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組織が活性化するマクロミルの表彰イベントとは?クライアントの “パートナー” として取り組んだ事例をご紹介

総合マーケティング支援企業を目指すマクロミルグループのMissionは、クライアントのより良い意志決定を支援するために、クライアントが心から満足し、感動するサービスを提供することです。

このMissionを体現するリサーチャー、プランナー、営業担当たちにフォーカスし、クライアントの課題解決に導いたプロジェクトについて発表し、その功績を評価し表彰する社内イベント「MM-1グランプリ」についてご紹介します。

2020年から始まり、今年で3回目の開催となる「MM-1グランプリ」の具体的な内容や特徴について、運営者の平林千奈さんと木内彩さんにインタビューし、ビジネスで成果を上げる組織力や、最適化を行うためのマクロミル独自の取り組みについて、広報の井上が伺ってきました。

目指すのは、クライアントと共に課題に取り組む「パートナー」

―「MM-1グランプリ」の概要とテーマを教えてください。
 
平林さん:

「MM-1グランプリ」は、クライアントの課題解決に関わるメンバーが、マクロミルグループのMissionを体現した活躍をお互いに称え、ナレッジを共有し合う場です。クライアントの課題を深く認識し、最適な提案と課題解決に導いたプロジェクトについて、個人または、チーム単位で発表します。発表する側も視聴する側も相互的に刺激を得ながら、個人がさらにレベルアップすることを目指しています。
 
コロナ禍を境に、クライアントのマーケティング活動において、急速に変化している消費者行動をよりスピーディーかつ精緻に把握することが必要となりました。消費者接点や購買に至る経緯が多様化している中、様々なデータを活用し、消費者理解へと役立てる動きが加速しています。現在、これまでの「リサーチだけ」のご支援だけでなく、データを基盤として、クライアントと共にマーケティング課題に取り組む「パートナー」が求められています。そこで今回の「MM-1グランプリ」では、“クライアントと共に課題に取り組む「パートナー」”をテーマに掲げました。
 
予選通過者が決勝へと進み、審査員による厳正な審査の上、優勝者・準優勝者・特別審査員賞を決定します。2022年6月に開催した今回の「MM-1グランプリ」の決勝戦は、2日間に分けてオンライン形式で開催しましたが、約600人の社員が参加する大盛況のイベントとなりました。

プロダクト統括本部マーケティングG
平林千奈さん

リサーチだけに留まらない、マクロミルの進化を感じるイベントに

―多くの社員に参加してもらうことが重要なイベントですね。実際に多くの社員が参加されていますが、どのように盛り上げていったのでしょうか。

平林さん:
決勝が開催される1週間前くらいから、ノミネート者のご紹介と今回の見どころをメール配信で伝えていくことで、予め情報共有をしながら雰囲気を盛り上げていきました。
今回の見どころは、リサーチだけに留まらず、クライアントの事業の目標までヒアリングして、そのビジネスゴールに向かってリサーチを含めて遂行する点や、クライアントに求められたことだけでなく、その先を見据えた提案を行っている点でしたので、そういった点を強調して伝えるようにしていました。
 
木内さん:
その他にも、社内イントラを活用し、全社員に向けて「MM-1グランプリ」の告知や、終了後の結果発表をしていきました。また、オンラインでの開催でしたので、ノミネート者への応援は、チャット機能を通じて投稿してもらうように参加者全員にお願いをしていました。
 
―今年の「MM-1グランプリ」の特徴を教えてください。
 
平林さん:
去年までは営業担当のみが対象でしたが、今年からはリサーチャー、プランナーを含め、個人以外のチームエントリーもできるように変更しました。チームでプロジェクトに取り組み、課題解決のための伴走をしていく事例を発表できるようになったことで、より開催テーマの本質に近づいた印象です。
 
木内さん:
マーケティングの上流から下流まで一気通貫でクライアントを支援し、顧客満足度の向上につなげるため、昨年から、リサーチャー、プランナー、営業担当が同じ組織に属する体制に変わったのですが、「MM-1グランプリ」もようやく今年から、リサーチャー、プランナー、営業担当を対象に発表できるようになりました。
また、今年のノミネート者は、偶然にも女性や年次が若い方が多い傾向でしたね。「MM-1グランプリ」を通して、ベテラン・若手関係無く、マクロミルが一丸となってクライアントに向き合っているということが可視化される良いイベントになっていると思いました。

第1事業本部
木内彩さん

クライアントのご要望に応えるだけではなく、本質の課題を提起

―今年優勝者した青山夢さんのお取り組み内容について教えてください。
 
平林さん:
今年優勝を手にしたのは、グローバルリサーチ本部に所属する新卒2年目の青山夢さん。
同本部がビジョンとして掲げる「Be your Marketing Brain」を体現した大型プロジェクトを担当し、クライアントの要望に答えるだけではなく、クライアントの事業目的を明確にし、課題提起を行った点と、顧客視点での企画・先導力が評価されました。
 
当初のクライアントからのご依頼範囲は「ペルソナ策定」で、マクロミルへの期待は厳密なペルソナ作りとインサイトの導出でした。しかし、社内関係者と打ち合わせを重ねる中で、ペルソナ作りの課題が明らかとなりました。ステークホルダーの意見が集約されていない・意見の優先順位が立てられていない・想定アクションがない・・・といったことが要因となり、ペルソナ策定のアウトプットをどのように使うのか明確になっていなかったのです。
 
