見出し画像

元本部長、マックのバイトに応募する。ために履歴書を書く。

みなさんこんばんわ。相馬といいます。
一昨日から書き始めてみました。

21年にわたって勤めた会社を退職して2週間。思うところあってマックのバイトに応募したのですが(その話はこちら)、面接のために22年ぶりに書く履歴書はなかなか難しいものがあります。

何が難しいのか

ひとまずWEBに転がっているフォーマットを拾ってきて、名前やら、住所を書き込んだのですが、学歴、職歴の欄はマックのバイトの応募用にしては重苦しい単語が頭に浮かびます。例えば、一人会社とはいえ代取なので「代表取締役 現任」など、なんかサイズ感が合わない。でも、ウソをつくわけにもいかないので粛々と記入していきます。

記入欄「長所と短所」

20年あまりに渡って考えたことがなかったわけではありませんが、マックのバイト採用に必要な「長所と短所」となるとまたサイズ感が合わない気がします。

「課題解決能力は長所かなぁ。でも、そもそもマニュアル通りにハンバーガー作るのに課題解決能力は必要ないかもなぁ。」

「60人のマネジメントしてた経験は自信あるなぁ。でも、そもそも60人も店員のいるマックは見たことないなぁ。」

など、どうもおさまりが悪い。

ひとしきり悩み、今のところ「長所:穏やかな性格です」、「短所:考えすぎて行動が遅れることがあります」としてます。(それらは私の本質なような気もします)

記入欄「自己PR」

これもやはり「適当なサイズ感」の文章が思い浮かびません。たしか前職の昇格試験では

「グループ企業を含む長年の管理部門経験を有しており、管理部門人材の適正な育成計画(適正人材の抜粋、人事異動、出向)による、グループ総体としての管理部門の強化の拡充の。。。うんぬん」

みたいな自己PRを書いた記憶があるのですが、もちろんそんなことはマックのバイトにはたぶん関係ないだろうとまたひとしきり悩みます。「小難いこといったところで、実はマックのバイトですら人様の貢献することすらできない自分ではないのかもしれないのでは」とブルーになったりしながら、今のところ

「いろいろな経験があるので、人の気持をくみとって責任感をもって業務にあたることができます(ハート)」

みたいな内容にまとめてみました。(これがどう受け止められるのかいまだ不安ではありますが)

記入欄「志望動機」

ここは素直に書いています。

1.学歴や年齢などバラバラなバックグラウンドをもった人たちがきちんと働ける仕組み(洗練されたマニュアル、教育プログラム、社員登用も含めた評価、採用など)に触れてみたい。

前回に書いたように広告代理店は「ある程度できること、わかっていること」が業務のルール、フローを決める上での前提にあるように思います。また「お客様のために(ときとして残業も含め)最大限働くことを是とする」文化もまだあるように思います。

独立して一人でやっていくにあたり、自分にも染み付いている「共通認識がありますよね」とか「時間、採算は度外視でもいいですよね」といったことを前提とせず、

たとえ共有認識がなくても、また、時間や採算の制約があってもなお成立するような業務の仕組みに触れたい、そしてそれを提供できるようになりたい

と思っています。


2.いろいろな方に働いていただくのではなく、自分自身が体を動かし、手を動かしてお金をかせぐということをあらためて体験したい。

広告代理店での仕事は「いろいろな方に動いていただいて、それをコーディネートしていく」ということに重きが置かれていたように思います。それはもちろん素晴らしいことで(決してナカヌキではありません。それはまたおいおい)、私自身も長所としていきたいと思いたい部分です。ただ一方で、一人の働き手が何を思い、何を得ながら働いているかを知ることなくして、そういった方々に働いていただくことの心苦しさもありました。この機会に

じかに働く側に立ってじかの自分が何を提供し、どのようにかせげるのか」

を見てみたいと思っています。

今後は業務効率化のコンサルティングを軸に活動したいと思っていますが、これからの1年程度の期間に「働くことのリアル」を体感したいと思います。


さて、生きていけるのか私。

この記事が参加している募集

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。