メンツがそろったday27ビジャフランカ・デル・ビエルソ〜ラグーナ・デ・カスティーリャ(+26Km/611Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう
ゴールであるサンチアゴ・デ・コンポステーラについたとき、一緒に祝宴をあげた友はトマス、ヴォルフガング、そしてジョー。私を含めたその4人が初めて集まったのがこの日でした。
こんにちわ、相馬と言います。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。
雨の中、歩き始めたこの日は、朝イチに日本人のKさんと話したきり、ひさびさに終始ひとりで歩いた日でした。巡礼最後の難所と言われるところで、頂上のオ・セブレイロの村はとても有名なのですが、なんとなくその1つ前の村ともよべないくらい小さな村の宿を予約していました。
ちょこちょこと雨に降られたり、ザキヤマ似のバルの主人と盛り上がったりしたこともしながら着いた宿。そこでビールを飲みながら仕事をしていると、前の日に知り合ったトマスがやってきます。
ト「おまえ、仕事してるのか?何してるのか?」
私「情報セキュリティのマニュアルを書いてるのよ」
ト「おぉ!僕もそういうののマネジメントしてたよ」
などと、仕事そっちのけでトマスとしゃべります。
すると、また前の日に知り合ったヴォルフガングが苦しそうにあがってきます。
「ちくしょう、もう1つ先に宿を取っちゃった。ビール飲みたいけどがまん!」
と、言いつつ、しばし合流します。
そして、
「まだ歩き始めたばかりで要領がわからなくて」
と我々に話しかけてきたのは背はさほど大きくないもののいわゆる「アメリカのタフガイ」といった感じのジョー。ハキハキと力強く「Yes」「Good」と相づちをうちながら話の輪に入ります。
まだまだこのときには軽い好印象を持った「おじさんたち」でしたが、後にこの旅で一番仲良くなるメンツが揃ったのがこの日でした。
2022年9月14日のメモ
奴はシャワーにも入ってなかったと聞き、この1ヶ月で初めて怒る。空気がリアルに濁って見えた。
昨日、洗濯物を預けた宿のジョン。「今日中に届けるぜ」と言っていたが見事に忘れ、今朝7時に「OK!OK!」と、生乾きの洗濯物を渡される。(今日の宿で今、干してる)
昨晩を忘れさせてくれるさわやかな山道。
完全雨仕様で出発したが、雨降らず。ただ暑い。(その後、無事?雨が降る。)
田舎町のバルの親父は見た目と声がザキヤマ。そして、めちゃいい人。
本日の宿は母校を思い起こさせる「薫り」。
今いるところが最後の難所と言われる。確かにつらく、今日、明日で登りを2分割したの正解。
私の英語への多額の投資は、各国人との居酒屋トークとして結実。
どうも「スペインは政治的にめんどくさい」という話をスペイン人とアメリカ人とオーストラリア人とスウェーデン人がしてる。「でも、バスクはワインがおいしいわ」と、オーストリア人のご婦人がうまいこと和らげた。
今日は臭くない!
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