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リモートワーク元年(2020年)入社の新卒社員から聞いた、働き方のリアルな話

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、マクロミルでも2020年よりリモートワーク(以下、RW)を基本とする働き方が浸透しています。
今回はRW元年に入社した新卒社員たちがこの1年をどう過ごしてきたかを知るべく、「20新卒座談会」を開催。マクロミルで社内広報を担当する岩原希未が、先輩社員も知らなかった新卒社員の意外な声をお届けします。

岩原プロフィール

※本企画は社内報「ミルコミ」Vol.163(P.30~33)に掲載した内容を一部抜粋しています。紙面では本記事の内容に加え、先輩社員や20新卒社員の声もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪

<20新卒座談会参加メンバー>

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(左上)青柳貴大/第1事業本部セールスディベロップメントUフィールドセールスG
(右上)永沼瑞穂/第1事業本部データコンサルティングG
(左下)坂本里華/統合データ事業本部統合データ事業部2セールスU5G
(右下)芳田涼/第1事業本部リサーチソリューション部3G


出社はまだ5回以下!?

― 20新卒は入社時からオンライン研修が行われるなど、RWをメインとした働き方をしてきましたよね。これまでに何回ぐらい出社していますか?(2021年3月時点)

永沼:出社は3回程度です。正直、会社でやる業務はあまり集中できなかったですね。人が歩いているだけでも気が散ってしまう上に、社内設備や備品の使い方が不慣れで、何をするにも時間がかかりました。でも同期と一緒にランチに行けたので、出社できて楽しかったです。

坂本:私も出社は5回ほどです。人に見られながら仕事をすることに慣れておらず、常に緊張感がありました。出社している方は少なかったのですが、それでも家の方が集中できるなと感じましたね。コピー機の使い方は12月頃になって初めて教えていただきました(笑)。

青柳:営業は出社推奨日が設けられていて、7月以降は週1~2回出社していました。話しやすい同期が一緒に出社していたからかもしれませんが、家と会社での集中度合いはそこまで大きく変わらなかったです。

青柳さん

芳田:僕は集中したい時、できるだけ出社するようにしていたので、出社自体は何度もしています。リサーチャーはRWを活用する人が多く、周囲に出社している人がほぼいなかったこともあり、オフィスはすごく集中できる環境でした。

― 最初の研修は、入社日の前日に急遽オンラインへと切り替わりましたよね。入社前、不安に感じたことも多かったと思いますがいかがでしょう。

青柳:そうですね。僕は、周囲の同期から孤立しないかが一番心配でした

永沼:私も青柳さんと同じで、先輩や同期と仲良くなれる自信がなかったです。最初はちょっとした会話や雑談もできなかったので、とにかく平和に過ごせるかが不安でした。

芳田:僕は大阪から上京して、一人暮らしを始めたばかりだったため、通信環境が整っていなかったのがとても不安でしたね。僕以外にも地方から出てきた同期は同じように感じていたと思います。

坂本:私は大学の卒業式も中止になり、「入社式もオンラインだろうな」と、なんとなく想定できていました。なので、オンラインに急遽切り替わっても、意外と冷静に受け止められました。

― 研修時や配属後に、RWで困ったことはありましたか?

永沼:会ったことのない先輩ばかりで距離感が分からず、どんな雰囲気で質問をしたらいいのか常に手探りでした。その状況を見かねて、先輩から困っていることはないか聞いていただいたり、通話で直接話しながら進捗確認する時間を作ってもらったりしました。気軽に質問できるチャットルームも用意してくれて、そこで先輩方と雑談をすることもあります。そのおかげで、少しずつ距離感を掴んでいけたように思います。ちなみに入社からちょうど1年が経ちますが、まだ一度も直接会えていない先輩がいます(笑)。

永沼さん

芳田:配属当初はOutlookに登録されている予定のみで先輩の状況を判断していたため、声をかけるタイミングを考えるのが難しくて。今は綿密に予定登録してもらっているので、先輩の状況も掴みやすく、スムーズに業務を進められています。

青柳:研修時は同期の顔と名前がなかなか一致せず、皆のこともよく分からない状態でした。その中で周囲から自分がどう映るかが気になり、皆の前で質問するのが少し怖いこともありました。「これが分からないのは自分だけかもしれない」と思って、質問しづらい時もありましたね。でも研修のグループワークを通して皆の顔と名前を徐々に覚えていくうちに、話しやすい人も見つかり、それからはチャットでこっそり相談や連絡ができるようになりました。

坂本:先輩に何かお願いをする際に、失礼にならない文言を考えながら依頼をするのが大変でした。研修時に習ったメールの書き方をテンプレにして使ったり、ネットで調べたりしながら、言葉遣いを学んでいきましたね。

永沼:それ、すごく良く分かります。あとは、自ら意識して習得したのはツールの使い方ですかね。分からないことがあった時は極力自分で解決したくて、ヘルプデスクのサイトを読んだり、ネットで検索したりしていました。その他にも、Teamsで同期同士の雑談チャットがあるので、頻繁に相談しています。

先輩の気遣いに助けられる

― RW中、先輩にフォローしてもらえて良かったことはありますか?

