【ガッカリさせないためには】期待値のギャップを埋める
今回は「人が離れていく理由」についてお話していきます。
会社でもそうですし、恋人でもそうです。
キーワードは3ヵ月。
3ヵ月が人が離れていくポイント地点となりやすいって知っていましたか?
どうすれば相手をつなぎ止め、良好な関係を築いていけるのか?
それは、「ガッカリした」というギャップを埋めていくことです。
人が離れていく理由
こんにちは。
NLPプラクティショナー、LAB®プロファイルプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけ講師のまあこです。
今回のお話は、北野唯我さんの著書「OPENNESS(オープネス)職場の空気が結果を決める」より一部抜粋させて頂きます。
この本の中に
人材育成における期待値と実態のギャップ
という項目があります。(p60)
従業員が会社に入る際、人材育成に対しての期待値が高すぎるというのです。
つまり、「やりたいことをさせてもらえるだろう。自分にしっかりと満足のいく仕事を教えてくれ、成長させてくれるだろう」
と、会社に求めすぎているということです。
これはまるで、結婚相手に対して「私のことを幸せにしてくれるはず」と、理想を高め、勝手に期待してしまっているのと同じ。
相手に求める期待値が高いと、実際に関わった時にギャップが生まれてしまいます。
・面接時は良い事ばかり言っているけど実際は行動が伴っていない
・意見の言いやすい職場と聞いたのに全然意見を聞いてくれない
・時間外労働が思った以上に多くて勤務労働時間の提示と違う
など、「ガッカリ…」「思っていたのと違う」というギャップが、次第に人が離れていく原因となってしまうのです。
離れていかないために出来ること
では、そのギャップを埋めるために出来ることはあるのでしょうか?
ここで、3ヵ月というポイント地点が重要になります。
多くの場合、人の心は3ヵ月や3年など、3の数字をキッカケに変化が起きやすいもの。
ということは、3ヵ月になる手前で、相手ときちんと話をしておくことが大切です。
「期待値の調整」
・相手の気持ちを聞く(相手の求めているもの)
・相手の気持ちを聞いたうえで、こちらに出来ること、出来ないことを提示する
・こちらが求めていることを伝える
これは、仕事だけでなく恋人や夫婦、様々な人間関係でも言えることです。
仕事であれば、入社して1ヶ月か3ヶ月になる手前で、必ず話し合いの場を設ける。入社して感じたことや、不安に思うこと、今後のことについてのヒアリングを行っておくのです。
そして、これからの会社のビジョンを提示したり、相手がどのような業務のステップを踏んでいけば成長できるのかを明確にしてあげるといいでしょう。
私はこの本を読んだ時、
「夫婦や恋人であっても、このやり方は有効だな」
と感じました。
付き合って3ヶ月以内に上手くいかなくなるカップルは多いですし、結婚して2〜3年で別れてしまう夫婦も意外と多いのです。
実際に付き合ってみて生まれたギャップをお互いに素直に話し合い、今後改善できることはあるか、どのように付き合っていくのか、を考えていくこと。
期間を決めて相手と意識のすり合わせを行い、それぞれの気持ちに寄り添った行動を取っていけば、常に関係性を良い状態に保つことができると思いませんか?
「分かっているだろう」
「伝わったはず」
という過信は、事実に対する認識を歪めてしまう恐れがあり、一度歪んだ認識はなかなか元に戻りません。
ガッカリしたと言われないためにも、お互いの求めていることを定期的に確認しあう。
とても大切なワークですよね。
まず最初に「相手に求めない、自分に出来ることをする」と理解しておくことも、良好な関係を築く上でとても重要なことです。
ぜひ、意識してみてください。
今回はこの辺で。
ここで出会えたことに感謝します。
相手に求めすぎず自分から与えていく人になるには、こちらの記事で詳しく解説しています。
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