漫画語りー1.井上雄彦先生編＜スラムダンク、リアル、バガボンド＞
はじめに
おはようございます。マッチロと言います。
ぼくは自称・漫画読書家と言いたい程漫画が大好物で、小さい頃からこれまで何作品か読んで楽しんできました。けれども正直、もっと漫画作品を読んでる人、例えば堀江貴文さんに比べると自分はまだまだ数は及ばないのですが、その中でも感動して印象に残った作品がいくつもあります。この漫画から得た自分の感想や印象を誰かに語りたい、伝えたいのですが、なかなかそれができる相手がいません。そこでこのnote上で、ここが好き、これを学んだ、等の想いを綴っていこうと思います。また、noteを使うことで、"自分がなぜ面白いと感じたか"を言語化し且つ記録する目的もあります。それだけでなく、読んだことない人のために作品の魅力をできるだけネタバレしないよう紹介するつもりです。毎週末に2、3作品(めっちゃ語りたい時、余裕がない時は1作品)挙げていこうと思います。拙い箇所もあるかもしれませんが、漫画が同じく好きな方は少しお付き合い頂いけると幸いです。それではよろしくお願いします。
『スラムダンク』
約30年前に連載されたのに、凄まじい面白さ！！
絵がキレイで、特殊能力なしの純粋なスポーツ勝負、適度なギャグで笑わせてくれるし、下ネタ一切なし。この面白さは確かに伝説だし永久不滅です。
だいたいみなさんラストのあの見開きコマに注目しますが、
個人的には最初花道が晴子さんの前でダンクを決めに行く時の方が好きです。
あの一瞬刻が止まってる感じがいいんですよね。
おそらく全マンガの中で一番好きな見開きです。
湘北で一番好きなのは、流川楓。
クールなのに花道に負けない内面の熱さを持っている所がいい。自分を貫いています。(“流川楓”っていうネーミング付けた井上先生のセンスマジですごい。)
湘北以外だと、技術力、苦労と努力、リーダーシップ、ユーモア、感動を総合して陵南の魚住純が一番好きです。シシュー！
けど、ぼくはバスケに疎いので結局、水戸洋平が一番好きです。花道と同じくらい喧嘩強いけど、よき理解者としてちゃんと応援する所。男ットコ前です・・。
『リアル』
車いす生活を送っている人のリアル。
車いす生活を送らせてしまった人のリアル。
これから車いす生活に立ち向かう人(とその家族)のリアル。
リハビリのリアル。車いすバスケのリアル。プロへのトライアウトのリアル。プロレラーヒール役のリアル・・・etc。
いろんなリアルが読めて、面白いしめちゃくちゃ勉強になりました。
高橋がお世話になるリハビリセンターの院長は見た目によらず、すごい良い言葉を言ってくれますよ。
戸川清春と勝田虎の出会いのシーンは泣けます。あとんす。
『バガボンド』
『天下無双』『最強』を目指す宮本武蔵がいかに強者と剣で戦い勝利していくかというバトル中心に描かれてるかと思ったら、精神的なことも追究しててむしろ哲学書でした。(けどそこまで難解ではなくわかるとおもしろいです。)
なので武道でよく言う心技体の順番がよく理解できました。
後半では稲作と農家の苦労も学べます。百姓育ちの又八も最初嫌いでしたが、後々なんか同情したくなりました。宮本武蔵に対する強者代表として佐々木小次郎が存在しますが、たぶん又八は弱者代表として対になってたんでしょう。
吉川英治氏原作の小説から、ここまで漫画で表現した井上雄彦先生はほんとすごいです。スラムダンクを経て、キャラの顔を一コマあえて太く描いたり(例:おばばや沢庵和尚)、水墨画風に描いていたり(例:柳生石舟斎)とさらに絵の表現が豊かになってます。特に、吉岡道場70人との死闘は見応えが半端ないです。ぬたあんー
スラムダンクファンは35巻のあるセリフにテンションが上がるでしょう。
ちなみに、一番好きなキャラクターは沢庵和尚。
はやく連載再開してほしい・・・にゃむ。あとスラムダンクも含め電子書籍化をお願いします！
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