細部へのこだわりが感動を生み出す
私はディズニーリゾートが好きなのですが、毎回行く度に、アトラクションやショー、建築物から食べ物に至るまで、その作りの細かさに驚かされます。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの代表取締役会長兼CEOである加賀見俊夫さんは、著書の中でこう述べています。
全体設計にとりかかる前に、ゲストが来られたときの快適さを演出する工夫は欠かせない。オペレーション担当がやるべきことは、ゲスト中心の視点を持ってパークのオペレーションを設計することである。彼らはまずエリア開発などの施設要件をすべて自分の頭の中にインプットし、細部まで検討を重ねなければならない。エリア開発を例にとれば、その場所の勾配率、路面の仕上げ方法を検討し、ゲストが滑らないよう、摩擦係数ではじき出す。段差など細かい検討が必要である。法律との整合性もチェックする。建築基準法に合致しているか、千葉県の福祉の街づくり条例に合っているか、オリエンタルランドとディズニー両社の基準に適合しているか。
(「海を超える想像力 東京ディズニーリゾート誕生の物語」(加賀見 俊夫 著))
ディズニーリゾートはとても学ぶことが多い場所だと思っています。今は休止していますが、また遊びに行ける日を楽しみにしています。
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