【イベント感想まとめ】一般社団法人Earth Company主催「IMPACT HEROES DAY」
2019年10月6日、私たちmorning after cutting my hair.incがインハウスPR・マーケティングの支援をおこなっている一般社団法人Earth Companyの5周年イベント「IMPACT HEROES DAY」が開催され、弊社メンバーも参加してきました!
このイベントは、5周年を迎えたEarth Companyと、Earth Companyが支援してきたアジア太平洋の社会起業家(インパクトヒーロー)が集い「わたしが変革を起こす理由」を語る、とても豪華なイベント。
アースカンパニーがイベントサイトで掲げる「最近、魂を揺さぶられた経験はありますか?」というメッセージにふさわしく、魂を揺さぶられる1日となりました。
イベントの冒頭で代表の濱川さんから言われた、
Be the change you want to see in the world.
この世界で見たい変革に、あなた自身がなりなさい。
という言葉がすべてを表す、ヒーローたちの熱量と取り組みの最先端を体感できる時間でした。
印象的すぎて弊社メンバーが同時に呟くくらい(笑)
今回はそんなイベントを通してmorningのメンバーがTwitterで発信していたこと、感じたことをまとめたいと思います。
☟インパクトヒーローたちについて詳しくはこちらを!
インパクトヒーローたちの持つ「インパクト」
このイベントを通して私たちが一番強く感じたことは、「日本のリーダーたちと彼らのようなインパクトヒーローの違いはなんだろう」ということでした。
東ティモールで大統領選への立候補を表明しているベラ、インドネシアの助産師ロビン、マーシャル諸島の環境活動家キャシー、ミャンマーの少数民族出身のウェイウェイ…
彼らが課題に取り組む理由には、日本で「普通に」暮らしていては想像もできないような原体験があります。
その原体験から生まれた取り組みの先には、救われ、喜ぶ人々がいる。彼らの取り組む事業や活動は「より生活を豊かにするため」ではなく、「これがなければ生きられない人のため」のもの。
原体験を持つ当事者だからこそ出てくる魂を揺るがすほどの言葉には、説得力という言葉では収まらない、本当に社会を彼らが変えていくのだという「インパクト」を感じました。
また、それだけの原体験を得るほど壮絶な社会・環境が多くあるという現実も、改めて突き付けられた気がします。
インパクトヒーローと、日本の起業家や企業のリーダーたちの違いはなんでしょうか。彼らのような原体験を持っていないと魂を揺るがすほどの「インパクト」は起こせないのでしょうか。
日本から「インパクト」は起こせるのか
今回のnoteを担当しているわたしがイベントに参加している中で、印象的だったシーンがあります。
ミャンマーで少数民族や女性に対する教育活動に取り組むウェイウェイ・ヌーさんへ、
「日本にいる私たちに、なにかできることはありますか?」
という質問があり、ウェイウェイさんはこのように答えていました。
「日本政府がミャンマー政府を支援しているという事実、ミャンマーではいまだに1人1人の人間が迫害され続けている事実がある。みなさんの税金がどう使われているのか考えてみてほしい。そして、政府に質問をしてみると良い。」
「私たちの税金が、政府が、課題の促進に加担してしまっていないか?」と少し視点を変えて考えてみると、「当事者ではない一人一人の市民」である私たちだからこそできる根本的な解決があるのかもしれないと気づかされました。
また、マーシャル諸島で環境問題に取り組むキャシーも、「『構造的改革を自分が起こすんだ』と世界中が動くことでやっと解決できる」とのメッセージを伝えています。
もしかすると、当事者でない私たちが魂を揺るがすほどの「インパクト」を作り出すことは、難しいかもしれません。
ただ、キャシーの言葉を借りるなら、 "私たちが加担してしまっていることに向き合い、行動を起こすことで「インパクト=構造的改革」を起こせる" のではないでしょうか。私たちはまず、その可能性について知ることが重要だと感じました。
そして、日本にも災害、教育、貧困、ジェンダー、民族に関する課題など、まだまだ解決が必要な社会課題はたくさんあります。
私たちの社会の中でも知らず知らずのうちに進んでいる課題、加担してしまっている課題があるのではないか。私たちが国内で取り組んでいることも知っていることもまだまだ一部分であり、私たちの社会との向き合い方を強く問われたイベントであったと思います。
私たちmorning after cutting my hair.incにできること
私たちmorning after cutting my hair.incは、さまざまな社会課題を解決し、より良い未来のために活動されている人や企業・団体のPR・企画をサポートする会社です。
国内外で社会課題に取り組む方々の原体験を言語化して表現し、当事者ではない人たちでも「インパクト」を起こせる可能性に気づいてもらう…私たちができることはそんなサポートなのかも、とこのイベントを通じて改めて考えています。
これからも社会課題解決に取り組む「恋に落ちるほど好きな人たち」をサポートし続けていきたいと思います。
☟今回のイベントでも、コンセプトデザインやイベント企画マニュアルの制作、当日の運営をサポートしました!
Written by Kaho Iguchi(@kaho08_com)