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ちょっと実感できた「あそび場が居場所になる」という手ごたえ【月刊まちのこ2023年9月号】

こんにちは、まちのこ団です。
ようやく暑さが落ち着き、秋のさわやかな風が気持ちのよい季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。

夏休みが終わって新学期が始まったり、新年度が始まったり、新しいことが始まることも多い9月ですが、まちのこ団も新しくつくっている「シンまちのこベース・ひたちなか」が本格的に動き出したり、来月に大きなイベントが決まったりと、新たな1歩を踏み出した1ヵ月でした。

それに合わせて(?)、この【月刊まちのこ】も新たな1歩を踏み出して、よりまちのこ団らしさが伝わるような仕様にマイナーチェンジしてみました(上手くいくといいな)。最後までお読みいただけるとうれしいです。

一般社団法人まちのこ団
まちで育つ子どもたちの"原体験を豊かにすること"をミッションに活動をしています。 《主な事業》 ▶︎移動式あそび場づくり ▶︎拠点式場づくり(まちのこベース) ▶企画運営まちづくり事業|防災/地域コーディネート等
https://lit.link/machinokodan

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4ヶ所にあそびを届けました

あそび道具を詰め込んだプレイバスでいろいろな場所にあそび場を届ける移動式あそび場(プレイバス)。9月は4ヶ所にあそび場を届けてきました。

久しぶりの場所では子どもたちとの再会を喜んだり、はじめての場所ではまちのこ団をはじめて知ったという方から嬉しいお言葉をいただけたり、様々な出会いがありました。

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9月9日(土)プレイパークひたちなか(ひたちなか市)

ひたちなか市でママたちの居場所づくりをされている「NPO法人たまり場ぽぽ」さん主催の、「プレイパークひたちなか」。まちのこ団いつもお世話になっています。今回は2月以来の久しぶりの出動でした。

「プレイパークひたちなか」については前にまちのこ団noteで紹介した記事がありますので、会場の様子などはぜひこちらからお読みいただけますと嬉しいです。

まちのこ団は久しぶりの出動だったので、いつも来てくれている子たちがまた来てくれるかなと不安な気持ちもありつつ、顔を見れたときは嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

こういう定期的に通っている場所では、子どもたちの成長が見られたり、ちょっとした悩み事を相談してくれるような関係性がつくれるようになったりと、あそび場が子どもにとっての「居場所」にもなるという私たちの想いが少し形になるような光景が見られて、続けてきてよかったと思う瞬間でもあります。

(場所:ひたちなか市 長堀公園)

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9月10日(日)勝田TAMARIBA横丁(ひたちなか市)

こちらも、いつもお世話になっている勝田TAMARIBA横丁でのあそび場出動。今回はいつもの場所ではなく、道路幅いっぱいにあそび場を展開できるようなスペースを用意していただきあそび場を展開することができました。

(道の真ん中に芝生を敷いて)
(幅いっぱいにあそび場)
(自分の責任で自由に遊ぶ遊び場)

勝田TAMARIBA横丁でのあそび場も、個別に紹介した記事があるのでよろしければご覧ください。

(場所:ひたちなか市表町商店街)

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9月17日(日)霞ヶ浦トライアスロンフェスタ2023(土浦市)

ものすごい距離を、泳いでバイクで走って、最後は走る、超人的なスポーツ、トライアスロン。霞ヶ浦を舞台に開催されてきた「霞ヶ浦トライアスロンフェスタ」に、あそび場を届けてきました。

実は、去年もお声がけ頂いていたのですが、台風接近に伴い出動できず、今回満を持しての出動となりました。さらに、はじめまして、土浦市!まちのこ団、土浦の地に足を踏み入れることができました。

会場は、J:COMフィールド土浦。陸上競技ができるグラウンドで、トライアスロンフェスタのメイン会場。トラックの内側の芝生に飲食ブースや物販ブースなどが立ち並び、走ってくる選手を内側から応援できるような配置になっていました。その芝生エリアの一画にあそび場をつくりました。

(会場は、トラック内の芝生エリア)
(広々とした芝生であそび放題!)
(あそび疲れたらちょっとハンモックでひとやすみ)

旦那さんがトライアスロンに参加するため東京からいらしていたご家族から、「東京には屋内でつくられたあそび場はたくさんあるけれど、こんな風に屋外で裸足になって自分たちであそびをつくりながらあそべる場所はあまり無いから、今回ここであそべてよかった」という感想をいただきました。

嬉しかったのと同時に、このように潜在的なニーズはあるけれども実際に届けきれていない現実のギャップに、もっと頑張らないとなと気が引き締まる思いになりました。

東京から茨城、土浦なら1時間。この週末は「茨城に、あそび場に、あそびに行こう」そういう選択肢を増やせるような存在になれたらいいなと思いました。

(あそび場ではすぐにお友だち)

学生インターン生によるレポート記事もありますので、こちらもぜひお読みください。

(場所:J:COMフィールド土浦)

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9月23日(土)県北BCPアイデアソン#3(日立市)

毎月恒例出動の県北BCPアイデアソン。こちらも個別記事がありますので会場全体の様子などはこちらからご覧ください。

今回、嬉しいことがありました。昨年度のBCPで出会った子どもたちのお友だちが、この会場でまちのこ団とあそびたい!と言ってくれていたそうで、今回BCPのあそび場に集まってあそんでくれました。

学校や公園とは別の場所でこんな風に子どもたちが集まれる場所になれていることは、見たい光景のひとつでもあるので、嬉しさを噛みしめた瞬間でした。

(大人たちが出入りする入口にあそび場)

こちらも学生インターン生のレポート記事がありますので、ぜひお読みください。

(場所:日立地区産業支援センター[HITS])

