MaaS Hack

日本におけるMaaSを加速させるべく、MaaSの事業化/マネタイズを目指しているビジネ…

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日本におけるMaaSを加速させるべく、MaaSの事業化/マネタイズを目指しているビジネスリーダーのために、ノウハウ・事例・インサイトを提供していくnoteです。【提供】株式会社リブ・コンサルティング➤https://www.libcon.co.jp/mobility/

最近の記事

ユーザーとの接点が普及のカギ~カーボンクレジットの取り組み事例~

こんにちは。MaaSHack編集部です。 GXの取り組みが活発化する昨今、「カーボンクレジット」という概念が広がりつつあります。 MaaSHack読者の皆様は既に名前は聞いたことがある方が多いかとは思いますが、いざ新規事業の立ち上げの際にどのようにカーボンクレジットを組み込めばよいのかわからない場合も多いのではないでしょうか。 本稿では①そもそもカーボンクレジットとは何か、②国内におけるカーボンクレジットの取り組み例、③海外のカーボンクレジットの取り組み例の3点をご紹介

    • モビリティ新規事業の創り方/育て方~脱炭素ロードマップに沿ったMaaSのビジネスチャンスとは?~ -セミナーレポート-

      こんにちは。MaaSHack編集部です。 2月15日(火)、弊社リブ・コンサルティングおよびパートナー企業の株式会社AMANE様の共催でビジネスセミナー「モビリティ新規事業の創り方/育て方」を実施いたしました。 今回の「モビリティ新規事業の創り方/育て方」セミナーは「モビリティ領域での事業開発」に焦点をあてた内容であり、特別講演として株式会社JTBコミュニケーションデザインの黒岩様にご登壇をいただきました。 【(株)JTBコミュニケーションデザイン 黒岩様プロフ

      • モビリティ×DX化の鍵は「ロケーションテックの活用」

        デジタルマーケティングの現場ではオンライン行動データ(オンラインでのPV数やユーザー行動の流れなど)の活用が当たり前になってきています。しかしリアル世界でのオフライン行動データ(リアルタイムな人流の変化や分布など)の活用は、まだまだ始まったばかり。 その中で今、注目を集める分野が「ロケーションテック」であり、モビリティ×DX化のキーワードとされています。 今回は、ロケーションテックの最新トレンドや事例を基に、「オンライン・オフラインの融合による新たな移動体験の創出」につい

        • 「EVトランスフォーメーション フォーラム」―LIGAREビジネスセミナーレポート

          こんにちは。MaaSHack編集部の中村です。 1月12日(水)、弊社LiB Consultingおよびパートナー企業の株式会社AMANE様の共催でビジネスセミナー「EVトランスフォーメーション フォーラム」を実施いたしました。 本日はセミナーについて簡単にレポートした内容を御共有させていただきます。 今回の「EVトランスフォーメーション フォーラム」セミナーは、弊社が先日発信いたしましたEVX(トランスフォーメーション)のカオスマップのうち、「EV+電力小売り」「EV

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        • モビリティ新規事業の創り方/育て方~脱炭素ロードマップに沿ったMaaSのビジネスチャンスとは?~ -セミナーレポート-

        • モビリティ×DX化の鍵は「ロケーションテックの活用」

        • 「EVトランスフォーメーション フォーラム」―LIGAREビジネスセミナーレポート

          “実証実験”が“実証実験”で終わってしまう理由。 都市型/地方型それぞれのモビリティサービスの在り方とMaaS事業開発アプローチ手法

          “実証実験”が“実証実験”で終わってしまう。 ポストコロナを見据え、都市型/地方型それぞれのモビリティサービスの在り方の模索が続いている。その一方で、モビリティサービス開発には数多くの失敗パターンがあり、「実証実験だけで終了してしまう」「サービスを開始したものの想定よりもユーザー数が増加しない」といった問題が生じている。 各エリアにおいて持続可能なモビリティサービス開発を進めるためにも、「どのように地域のユーザーニーズを捉えたサービス設計を行うのか?」「どのように収益

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          「EVを起点とした フリートマネジメントとは」―LIGAREビジネスセミナーレポート

          こんにちは。MaaSHack編集部の中村です。 11月17日(水)、弊社LiB Consultingおよびパートナー企業の株式会社AMANE様の共催でビジネスセミナー「EVを起点とした フリートマネジメントとは」を実施しました。 本日はセミナーについて簡単にレポートした内容を御共有させていただきます。 今回の「EVを起点とした フリートマネジメントとは」セミナーは、 弊社が先日発信いたしましたEVX(トランスフォーメーション)のカオスマップ

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          ユーザー視点から見る自動車販売のデジタル化 3つのポイント

          こんにちは。MaaSHack編集部の伊藤です。 今回はMaaSにおいても関わりが非常に深い自動車の購入に関するデジタル化やビジネスチャンスのある領域について、取り上げます。 皆様の中で、自動車を購入したことがある方で、自動車購入って少々面倒だな、不安だな、と感じたことはないでしょうか? 自動車は高額で、検討から契約・納車までの期間も長く、自動車購入独特の商習慣もありますので、普段の日常の買い物とは異なるところも多くあります。 また、試乗や実車確認に対するニーズが高いので、

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          EVが起点で生活が変わる? EVトランスフォーメーションとは

          こんにちは。MaaS Hack編集部の横山です。 先日モビリティ×エネルギーの事業領域を「EVトランスフォーメーション」として定義し、「EVトランスフォーメーションカオスマップ」をリリースさせて頂きました。 昨今自動車のEV化と脱炭素化に向けた動きの進展を背景として、モビリティ業界とエネルギー業界で相互に新規参入を行う動きが北米を中心に活発化しています。 また日本でもその動きが始まっており、まさにモビリティとエネルギーの領域におけるビジネスが急激な変化を遂げている最中です

          EVが起点で生活が変わる? EVトランスフォーメーションとは

          日本でマルチモーダルアプリが流行らないのはなぜか?

