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祭りも終わるDAY35サンティアゴ・デ・コンポステーラ(+0Km/779Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう

知り合いのゴールラッシュに沸いた日の翌日は、ひっそりと。

こんにちわ、相馬と言います。
ちょうど1年前(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

前の日のお話

前日の知り合い祭りとは打って変わって、この日は巡礼者の姿は見えども、知り合いの顔は見当たりません。大聖堂の周りをブラブラしながら、もう10日は会えていない最初に仲良くしてもらったスペイン人のアルフォンソや、3日間にわたって夕飯を共にし、たくさんの話をしたオランダ人医師のルイスなど、たくさんのあって喜びを分かち合い人たちの到着を待ってみましたが、結局、誰も来ることはなく。

とはいえ、町の中にはすでにゴールをした知り合い達はたくさん。歩いている内に知り合いに会って立ち話をし、そうしているとそこにまた知り合いが来て思い出話をするというとても楽しい時間。

この数週間、いつもそうやって知り合い達とふとしたときに会い、語らい、分かれ、また別の場所で会い、語らい、分かれ、ということを続けていたので、この町で会う人たちともまたすぐに会えるような気持ちになります。しかし、この先は国に帰る人もいるし、巡礼を続ける人(サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩いた後、約100Km先の大西洋を目指す人も多い)もいたりと散り散りになっていきます。

いつもの「またね」は、すぐ先に会うことを意味していましたが、この日の「またね」は、だいぶ先のことを意味することになりそうです。


2022年9月22日のメモ

  • 今日は到着者にぜんぜん知り合いがいない。昨日がウソのよう

  • ゆっくりと街を歩く。めちゃ大都市

  • 100年のうち10年くらいしか開けない「免罪の門」が開いている。地味なので昨日は気づかずに通り、今日は写真を撮る。(実はここが開く年は通常の2、3割巡礼者が増えるというすごいとこ)

  • いつも「どうせまた会うでしょ」と別れて、実際、何回もまた会っていたヴォルフガング&トマス(今日も2回偶然会う)&ジョーだが、今度の別れはだいぶ長い別れになりそう

  • 終盤お世話になった日本のお二方と夕食。お二方とも話題も豊富で、10歳以上離れている私にもフラットに接してくれる素晴らしい方でした

  • さて、延長戦



この町は結構どこからでも大聖堂が見えます。
市民の憩いの場所的な公園にて。
足が長い女子。
飲み屋街の入り口。
今日も続々と巡礼者がやってきますが、不思議に思えるほどもう知り合いはいません。
特にやることもないこの日、町中をフラフラして大聖堂を見るたびに巡礼の感動がよみがえります。
巡礼事務所に行くとすごい人だかり。
やはり、朝イチに行ってしまうのが正解。
どこもかしこも巡礼者。
2日前、私もワクワクしながらここを通って大聖堂をめざしていました。
どこにでもいるドラえもん。
ほんとすごい。
スーパーでおいしそうな魚を発見するも、この日はキッチンナシの宿なので買えず。
スペインのゴミ箱はゴミ箱ごとガバッと空いて、その中身を収集車がかっさらっていきます。
さらにフラフラしているとKさんに遭遇。
「昼ごはん食べましょう」ということで、ステーキ。
この門が聖年にしか開かれない「免罪の門」
この門を通れば犯した罪が許され、死語、天国に行けるといいます。
ゆえに、聖年(6,5,6,11年という周期)には30%くらい巡礼者が増える。
さすがキリスト教3大聖地の1つ。
どこをとっても素晴らしい造り。
天井にも巡礼のシンボルであるホタテが。
夕ご飯はHさんとKさんと。
「アジアのご飯が食べたい!」とのことで、中華料理屋さんに。
ビーフンのカレー炒めは「バーミヤン」を思い出させる逸品。
アルベルゲ(巡礼者用宿)が違うお二人と別れ、また公園に。
夜は夜でいい感じ。
巡礼を通して全体として安全だったように思うのだが、それは中年親父に悪さするような輩はいないということか。
夜は夜でライトアップされた大聖堂をみながらアルベルゲに戻る。
35日目、終了。

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。