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あそび場を届け続けることで、見たい景色があります(パートナー様募集中)

改めてですが、私たちまちのこ団は、
「まち中を子どものあそび場・居場所にする=あそび場の社会インフラ化」を目指して活動しています。

プレイバスでたくさんの場所にあそび場を届けることで、まち中が子どものあそび場・居場所になっていく、そんな未来を想像しながら、今日もプレイバスであそび場を届けています。

「まち中が子どものあそび場・居場所になる」そんな未来図に共感していただける方、一緒に未来をつくりませんか?詳しくは下記URLよりご覧ください。
https://www.machinoko.jp/partner/
(公式ホームページ「パートナー制度」詳細ページに飛びます)

(まち中が子どものあそび場・居場所になる未来図)

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拠点式あそび場「まちのこベース」の日々

まちのこ団は、移動式のあそび場の他に、拠点式のあそび場も設けています。その名も「まちのこベース」。現在、大子町に1ヶ所と、ひたちなか市に2ヶ所あります。

◇まちのこベース・だいご◇

茨城県北部にある大子町の駅前商店街で、子ども若者の居場所「まちのこベース・だいご」を運営しています。そこには「だいごまちライブラリー」という私設図書館も併設しています。

「だいごまちライブラリー」については、詳しく紹介した記事がありますので全体像や仕組みなどはぜひこちらからお読みください。

「まちライブラリー」という、誰でもどこでも気軽にはじめられる本を通した活動。全国に広がっていて、「だいごまちライブラリー」もそのうちの1ヶ所として登録しています。

その「まちライブラリー」主催の【BOOK FESTA JAPAN2023】というイベントが9月~10月末まで開催中。それに合わせて「だいごまちライブラリー」では【本と本の交感市】という催しを開催中です。

(「本と本の交感市」)

【本と本の交感市】とは、「だいごまちライブラリー」に置いてある本と、持ってきた本を交換するという、シンプルな仕組み。ふだん手に取らないような本との出会いがあったり、本の交換を通してつながりが生まれたり、金銭ではなく、感性を交換するような、そんな取り組みです。

「だいごまちライブラリー」のオープン日などは公式Instagramよりご確認ください。【https://www.instagram.com/daigomachi_books/(だいごまちライブラリー公式Instagramに飛びます)】

(「まちライブラリー」主催の【BOOK FESTA JAPAN2023】の詳細はこちらのページよりご覧いただけます:https://bookfesta.machi-library.org/

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◇シンまちのこベース・ひたちなか◇

ひたちなか市の古民家を借りて、自主運営の拠点式あそび場を設けるべく絶賛DIY中の「シンまちのこベース・ひたちなか」。9月はいろいろな動きがありました。

①BBQを開催しました

まちのこ団メンバー、学生インターン、スタッフとして関わってくれている高校生、まちのこベース・ひたちなかを利用してくださっているご家族など、まちのこ団に関わってくださっている方たちとたのしいひとときを過ごしました。

(いつもありがとうございます!)

②多くの大人に見てもらいました

ひたちなか市内で子育て支援に携わっている方、フリースクールなどを運営している方、市役所の方などをお招きして、「シンまちのこベース・ひたちなか」を知っていただく会を開催しました。横のつながりを活かして様々なことを実行していきたいと思います。

(多くの方にご興味を持っていただけました)

③プログラミング教室を開講しました

「まちのこベース・だいご」で開催中の、「まちなかプログラミングラボ」さんによる子ども向けプログラミング教室。ここ「シンまちのこベース・ひたちなか」でも9月より開催することになりました。

(プログラミング中)

開講日時:第1・第3木曜日/15:30~(60分), 16:45~(90分), 18:30(90分)~の3コマ。無料体験会も募集中です。詳しくはまちなかプログラミングラボ公式Instagramよりお問い合わせください。
https://www.instagram.com/machinaka_prog/(「まちなかプログラミングラボ」公式Instagramに飛びます)】

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【シン企画】今月のまちのこ紹介

“まちのこ”とは、まちに育まれる大切なまちの子ども、という意味。子どもはもちろん、大人もむかしは子どもだったわけで、もちろんまちのこ。まちのこ団に関わる“まちのこ”を紹介していこうという試みです。

記念すべき1人目の“まちのこ”は、まちのこ団の団長こと、増田大和(ますだやまと)さん。

大学生の頃に移動式あそび場と出会い、これを一生の仕事にするぞ!と決意して、地元である茨城県にUターンをして活動を始めた彼。プロフィールにはたくさんの肩書きが載っています。

一般社団法人まちのこ団 代表理事
J&C Relations 代表
移動式あそび場全国ネットワーク 副代表
プレイワーカー|予備自衛官| 防災士|
チャイルドマインダー|チャイルドカウンセラー|子ども防災講師|福祉住環境コーディネーター2級|茨城県北起業型地域おこし協力隊2020~23

こんなにたくさんの肩書き!さぞすごい人なんだろうな、と思うかもしれませんが、子どもたちからはよくいじられたり、はじめての場所でもすぐ子どもと仲良くなったり、子ども以上に本気であそんだり、子ども心を持った人物だと、彼をよく知る人は言っていました。

(人懐っこい爽やかな笑顔がトレードマークです)

なぜまちのこ団をやっているのか、なぜあそびなのか。詳しいことはインタビュー記事がありますのでぜひこちらも併せてご覧ください。

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10月のスケジュール

10月もたくさんあそび場を届けます!そして、まちのこ団にとってのビックイベント『Living Street Hitachi』久しぶりの開催です。最新情報などはまちのこ団公式Instagramにて随時更新しています。あそび場でお待ちしています!

(10月もあそび場でお待ちしております!)

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