あそび場は、あそび場以上のなにかがある、というお話【移動式あそび場レポ】
こんにちは、まちのこ団です!
昨シーズンからサッカーJリーグ
水戸ホーリーホックさんのホームゲームで、子ども、ファミリーがサッカー観戦に加えて+α同時に楽しめる場としてあそび場をお届けしています🏟️
そして大変ありがたいことに、
今シーズンはHGのほぼ毎試合ご依頼を頂き、出動させて頂いております。
「今日もまってたよー!」の声
最近では、まちのこ団がスタジアムに着くと声をかけてくれる子どもが増えてきました。
試合開始前から準備を始めていると、あそび場の入り口近くで顔を柵にくっつけながらのぞいている子がいたり、「◯◯ー!(スタッフ名)」と声をかけてくれる子がいたり。
毎回のようにあそび場に来る子もいれば、
今回初めてですという子たちも毎回のようにいて、
少しずつ、あそび場が馴染みつつありながらも
まだまだ知られていなかったり、たまたま知ったからという方もいる。
どちらにしても、
まちのこ団のあそび場は
遊びたい子どもたち誰でもウェルカムですし
出入りも自由です。
ホームサポーターの子たちも、
縁あってたまたまスタジアム観戦に来た子たちも、
アウェーサポーターの子たちも
大人も子どもも
あそび場では、垣根なく過ごせます。
たった一つのルール
そんなまちのこ団のあそび場での約束はたったひとつ。
「自分の責任で自由に」
これだけ。
場をシェアする、ものをシェアする、時間をシェアする、喜びも悲しみも、楽しさもケガの痛みも、ドキドキもワクワクもみんなシェアする。
それができるし、それを体験する場があそび場です。
自分は1人じゃない、1人でもいられる、誰かが見守ってくれてる、一緒に遊べる……いろいろなことが同時に存在しているのがあそび場です。
そして、ここ水戸ホーリーホックのあそび場では、
Jリーガーというプロフェッショナルの背中を見て、そこに夢と希望を見出して追いかけることもできます。
Jリーガーたちを支えているプロもたくさんいます。
そんな大人たちの姿を身近に見せ続けるのもあるいはぼくたちの仕事なのかも知れません。
あそび場をつくるということ
現在では、子どものうちからでもネットや動画コンテンツなどで、いろいろな情報にアクセスできるようになってきました。しかしそれはイコール多様な情報を得られることと同義ではありません。Youtubeなどのプラットフォームは、より利用者がアクセスしたくなるように、つまりは消費されるために、視聴者の好みに合わせたコンテンツを次から次へと提案してくるようデザインされており、今も昔も、将来の夢のランキングの上位に来る者は、メディアでよく取り上げられる野球やサッカー選手、警察官やシェフなど広く知られた職業、流行りの職業(現在では2023年の小学生男子のなりたいもの第3位が動画投稿者:第一生命「大人になったらなりたいもの」より)です。
既述した通り、サッカースタジアムでのあそび場では、プロのJリーガーを間近に感じながら過ごせる場ですが、そこには、それを支える運営スタッフやスタジアムを盛り上げる企画を運営している人もいたり、安全を守る警備スタッフ、メディカルスタッフなど多様な人が働いています。その他の地域や場所に行く場合でも、あそび場のあるところにはそこにはさまざまな大人たちがやはり働いて、あるいは集まっています。まちのこ団のつくるあそび場は、そのような大人の世界の中でも、当たり前に子どもが居られる場を生み出し、同じ時間と空間を共有する場です。
そして、そのことが、自分を知り、他人を知り、同じを知り、違いを知り、まちを知る。その入口の一つであるのだと確信しています。
つまりは、あそび場においでよ!
そういうことです😆
(文・写真=まちのこ団)