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レースで勝敗以外に大切なこと。

長野県にある富士見パノラリゾート
冬はスキー場として賑わう場所ですが、
中1息子が、
ここで行われた「シマノ バイカーズフェスティバル」に参加しました。

簡単に言うと、
オフロードの自転車レースです。

息子の結果は、完走した38人中、34位
数字だけ見ると、惨敗です。

一緒に参加したチームメイトは12位。
3周回差をつけられました。

レースに参加する以上、
上位を目指すことはもちろんですが、
今すぐに1位にならなくても別にいいんです。

「中学生以上の男性」のカテゴリですから、
全日本クラスの選手もいます。
今の息子が、そんな人たちと競えるはずがありません。

でも、
レースに参加する以上、
今の息子がやらなければいけないことがあるはずです。

今日の息子のレースで、
ちょっと残念だったのは次の2つ。

最初から最下位。
そして、現時点の自分を出し切れなかったこと。

レース前の試走で、
実際にコースを走ってみたところ、
想像以上にラフだったようです。

転んだら、崖の下まで落ちてしまうような場所もあったとのこと。

そんなコースで、
試走中に落車する人が続出。
息子自身も軽く転んだりして、
あの5月のレースで落車してヒザを4針縫った記憶がよみがえり、
怖くなってペダルが踏めなかったそうです。

そして、
長野と言えども、この炎天下

試走が終わった時点で、
少し風邪気味なのも手伝って、
息子はすっかり弱気になっていました。

コースが怖い。
ケガの記憶がよみがえって、怖くて踏めない。
速く走れない。
もう、ゆっくり走る。
暑いし、風邪で少し呼吸も苦しい。
途中で棄権してもいい?

そんな状態でした。

無理はするなと言って送り出したけど、
完全に戦意喪失の息子。

レース開始直後から、
まったく前に出ようとする、気配はなく、
次々に抜かれ、あっという間に最下位

さすがに、応援してる方としては
「えっ…」って感じです。

お友だちの方は、ひとつでも前に行こうと、
ガシガシと自転車を漕いで走っていきます。
差はどんどん開きます。

そして、レース終了。

お友だちは、
すべてを出し切って、
地面に大の字になって動けずにいました。
「あともう少しで10位に入れたのに悔しい!」と、
悔し涙に暮れていました。

その一方、
完走しただけいいでしょ、という感じの息子。

確かに、体調も悪い中、
この炎天下で1時間走り切ったのはすごいです。
よく頑張った。

でも、もう少し、
闘争心を出してもらいたかったと思うのは、
親の都合、親のワガママでしょうか。

レースは勝敗だけではありません。
でも、参加することでしか学べないことがあるし、
レースは本人だけのものでもないと思ってます。
応援される側としての責任もあるはずです。

今はまだ子どもだし、
こんなことを言うのは酷かもしれません。
親子だから応援もサポートもします。
でも、
今後もレースを続けるならば、
いずれプロとして活動したいという思いがあるなら、
本人の姿勢次第で、
チームとしてのサポートの仕方も変わってくることもあると思うんです。

それが、勝負の世界です。

私たちとそんな話をした後、
最後に、ポツリと、
「俺ってホント、情けないよなぁ…」と、言った息子。

息子の闘争心をあえて煽った部分もあります。
今後はレース前の体調管理には気をつけて、
練習に励み、
また闘って欲しいと思います。

これからも、
しっかり応援していきます!



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