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3.迎えるなら子猫以外はありえない。だって先住犬がいるから??

前回うかがったシェルターで成犬×子猫の組み合わせがよいとアドバイスを聞いてから、わたしたちは子猫の募集がないか探し続けた。

日が経ち、3月4月に入ってくるとポツポツと生まれたての子猫の記事を目にするようになり、そしてそれと瞬時に重ねられる里親決定の上書きも同時に目にはいるようになってきた。

当然かもしれないが子猫の人気は高い。

わたしはチワワとの相性が猫を迎えるにあたって最大の問題と感じていたので、迎えるならば絶対に子猫。
先入観もなく、純真無垢な子猫でないとうちのチワワとは難しいと思ってしまっていた。
そしてシェルターを見学するにつれて元々動物好きだったこともあり、ネコという生き物が欲しいともわたし自身も思ってしまった。

そうこうして4月末
トリミングサロンからの帰り、その店舗内にある里親募集の張り紙を見つけたことで運命が動いた。
それは個人で活動されている方のチラシで子猫の写真が載っていた。
夫の視線の先はロックオンされている。
「ほしいの?」
「うん。かわいいよね」
「子猫だし、掲載から時間も経っているかもしれないから、もう里親さんも決まっているかもね。でもダメもとで聞いてみる?」
電話が苦手な夫の代わりにわたしが聞いてみることにした。


呼び出し音5コール目にして電話がつながった。
「いま、チラシを拝見しまして。子猫を探しているんですけれど、掲示されているネコちゃんってもう里親決まりました?」
「ああ、有難うございます。そうですね。。決まった子もいるんですけれど、まだ何匹かは貰い手が見つかっていないんですよ」

電話口の女性の声は明るく、気さくな感じだった。
「いまはキジトラちゃんの子と、カリカリを練習中の子猫がいますね。一度見学にこられます?」
「いいんですか!?」
実家でキジトラ猫を飼っている夫は目に見えて喜んでいた。
時期はゴールデンウィーク。
これと言った用事のないインドア気質のわたしたちはさっそく連休を利用して保護活動をしている民家を訪ねることになった。


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