのときに、かなり参考になった番組がありました。BS・ディスカバリーチャンネル(アニマルプラネット)で放送されていた「猫ヘルパー・猫のしつけ教えます」というものです。

現在ではhuluでも配信されているみたいです。

ジャクソンギャラクシーさんという、一見強面の男性が、ネコとの暮らしで悩んでいるお家を訪れて問題を解決するという内容です。

夫がかなり真剣に見てくれていたのですが、割と問題の起こりやすいシチュエーションとして同居をはじめたばかりのカップルで、一方は猫が好きじゃない(猫との接し方がわからない)などが多いと言っていました。ただ、一緒に暮らす人間よりも、生活環境を猫のために変えてあげることが大事なんだというパターンが多いとのこと。

具体例を挙げるとリビングに人間を見下ろせるくらいの棚を作ってあげること。人間に触れられることなく、落ち着いた高い場所を猫は好むため、棚を作ってあげてくださいと、かなり多くの家庭でアドバイスされているようでした。

わが家でも、市販されているキャットタワーは置いてありました。ですが、それだと猫が一番高い場所にのぼったとしても、人間と同じ目線か、少し低い位置でした。わが家でも猫のストレスを解消するためにと、天井近くまで、階段状の棚を作ってあげることにしました。ストレスが減少しているかどうかは分かりませんが、ご機嫌にその棚を上り下りしているので、気に入ってくれているのでしょう。

言葉は通じ合わなくても、行動やしぐさをみて「なんで、こんなことしてるんだろう?」と考えてみる。ネコミュニケーションのレベルをもっと上げていきたいです。


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