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#013 リクルートで学んだこと

拝啓 リクOBがいま何を実践しているか? 知りたい方へ


いまのリクルートは、
連結売上収益3兆円超えの大企業です。…… あなおそろしや。

わたしが在籍していた頃(90年代)のリクルートは、
ベンチャー色が強く、深夜残業もお構いなし。
いまの時代なら、体育会系ブラック。…… これまた、あなおそろしや。

さてさて、今回の記事タイトルに、
あえて古巣ふるすの社名[リクルート]を入れました。
その理由は、リクルート在籍中に学んだことが、
現職の広告企画&制作においても、この[note]の記事執筆においても、
趣味の小説執筆においても、どれにも役立つ内容だからです。

もう一つ理由があります。やましい理由です。
社名[リクルート]は、なんだかんだパンチ力のあるキーワード。
タイトル見て、記事を読んでいただけたら、コレ幸い。
卑怯ひきょうな手ですが、利用しない手はない。
…… そゆことです。ごめんなさい。

さ、気を取り直して、話を始めます。
リクルートに入社したわたしは、
スクール情報誌「ケイコとマナブ」の編集制作グループに配属。
制作ディレクターとして、しこしこ広告の企画&制作をしておりました。

入社後の新人時代に言われたことをお話します。
たくさんいろいろ言われましたが、5つピックアップしました。


「取材に行きなさい」
ケイコとマナブは月刊の情報誌だったので、
クライアントのもとうかがって、
ネタ(最新情報など)をひろってくることが基本行動の一つでした。
クライアントのもとに訪問する目的・理由には、
クライアントが抱える課題の発見やり合わせ、
関係の維持・構築のためなど、いろいろありますが、
基本行動における主な目的・理由は、
■広報プランや広告企画用に使用するネタ収集のため
■多数のクライアントから最新ネタを集めて特集記事を組むため
■営業サイドと情報共有して営業戦略上のネタとして使用するため
取材すなわち、読んで字のごとく、
「取材 = 材料を取る」ための行動でした。


「自分でもコピーを書きなさい」
ディレクターはライティングしなくても良いのでは?
と思ったこともありましたが、とんでもなく必要なスキルでした。
■実践を通じてコピーワークが身につく。
■良質なコピーとは? を身を持って理解できるので、
   コピーライターさんとの打ち合わせ時、
   望むモノを上げていただくためには、どんな発注をすればいいのか?
   発注精度が高くなるし、修正依頼も的確になる。
   何より「コピーライターさんが仕事しやすい」発注ができる。
■将来コピーライターとして独立が可能になる。


「自分でもデザインをしなさい」
上記の内容を「コピーワーク ⇒ デザインワーク」に入れ替えた内容です。
デザインワークが身につき、デザイナーさんが仕事しやすくなり、
将来の選択肢に「グラフィックデザイナー」が加わります。


「女性が書いたエッセイを読みなさい」
ケイコとマナブの主な読者層が、F1層(20~34歳の女性)だったので、
企画の切り口・興味をそそる内容・言葉の使い方などを学ぶために、
女性が書いたエッセイを読みあさりました。
当時、ことさら勉強させていただいた方は、
さくらももこさんと、元ジュディマリのYUKIさん。
(余談ですが、YUKIさんとは恵比寿えびすで一度すれ違いました)


「月9をなさい」
F1層(20~34歳の女性)調査の一環いっかんとして、
流行はやりのドラマを録画してるようになりました。
当初はイヤイヤでしたが、しばらくすると習慣づきました。
最近の月9は、初回をて離脱することも増えましたが、
今季4月スタートの新ドラマは、現時点で6~7本ています。


※ちな、いまのリクルートは、従業員への負荷軽減の理由もあって、
 基本的に内制ないせい(内部制作)は禁止のようです。
 実制作は外部のクリエイターが担当しています。
 プロダクトがらみのディレクターさんはいらっしゃいますが、
 広告企画&実制作をする制作ディレクター職は存在しません。
 スマートでカッコいいプランナーさんはいらっしゃいますが、
 仕事のしすぎで疲弊ひへいしきった制作ディレクターはいません。
 もちろん、いまのリクルートも、学べることの多い会社ですし、
 社内外の優秀なひとたちからあらゆる刺激をもらえる環境なので、
 キャリアアップには「いいまな」だと思います。
 …… 正直オススメです。

長めの注釈ちゅうしゃくおよび、ヨイショはこのくらいにして、
とっとと話を戻します。

①取材に行きなさい
②自分でもコピーを書きなさい
③自分でもデザインをしなさい
④女性が書いたエッセイを読みなさい
⑤月9をなさい

この①~⑤すべて、
いまでもちゃんと、わたしは継続・実践しています。
この5つは、本業(広告の仕事)にも役立っているばかりか、
この[note]の記事執筆においても、趣味の小説執筆においても、
創作活動すべてにおいて役立っています。

< 具体的にどんなことに役立っているのか? >
■企画前&執筆前におこなう下調べや取材
■ターゲット(= ペルソナ)& コンセプト(メッセージ)設定
■ターゲットにとっての読みやすさ追求
■世の中の流行はやりチェック&時代の空気のキャッチ

結局、わたしはリクルートで、
多くのことを学ばさせていただきました。
そしていま、
わたしはこの[note]を通じていろいろ学んでいます。
いろいろな方々の記事を読ませていただき、
なかんずく[④女性が書いたエッセイを読みなさい]については、
この[note]で継続させていただいております。

女性が書いたエッセイは、マジで勉強になります。

この[note]には、執筆の参考かつ勉強になる女性のエッセイが、
たくさんっています。
特に、わたしのようなオッサンは、読んだ方がいいです。



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GW、この本を買って読みます。
とても売れているみたいです。
~ 読んだあと、感想を記事にします ~




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