馬鹿にされやすい人の特徴【なぜいつも私ばかり?】
・なぜかいつも私ばかりキツイことを言われる
・人から馬鹿にされたり見下されやすい
・人から軽く扱われる、否定されることが多い
・なぜか嫌な人や苦手な人が自分の周りに集まってくる
というあなたへ。
実は、「人から馬鹿にされやすい人」には特徴があります。
今回は、「馬鹿にされやすい人」の特徴と対処法について、心理カウンセラーである私がお話していきます。
馬鹿にされやすい人の特徴
こんにちは。
こころの土台となる「レジリエンス」を育てる専門家、心理カウンセラーのまあこです。
①本当は嫌なのに「嫌だ」と言えない
相手があなたに対してひどいと思う言葉を投げかけてきても、「そんなこと言わないでほしい」「そんな風に言われると傷つく」というようなことが言えず、黙ってその言葉を聞いてしまう。NOと言えない。
また、なかなか「嫌だ」という態度も示すことができず、受け入れてしまう。何も言い返せない人。
②愛想笑い、いつもニコニコしている
何を言われても、笑ってごまかしてしまう人。本当は嫌だと感じているし、「違う」と思っているのに否定できない。やめてほしい、辛いと思っているのに、つい愛想笑いをしてしまう人。
普段からニコニコしていて、相手から嫌味を言われても笑っている人。
③自分は悪くないのに、すぐに謝る
馬鹿にしてきたり、嫌なことを言ってきたり、否定してきた相手に対して「ごめんね」「ごめんごめん」など、すぐに謝ってしまう人。大したことのない場合でも、まず自分が謝ってしまう人。
自尊心(自己肯定感)の低さ
なぜ、馬鹿にするような態度を取られても許してしまうのでしょうか?
それは、自尊心(自己肯定感)の低さからきています。
「自尊心」とは「自分を尊重し認めること」で、別の言い方では「自己肯定感」とも言います。
自分の価値を自分で認めることができないでいると、他者から馬鹿にされても否定することができません。
自分よりも他者を優先してしまいやすく、「自分が我慢すればいい」と思ってしまいやすいです。
中には、「自分はそんな風に言われても仕方ない」「自分が悪いからそのようなことを言われるんだ」と、自分を責めてしまう人もいます。
相手は、そんなあなたを見て「この人には何を言っても大丈夫だ」と受け取ってしまいます。
そのような相手は、あなたを馬鹿にすることで自分の価値を上げて、自己肯定感を満たそうとしているのです。
自尊心を守るために
では、どうすれば馬鹿にする相手から自分を守ることができるのでしょうか?
良かったら、こんな風に考えてみてください。
「相手は、自尊心(自己肯定感)が低いからこそ私のことを馬鹿にするのだ」
実は、あなたのことを馬鹿にしてくる人は、その人自身も自尊心(自己肯定感)が低い可能性があります。
自尊心(自己肯定感)が高く、自分の価値を自分で認めることができている人は、人を馬鹿にするようなことはしません。
その必要がない、とも言えますね。
自分の自尊心(自己肯定感)が低いからこそ、あなたの価値を下げようとすることで、自分を守ろうとしているのです。
本来、人が人の価値を決めつけることなどできません。
そして、誰にでも同じように価値があります。
人の価値には「上」や「下」というものは存在しないのです。
自尊心(自己肯定感)の高さというのは、幼少期の体験に起因していることが多いと言われています。
幼少期の頃、親や周囲の人たちに「お前は何をやってもダメだ」「どうせお前にはできない」「お前なんて」と言われたり、否定されてばかりいたり、馬鹿にされるような態度をよく取られた経験のある人は、その体験がそのまま自分の自尊心(自己肯定感)の形成に繋がっていきます。
反対に、幼少期に親や周囲の人たちから「あなたはやればできる」「あなたなら大丈夫」「あなたは素晴らしい子よ」と言われた経験のある人は、その体験が「わたしはやればできる」「わたしなら大丈夫」と思える自尊心(自己肯定感)へと繋がっていきます。
(もちろん、幼少期の頃に馬鹿にされた経験があるからと言って、必ず自尊心が低くなるという訳ではありません。そのような経験をしていても、自尊心の高い人もいますし、経験していなくても、自尊心の低い人もいます)
幼少期に、親や周囲の人から自尊心を下げられるような言葉をかけられてきた経験のある人にとって、いきなり「自尊心を上げよう!」と言われても、簡単にできるものではないですよね。
ここで、青木仁志さんという方の「目標達成の技術」という本の中に、とても良い詩が載っていたので載せておきます。
少しでも自分に対する評価が変わってくれたら嬉しいです。
私自身も、自分に自信が持てなくなった時や、自分のことを大切にできそうにない時、この詩を見て、励ましてもらうことがあります。
そして、自尊心が低い方にお伝えしたいのですが、
無理に言い返したり、怒ることはできなくても構いません。
せめて、そのような人からは距離を取り、できるだけ自分を守ってください。
その人が、心の中に踏み込んでくるのを許さなくていいですし、自分が「嫌だ」と思う気持ちを否定しなくてもいいのです。
まずは自分のこころを守ってあげてほしいなと思います。
今回はこの辺で。
ここで出会えたことに感謝します。
野口嘉則さん認定心理カウンセラーとして、心理カウンセリングのセッションを行っています。ご興味のある方はこちらをご覧ください。
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