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マシュマロの出番多きアメリカ



サクラメントは既に初夏

暑いです。長く過酷な夏が特徴のひとつの、ここサクラメントエリアは、早くもすっかり初夏の模様。気の早いアメリカ人のみなさんは、毎年4月も中旬頃となるとプールに入っていますからね。プールと言っても、アパートの敷地内にあるほんの15メートルほどの小さなものなのですが、真夏には私も、ちょっとひと泳ぎ感覚の愛用者となります。シーズン中は定期的に清掃スタッフが入って、管理されているものの、4月中旬はさすがにシーズン前。昨年の夏終了以降、清掃すらされていない状態です。プールから聞こえる楽し気な声を聞くたびに「やめたほうがいいよ~。汚いよ~」と思わずにはいられないものでした。5月中旬になって、プールの管理会社の定期清掃が始まったようで、他人事とはいえ一安心てなものです。
何が言いたいかって、サクラメントは既に暑いということ。ここ数日は少しおさまりましたが、西日がばっちり入る我が家の室内温度は、既に32度を記録済み。毎年のこととはいえ、先が思いやられますな。

夏と言えばのアメリカンなお菓子

以前も書いたことがありますが、アメリカ人が夏にすることといったらバーベキュー。ステーキだったり、ハンバーグだったり、ウィンナーだったりを豪快に焼いて、自分でハンバーガーやホットドッグを作って食べるのがアメリカスタイル。そして、そんな夏のアクティビティにおけるデザートの定番といえばS'more (スモァ)です。最近では、日本のスタバで期間限定のスモアフラペチーノなるものがあるらしく、S'moreの日本での認知度も上がりつつあるようですが、S'moreとは焼きマシュマロと板チョコをグラハムクラッカーでサンドイッチしたお菓子のこと。バーベキューやキャンプファイヤーでマシュマロを串に突き刺して焼いて、いい感じになったところをグラハムクラッカーと板チョコで挟んで食べるということですね。夏本番にもなると、スーパーにはグラハムクラッカーと板チョコとマシュマロが並んだ、S'more特設売り場が登場するほどの定番ぶりです。
位置付けとしては、日本人にとってのアンズ飴的なものでしょうか?食べたことがあるない、または好き嫌いに関わらず、アメリカ人なら誰もがなんとなく懐かしく思うお菓子、、、みたいな感じ?

マシュマロを使ったお菓子といったら

S'moreはもちろん、おそらくアメリカ人は、基本的にマシュマロが好きなんだと思います。だって、スーパーのマシュマロ売場もこんなに広いし👇

ぜーんぶ、マシュマロ。
上段の容器に入っているものは、マシュマロクリーム。激甘です。


そんなマシュマロ好きのアメリカ人の、S'more以外の定番のマシュマロの食し方といったらRice Krispy Treat (ライスクリスピートリート)でしょうね。ケロッグから発売されているシリアル「Rice Krispy」とマシュマロでできたお菓子です。作り方は、シリアルの箱にも書かれていますが、要はマシュマロを溶かしてシリアルと混ぜるだけ。お菓子作りが苦手なママさんも安心、子供と一緒に作ることができるのも人気の秘密かもしれませんね。四角い型に入れて固まってからカットしてもいいし、ボール型に丸めるのもありです。私も作ったことがありますが、簡単には簡単ですが、マシュマロがかなりベタベタするので、作る場合はその覚悟を。

もっともオーソドックスなタイプ


この見た目に見覚えがありませんか?
私は、日本でおこしを外国人に説明するときに「クリスピーなライスクリスピーみたいな感じ」なんて説明します。アメリカではマシュマロを使っている分柔らかいんですね。でも、「Rice Krispy」を知っている人にとっては、見た目に馴染みがあるので、安心感はあるようです。おこしにはいろんな味があるので、Japanese Rice Krispyとして日本土産にもなりますよ。

お芋とマシュマロはお友達

アメリカでは、マシュマロとお芋は仲良しこよし。Candied Yumというオレンジ色のサツマイモの上にマシュマロをのせて焼き上げる、ホリデーシーズンの一品は、その代表格。甘いサツマイモに甘いマシュマロか、、、と思うかもしれませんが、そういうもののようですよ。

他にも、スイートポテトパイのトッピングにマシュマロが使われることも多いみたい。お芋好きな甘党の方は、よかったらお芋とマシュマロのペアリングをご検討くださいませ~

その他、マシュマロ活躍の場として見逃せないのは、トッピングとしてのマシュマロでしょう。ブラウニー、クッキー、アイスクリームなど、甘いに甘いを重ねるのがアメリカ流。だと私は理解しています。もちろん、Sweet and Salty (甘いのとしょっぱいの)とか、Sweet and sour (甘いのとすっぱいの)なんていう組み合わせも人気ですが、アメリカ人が本質的に好きなのはSweet and sweetではないかと…(叱られそう…)

そうそう、マシュマロトッピングといえば、私がアメリカで初めて働いたベーカリーでは、手作りマシュマロをホットココアにのせて提供していましたね。そのマシュマロがアメリカンな大きめのマグにやっとおさまるほどの特大サイズ。それを見たときの子供の「わぁぁぁぁぁ」といわんばかりの笑顔に、何度癒されたことでしょう。

マシュマロのススメ?!

こんな感じで、日本と比べるとマシュマロの出番が何かと多いアメリカ。改めて見つめ直すと、マシュマロにもいろいろな使い方があるようです。マシュマロを利用した簡単チーズケーキなんていうのもあるようですよ。マシュマロはどうにも甘すぎて...という人は、プレーンヨーグルトにマシュマロを一晩つけるだけがおすすめかも。これ、ネットで見つけて試してみたのですが、甘すぎず、しかもデザート感もあり、そして簡単。
よかったら一度お試しを。


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