見出し画像

好きなことはテーマやジャンルで絞らなくてもいい

みなさんは、好きなことを仕事にしていきたいですか?

私は、「好きなことを仕事にする」というのは、どちらかというと苦手な方なんだと思います。

どちらかというと苦手・・・と表現しているのは、それでも、「好きなことを仕事で表現しよう」とは志しているから。

自分の中では納得した状態で、その形を推し進めています。

自分なりの形を見付けるまでには、けっこうな時間がかかりました。

だから、それを見付けるまでのお話をちょっとしてみようと思います。


テーマとかジャンルとかで絞らなくてもいい

「好きなことを仕事にする」と言ったときに、たいていの人は、テーマとかジャンルとかで語る人が多いと思います。

でも、それで悩んだり苦しむくらいなら、わざわざテーマやジャンルで絞らなくていい

好きなことは、そんなカッチリ決められたり、一言で語れたりするものではないから。

好きなことは、もっとフワッとしていて感覚的なものでもいいと思っています。

一方で、世の中には、好きなテーマやジャンルを実際に仕事にできている人が実在していて、実際にそういった人と出逢うと、心からすごいなと思います。

でも、いつしか自分はそこまで熱狂的になれないというのを思い至って、考え方を変えるようになりました。


器用貧乏な自分

突然ですが、私は、どうやら器用貧乏なタイプの人間のようです。

様々な分野で、そこそこの努力すれば、ある程度のレベルまでは到達することができる。

初めの内は、自分自身で気が付かなかったのですが、色々なことを試し、人と出会う中で・・・

「器用だね」
「何でもできるね」

そんな風によく言われるようになってから気が付きました。

人によっては、うらやましいことなのかもしれません。でも、裏を返せば、あまり個性がないということにもつながります。

ある程度まではできても、本当に何かを極めることができず、何を極めればよいのか迷子になるんです。

だから、好きなことが明確で、一つのことに集中してしまうタイプと比べると、どこかで必ず壁にぶつかります。


好きに向かって熱狂的な人

器用貧乏な自分ですが、好きなことが何か?と質問されたら、「コーヒー」と「アウトドア」と答えています。

経理やFPといった、お金に関わる仕事をしていますが、「お金が好きか?」と聞かれると、それはちょっと違う気がしています。

(お金は欲しいですし、お金の勉強をするのは楽しいですけどね。好きというのとは違いそうです)

一時期は、自分の好きなことを求めて、各地を回ったこともありました。

たくさんの人と出会ってきたのですが、世の中にはいるんです。好きなことに対して、とことん熱狂的になってしまう人間が。

器用貧乏タイプは、熱狂的なタイプの人間には、どこかで敵わないんです。

旅先で熱狂タイプの人間と出会う中で、考え方を変えざるを得なくなってきました。


自分の好きなこと

そんな自分ですが、今、自分の好きなことを言語化するのであれば、「応援したいと思える人の力になること」です。

表面的には、「コーヒー」とか「アウトドア」とか答えますし、それも本当なのですが、根本的に好きだと思うのは「大切な人」や「応援したいと思える人」

そして、大切な人に向けて頑張ることができている自分なのだということに気が付いてきました。


好きなことを探し求めて各地を転々とする中で、今まで出会った人のこと、旅立ちで別れしてしまった人のことをたびたび思い出していました。

思い出すことで、自らを奮い立たせるようにしていたのですが、そうして気が付くことになりました。

自分の好きの源泉は「人」にあるんだいうことにー

その後も、好きなことを仕事にしようと様々なことを試しては来ているのですが、結局のところは「人」の部分に立ち返ってきます

だから、私は自分にとって大切な人達と一緒に生きていきたいし、出来ることを増やして、チカラになれる人になりたい


あなたらしい形を

これは自分なりの形ですが、その人その人できっとカタチがあるはずです。

ただ、一つ言えるのは、好きなことは、別にテーマやジャンルだけに限らない。好きな瞬間や時間の使い方とかでも十分だと思っています。

結果として、何かのテーマやジャンルと紐づくこともあるし、気が付いたらテーマやジャンルで語れるようになるかもしれません。


私の場合、器用貧乏という個性も、1点突破で生かしていくのではなく、それらを掛け合わせて発揮していこうと考えています。

好きなことに対して、得意なことをたくさん掛け合わせて、力を発揮していくスタイルです。


もし「好き」に捉われすぎて苦しんでいる方がいれば、参考になれば嬉しいです。

自分なりの正解を探していくのは骨が折れるかもしれませんが、少しずつでも整理していくことで、いずれはきっと見つけられるはず。

ちょっとずつ言葉にしながら、自分なりのカタチを見つけていきましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^^) サポートはお気持ちだけで大丈夫ですが、よければスキやコメントを頂けると励みになります✨