その後、視点を調査だけに留めず、クライアントが抱えるビジネスの最終ゴールやペルソナの利活方法までを丁寧に確認していくことで、クライアントの最終ゴールが中期経営計画に基づく重要プロジェクトであり、クライアントの各担当者間においてターゲット認識が異なるという課題感が背景にあることが分かりました。
 
木内さん:
ここまでを踏まえて青山さんは、「クライアントの事業に関わる全員がペルソナを理解し、アクションを取れる状態がゴール」という本質的な課題をクライアントへ提起。クライアントの抱える課題部分を自分ごととして捉え、共通の課題認識を持って取り組んだことで、クライアントから好評価をいただきました。最終的に、事業ゴール達成に向けたステップの掲示と、クライアントと伴走するビジネスロードを整備するに至りました。 

グローバルリサーチ本部セールス1G
青山夢さん

青山さんは「当時、新卒1年目の私がなぜプロジェクトを遂行できたのか?」を以下のように振り返ります。

青山夢さんのコメント ※一部抜粋
私自身の強みは、コミュニケーション力と、クライアントの目標を自分ごととして捉えて目標に向けて突き進むバイタリティーがあることだと自覚しています。仕事への向き合い方に関しては、プロジェクトを進めるほど、わからないとか、できないという壁に非常に多くぶつかりますが、その都度、上長からフィードバックをもらうことで的確な行動改善につなげていきました。
 
これからの時代は益々、クライアントの思考や課題が複雑化すると予想されますが、引き続き臆することなくチャレンジし続けることが重要です。
案件の難易度や新人・ベテラン、スキル・経験は関係なく、個性を活かしながらチャレンジし続けた結果、遂行することができたのだと思います。

年々高まる案件の難易度と、マーケティングパートナーへの変革

―今年の「MM-1グランプリ」の反響はいかがでしたか。

平林さん:
審査員からは「データを扱うプロジェクトマネージメントが求められている時代において、リサーチだけに留まらず、データ利活用の支援まで行う、マクロミルのパーセプションチェンジを体現している好事例や、チャレンジする姿勢を感じられた。」という感想をいただきました。
また、参加者のコメントからは、「クライアントに伴走できるよう、共有された事例の良い箇所を真似していきたいと思う」とあったので、周りへのモチベーションアップにつながっていると思います。
 
木内さん:
審査員の感想に、「今年はレベルが高かった」というコメントがありましたが、私たち運営側も同じく今年のノミネート者たちのレベルの高さを感じていました。
また、出場対象者ではないITや人事の方々からも、「MM-1グランプリ観たよ!」というコメントをいただいたので、今後はさらに会社全体で「クライアントのパートナー」に向けた事例を共有し、共感を一層高めていくためにも、予選をどのように行ったかなども含めて伝えていけたら良いなと思いました。 

MM1グランプリ参加者のコメント ※一部抜粋
・改めてマクロミルが単なる調査会社ではなく、様々な手法を用いてクライアントの課題解決に尽力する「総合マーケティング支援企業」となるべく動いていると実感しました。マクロミルでの活躍の仕方が多岐にわたっている印象を受け、自分の目指す方向性を考えるきっかけにもなりました。

・他部門や他クライアントとの取り組み成功例を知ることができ、大変勉強になりました。自分の関与しない案件についての情報を、担当者から直にメソッドを聞くことができる機会は非常に貴重でした。よりクライアントに伴走できるよう、共有された事例の良い箇所を真似していきたいと思います!

審査員のコメント ※一部抜粋
・クライアントから提示された手段にフォーカスするのではなく、目的・ゴールに対して取り組んだ好事例だと感じました。各工夫も素晴らしく、複数のステークホルダーの情報を収集して整理するというフェーズの討議フォーマットを活用する場面では、プロジェクト関係者と丁寧に一つずつヒアリングのラリーを遂行し、着実に情報を取得しており、他のプロジェクトにも展開しやすく影響力のある工夫だと感じました。

・個でクライアントに対峙するには限界もあり、チームで望む必要があると思います。営業を超えてマクロミルオールでチーム力を発揮する、その良いモデルケースになっていって欲しいと思います。

―最後に、運営者としての感想をお伺いさせてください。
平林さん:
関係者が多い分、様々な調整が多く大変でしたが、参加された方のコメントを見るとやって良かったなと思いますね。入社時期や職種は違うのですが、私と同じくらいの年齢の方々が、レベルの高いプロジェクトを遂行しているのを目の当たりにして、仕事に対する姿勢として見習う点も多くあり、自身にとっても良い刺激になりました。
 
木内さん:
私は以前に営業を担当していたこともあるのですが、当時よりもプロジェクトや案件に求められるレベルが非常に高くなっていると思いました。“マーケティングパートナー”として取り組めている事例が増えてきており、マクロミルが素晴らしい価値を提供できているというのは嬉しいですし、誇らしく思います。今後も多くの社員を巻き込み、より組織力を高められるよう取り組んでいきたいですね。

―本日はありがとうございました!
 
(編集後記)
「MM-1グランプリ」を拝見し、全体を通して、リサーチだけで終わらずに、リサーチ前から後まで結果にコミットしていく皆さんの姿勢や熱量を感じることができ、マクロミルが総合マーケティング支援企業に着実にシフトしているという実感を抱くことができました。広報担当として、マクロミルの価値を多角的な面から今後も発信していきたいと思いました。平林さん、木内さんお忙しい中ご対応ありがとうございました!
 
<写真撮影>
広報・ブランドマネジメント部 クリエイティブデザインユニット
柳川亜紀子

<「MM-1グランプリ」クリエイティブデザイン>
広報・ブランドマネジメント部 クリエイティブデザインユニット
松本麻友美

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