          こんにちは。MaaSHack編集部の中村です。 皆さんは「マルチモーダルアプリ」と聞いて、ピンとくるでしょうか。 あまり聞き覚えがないという方も多いのではないかと思います。 海外ではTransitアプリとも言われているこのサービスですが、まさにMaaSのパイオニアであるフィンランド発のサービス”Whim”も、分類としてはマルチモーダルアプリなのです。 今回は、そのマルチモーダルアプリについて 「そもそもマルチモーダルアプリって何なのか?」 そして「日本であまり流行っていな

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          地域経済に一石を投じる”小売りMaaS”の在り方とは?

          そもそも“小売業”と“MaaS”は相性の良い分野です。これまでもショッピングセンターが最寄駅から無料送迎バスを出すなど、小売業がマーケティングの一環として、モビリティサービを活用する、というケースは多くあります。 昨今では新型コロナによる自粛、或いは、ECサイトやUber Eatsなどの宅配サービスにより、各地域の小売店や飲食店では「如何にして顧客に来店いただくか?」が経営上、最も大きな課題になっているのではないでしょうか。 このような環境下の中で、デジタルを活用した「小

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          次世代モビリティビジネスを彩る"ソーシャルグッド"とは?

          こんにちは。MaaSHack編集部の髙倉です。 読者の皆様は"ソーシャルグッド"という概念はご存知でしょうか? まだ日本では浸透しきっていないため、初見だと言う方もいらっしゃるかもしれません。 ただし、私はこのソーシャルグッドこそが、次世代のモビリティビジネスを成功させる鍵になると考えています。 今回はソーシャルグッドが秘める、今後のモビリティビジネスの展望についてお話ししたいと思います。 1. ソーシャルグッドとはまず初めにソーシャルグッドとは何かを説明させていただきま

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          走行距離無限大?充電不要のEVの未来へ

          こんにちはMaaSHack 編集部のタンタンです。 「電気自動車の電池切れが怖い」、「電気自動車は高い」のような電気自動車 (Electric Vehicle : EV) の課題に対し、新たに電気自動車を普及させる技術と生まれてくるビジネス機会についてご紹介いたします。 上記の理由で日本国内でのEVシフトは海外に比べて遅いのではないかという意見もあるかと思います。ところが、最近の電気自動車に関する研究では「走行中給電」という技術が発明され、電気自動車が走行している間でも充電す

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          EV普及を見越した新たなビジネスモデル  EVのフリート管理とは?

          こんにちは。MaaSHack編集部の横山です。 トヨタ自動車が今年5月に2030年に電動車を年間で800万台販売する目標を明らかにしました。また9月7日、電池戦略に関する説明会を開き、電池の確保や開発に向けた計画を発表したのですが、2030年の800万台の実現に向けて1兆5,000億円を電池関連に投資することを発表しました。昨年10月に菅首相が打ち出したカーボンニュートラルの発言から、電動車普及の流れがますます加速しています。 そのため電動車の普及を見越して様々なビジネス

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          <エネルギー×モビリティ>脱炭素社会への過程で見出される新たな事業機会とは?

          こんにちは。MaaSHack編集部の中村です。 菅総理が所信表明演説で脱炭素社会の実現を目指すことを宣言してから、早10か月。 皆さんの周りではどれくらい変化が起こっているでしょうか? 実はこの10か月の間に、急速にカーボンニュートラルの領域でビジネスが動いております。 本日はそんな、エネルギー領域のお話を我々の主要な事業領域である「モビリティ」と絡めてお伝えできればと思います。 1.なぜエネルギー×モビリティなのか? さて

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          移動データを抑えた者が覇権を握る

          こんにちは。MaaSHack編集部の西口です。 現在、MaaSやCASEという言葉が当たり前に使われるようになり、デジタルを活用した“移動の在り方のアップデート”が進んでいます。 そして、クライアントとのミーティングの中では、 ・移動データをどのように取るのか? ・どのようにデータを管理し、活用するのか? など、移動データ/実績の収集・分析・利用に関する議論が多くなってきているように思います。 その一方で、 ・モビリティ界隈における“データビジネス”とは具体的にどういう

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          日本においてEV普及により生まれるビジネスチャンス

          こんにちは。安藤でございます。 今回はグローバルで加速していくEVシフトに伴い、新たに生まれるビジネスチャンスについて考察したいと思います。 グローバルで加速するEVシフトとは裏腹に、日本国内においてはEVの普及速度や盛り上がりに欠けるのではないかという意見もあるかと思います。 ところが、2021年に入ってから日本におけるEVシフトの動きも一部の領域で加速しつつあります。 日本もEVとは無縁とは言えない状況が目の前に来ているのです。 1.中国のEV 開発競争の激化グローバ

          日本においてEV普及により生まれるビジネスチャンス