坂本:何気ないことでも簡潔にやり取りしていただける先輩がいて、本当に良かったなと思います。先輩との関係性ができていない中だと、「何でも答えるよ」と言ってもらえても、「丁寧に聞かなきゃ」「これを聞いたらどう思われるんだろう」と身構えてしまって。質問するのに時間とストレスが掛かってしまうことも多かったんですよね。もちろん先輩との関係性を少しずつ作れてきたのもありますが、こちらから送った質問に対して、さらっと「こうすればいいよ」と一言で返してくれるやり取りにはかなり助けられました。

芳田:先ほども話しましたが、やはりスケジュールを綿密に登録していただけたことです。先輩に声をかけて良いタイミングなのかが一目で分かるのは大変助かっています。

芳田さん

永沼:対面の方が気軽に質問できるとよく聞きますが、最初からRWだった私たちの負担を少しでも減らすために、先輩方がチャットで質問しやすい雰囲気を作ってくれていたんだろうなと思います。「何かあったらいつでもチャットしてね」と言ってもらえたので、困った時はとりあえず質問を送ってみようと思えて、とても心強かったです。

青柳:気を遣わずに話せる先輩が近くにいるのは、本当に有難いですよね。僕は1on1などの場で、悩みを吐き出せる時間を作ってもらいました。

― 同期とのコミュニケーションや息抜きはどのようにしていたのでしょうか?

永沼:仕事に余裕があるときは、「リモート飲み会しよう!この日空いている人いる?」と同期の雑談チャットに送っています。そうすると、皆気軽に集まってくれるんです。同期のコミュニケーションが減ってしまうのは悲しいので、RWでも同期との交流は大切にしています。

芳田:僕は、「先輩に聞くまででもないけれど、これってどうなの?」という疑問をすぐに解決できるよう、Teamsで同期のナレッジ共有チャネルを作成しました。皆が案件対応していく中で情報を共有し合い、スキルの底上げができていると感じます。

永沼:Teamsの同期グループは重要ですよね。以前、雑談チャットで「業務中にこんなことで困ったんだ」とTwitterのように呟いてみたら、皆が「あ~分かる」と反応をくれて。RW環境下だからこそ、自分から雑談することを大事にしています。

青柳:僕は研修時に、「学生時代のアルバイトで、インフラ周りのことを学ぶ機会があり、PCの使い方は比較的慣れています」と自己紹介したら、自然と相談が寄せられるようになりました。グループ内では「ヘルプデスクに聞く前に、青柳くんに一回聞いておこう」という状態になっています。同期はもちろん、先輩たちからも頼られるのは嬉しいですし、自己アピールをしていくのも大事だなと感じました(笑)。

坂本:同期と一緒に、部署の忘年会やチームの達成会などを企画する機会が多かったです。20新卒が中心になって「オンラインで何ができるか」を考え、最終的にはRemoというオンライン会議ツールを使って100人規模でクイズ大会やビンゴゲームを実施しました。同期と密にコミュニケーションを取れる良い機会になりましたし、先輩からも企画を評価していただけたのが嬉しかったですね。

坂本さん

安心して成長できる環境がある

― 最後に、これからマクロミルに入社する新卒たちにアドバイスをお願いします。

坂本:私自身、周囲から「変に思われるかも」という勝手な思い込みで行動できないことがあったのですが、「気にし過ぎは損だよ」と先輩に言ってもらい、気持ちが楽になったんです。これから入社する皆さんには、「自分が気にするほど周囲は見ていないから、何事もまずは一歩踏み出してみて」と伝えたいです。

青柳:僕も坂本さんと似たアドバイスになりますが、何事も恐れず、挑戦できる環境に思い切り飛び込んでもらえればと思います。とある失敗をした時、先輩に「失敗から学んでくれればそれでいいんだよ」と言われたことがあって。先輩方は失敗ではなく、そこからいかに成長するかを見てくれているので安心してほしいですね。

芳田:RWが基本になって、コミュニケーションやモチベーション管理が難しい部分もありますが、困ったら一人で抱え込まずに先輩や20新卒にどんどん相談して、解決してもらいたいです。

永沼:入社前、会社はとても怖いところだと思っていましたが、実際に働いてみると本当に優しい方ばかりでした。最初は先輩に声を掛けるだけでも緊張するかもしれませんが、私も皆さんが気軽に質問できる先輩を目指すので一緒に頑張りましょう!

― 皆さん、貴重なお話をありがとうございました。

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最後は皆さんで20新卒ポーズ♪

※本企画は社内報「ミルコミ」Vol.163(P.30~33)に掲載した内容を一部抜粋しています。紙面では本記事の内容に加え、先輩社員や20新卒社員の声もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