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【BL二次小説(R18)】 メガネ男子④


新開は、荒北の蕾に挿入した玩具のリモコンスイッチを入れた。

 

 

ヴイィィン。

 

「あっ!ああっ!」

 

のけ反る荒北。

棒先の球がちょうど良い部分に当たって、振動が快感を呼ぶ。

 

 

「さっき宴会場でおめさんがメガネ掛けた時な、場の全員がおめさんのこの姿を想像したんだぜ」

「なっ!ンなワケあるか!ア、アアんッ」

 

「ンなワケあるんだよ!男ってのは!」

 

新開はリモコンスイッチを強くする。

 

ヴィーーー。

 

「アーッ!アーー!!」

 

荒北は叫び、腰を大きくグラインドさせる。

 

 

「自分がどんなにエロい存在か自覚しろ靖友!そして二度とみんなを挑発するな!」

「ち、挑発なんか……アハァ、ハァッ、アアア」

 

「目を開けろ靖友!自分のその姿を見ながらイけ!」

「い、嫌だァ!」

「見るんだ!」

 

 

新開はリモコンスイッチを最強にした。

 

ガーーーッ!

 

「ア゛ア゛ーーー!!」

 

あまりの振動の強さに思わず目を見開いてしまった荒北は、姿見に映った自分の淫らな姿をモロに目撃してしまった。

そのショックと羞恥心と快感が合体して、一気に絶頂を迎えた。

 

 

 

「ぅアアアーーーーーッ!!」

 

 

 

 

 

果てて消沈している荒北の蕾から玩具をズルズルッと引き出す新開。

 

「あう」

 

抜き取った瞬間、荒北はビクンと反応した。

 

 

 

玩具を洗浄して箱に片付けていると、荒北の鼻をすする音が聞こえた。

 

グスッ。

 

見ると、荒北が涙をポロポロこぼして泣いている。

 

 

「……靖友」

 

「こんなヒドイこと、しないで新開ィ……普通に抱いてくれよ……」

「……!」

 

 

新開はハッとして、慌てて荒北の拘束を解いた。

 

「ごめん靖友!ごめんよ!」

「新開ィ……」

 

新開は荒北を抱き締める。

荒北も新開の背中に腕を廻して弱々しく抱き締めた。

 

 

「好き……新開」

「靖友!ごめん!オレ……」

 

荒北の目から涙がどんどん溢れてくる。

 

 

「オレのこと……嫌いになっちゃヤだァ……」

「オレがおめさんを嫌いになるワケないじゃないか!靖友!好きだよ!大好きだ!」

 

荒北は嗚咽している。

 

 

「オレがいけないんだ。オレが気持ちに余裕が無いせいで……。おめさんはこんなにオレを好いてくれているのに。オレは嫉妬ばかりして……」

「新開、好き……。好き」

 

荒北は新開にチュッチュと口づけする。

 

 

「オレがもっとドンと構えていられれば問題ないのに。オレの心が狭いせいでおめさんを傷付けて……ごめん靖友。ごめん」

「好き。好き。好き」

 

シラフの荒北なら絶対言ってはくれない「好き」を、デレ北は連発してくれる。

あんなに酷いことをしたのに、自分を慕ってくれるのだ。

 

 

「好きだよ靖友。愛してる。誰にもおめさんを渡したくない」

「新開……抱いて」

「うん」

 

 

新開は荒北を抱き抱えてベッドへ向かった。




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