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あなたは会社員を否定していませんか?

あなたの職種はなんですか?
学生?会社員?自営業?フリーランス?

これまで私は“自分の価値を高めたい”“複数の収入源を持つべき”とこのnoteで発信してきましたが、決して会社員がダメだとは言っていません。

一昔前より簡単に起業できる環境になったり、そしてフリーランスとして働く人が増えています。

少子高齢化が進んでいるとはいえ、その原因以外でも会社員人口は減少していることは間違いないでしょう。

では、本当に会社員は“悪”なのか?
そして、独りで生きていくことが“善”なのか?

会社員はもちろん、今、就職活動としていて会社員になるか迷っている学生にも読んでほしいと思います。


仕事のできない人の特徴

・会社員はつまらない
・会社員の今後は不透明
・会社員なんてメリットがない

という意見を聞いたことがありませんか?
私はこの意見に疑問を持ちます。

これって本当なのでしょうか。

ちなみに私は、月曜日から金曜日の朝から晩まで働いている普通の会社員です。

6年目になり、仕事内容もだいたい把握できていたり、後輩も増えてきて、徐々に中堅の位置になってきたことで、先輩後輩問わず、仕事ができない人に目がいくようになってきました。

・報連相ができない
・仕事の要領が悪い
・仕事を溜めがち
・次のことを考えて行動しない

今、パッと思いつく社内の仕事ができない人の印象です。

では、フリーランスの人がこの“仕事ができない人の特徴”に該当しないと言い切れるのでしょうか。

比較する人がいないからこそ、“自分は仕事ができる”と思っているフリーランスは多いと思います。

しかし、組織に所属し周りと比較することで、自分の無能さを感じる一面はきっとあると考えます。

独りで生きていく覚悟があるのであれば、まずは周りと比較して自分の欠点を探す時間は必要ではないでしょうか。


仕事の取り組み方を学ぶための会社員

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会社には人生の先輩、会社の先輩がたくさんいます。
その先輩の中には、自分に持っていない能力を持っている人は必ずいるでしょう。

となると、お手本になる参考書が近くで見れることになります。

逆に、自分よりもポンコツ社員が周りにいると、「こういう人にはなってはいけない」と学ぶことが多いと思います。

“自分”のことしか知らないって、今後の自分に不安を感じませんか?
本当に自分が一番正しいのでしょうか。

自分のスキルでお金を稼ぐフリーランスにとって、効率はとても重要ですが、自分が思っている効率が実は非効率の可能性があります。

そして、学力があるからといって、「仕事ができる」というのは間違いです。

私が思う仕事ができる人っていうのは、
・報連相ができる
・要領がいい人
・次のことを考えて動いている人
です。

学力を使う仕事もあると思います。
でも、結局、入社してから学び続けることがその会社での活躍に繋がります。

一方で、同じ社内でも部署が変われば一から仕事を覚えることになりがちです。

ということは、若手のうちは業務内容を追求するよりも、仕事に対する取り組み方を学ぶことが重要だと私は思います。

(迷惑かからない程度に一定の業務内容は覚えましょうね。)

入社3年目までに正しい仕事の取り組み方を学ぶことができれば、次の部署に異動しても、転職しても、フリーランスになっても、戦える武器は揃っていると思います。

そして、なんと言っても、新人の間は仕事ができてもできなくても、一定の給料はもらえます。

学生時代に何かのスキルを身に付けて初任給以上のお金を稼いでいるのであれば、別ですが、駆け出しの時期であれば、その給料で、自己投資につなげてスキルアップを図ることがいいでしょう。


まとめ 会社員のススメ

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フリーランスの人こそ、「会社員は悪だ!」と思っている人が多いと思いますが、その原因を作っているのは、業務内容であったり、会社としての文化だと思います。

これは企業選定を間違っているだけであって、会社員として働くことが間違っているわけではありません。

私は必ず会社員を経験することをおすすめします。
そして、短くても3年は続けた方がいいと思います。

会社にもよると思いますが、3年もすれば周りのメンバーや仕事で関わるメンバーが変わり、いろんな人の仕事の取り組みを見ることができるのではないでしょうか。

今の時代、転職することへの抵抗は薄れてきているように感じますし、またフリーランスとして働く人も増えてきています。

なので、転職を止めることはしないし、私自身「働き方は自由」だと考えています。

しかし、会社には多くの人が在籍しており、生きる参考書を間近で感じることができることは会社員としての一番のメリットであることを知ってほしいです。

「独りでもやっていけるんだ!」と思っていたとしても、必ず人の力を借りなければいけない時期がやってきます。

その時のためにも、会社員時代に人脈を構築しておくことも重要だと思います。

仕事の取り組み方を始め、ビジネスパートナーとのやりとり、資料の作り方、社内調整等、会社員だからこそ学べるスキルはたくさんあります。

意識高い人こそ会社員を否定しがちですが、社会人スキルを学ぶには会社員が費用対効果が高いと私は考えます。

ちなみに私が考える仕事ができる人は「要領がいい人」です。
限られた時間の中で、いかに仕事をまとめきれるかがポイントです。

そのためにも、仕事をどのように進めれば効率的に進めることができるかを学ぶことが重要だと思います。

私が重要視している仕事の取り組み方は、
行き当たりばったりで進めるのではなく、整理した上で仕事を進めること。

〜余談〜

去年に続いて、今年も新入社員の指導員になりました。
去年指導した子は無事にこの春から社会人2年目に。

去年の春先は本当に苦労しました。
期限は守らない、何かあっても報告してこない、注意しても刺さらない、、、

春先だけではなく、秋頃までこのことで何度も注意をしていた記憶があります。

でもこの春から後輩ができて、仕事の内容を教えている姿を見ると、私の目には頼もしく写り、成長幅はとても大きいことを感じます。

もしこの子が新卒でフリーランスになっていたとしたら、期限を守らないことが当たり前で、相手先から怒られても何も感じない人材になっていたと思います。

自分では気付いていない間違ったことを正してくれる環境、そして、周りの先輩がその姿を見せてくれる環境って貴重だと改めて思いました。

“自分の当たり前”は「世間の当たり前ではない」

今年の新入社員は【THE・真面目】って感じ。
「これ確認しといてね」って言ったことは、全て報告してくれる。
キャラクターが真逆すぎて、戸惑い中なまーぴよでした。


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