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最高の宿に出会ってしまった

春ごろ、いや去年の夏頃からずっとキャンプに行きたかった。だけどキャンプスキルややる気は持ち合わせていない。そんなわがままな我が家に「グランピング」という救世主が現れる。

グランピングとは、「優雅な」といった意味の”glamorous”と”camping”を合わせた造語で、 贅沢にアウトドアを楽しむ新しいリゾートスタイルをいいます。

約2年くらい頑張った、子連れ在宅ワーク生活。
あーごはんの事とか何も考えなくて良い時間を一瞬でいいから過ごしたいな。

みなさんの声「え?まだやってるの?」

私「はいやってます。2児と24時間一緒に過ごしながら家で仕事をするという暮らしが、もう1年9ヶ月になります。日本では変わった家族だねって事になっています」

自宅から自転車で行けるグランピングないかな?そして屋外のお風呂に入りたい(前回の投稿での「温泉に行きたい欲」が収まっていない)

そんなんあるかいな?

→まさかのあった!(発見者=夫)
→真面目に自転車で行った(2〜3時間こいだかな?)
→泊まった
→毎年泊まりに行くことが静かに決定した。

よく「毎年ここに泊まってます♡」などという投稿などを見て、
「え?なんで毎年同じところ?もったいない。」と勝手なことを思っていた私は未熟者だった。

今まで国内、海外の安宿から一人一泊5万円くらいのホテルまでには泊まったことがあった。(仕事等ふくめ夫婦それぞれ)

しかし、二人とも「もしかしたら今までで一番最高かもしれない」となってしまった。

子どもたちも「えー?もう帰るの?」
帰ってきてから写真を見て「ここにずっと住みたいねぇ。ダメなの?」など

満場一致で「ロックオン」

たった一泊だったのに、1週間「ヴィラ・カルタ」ロスが続いた。

そう、その宿の名は「札幌ヴィラ・カルタ」


《基本データ》

「札幌ヴィラ・カルタ」

・一棟貸切グランピングホテル
ポーランドF.Domes社製グランピングテントが札幌の住宅街の端(背後は森)にどーんと建っている

・住所:北海道札幌市西区西野4条10丁目8−1
( ☎️080-6081-3789)

・駐車場有り

・利用価格は季節によって変動があるようなので、HPでご確認ください。

(我が家が宿泊したのは10月末。ちょうど「道民割」という割引適用期間でした)

ここを目指し、まずは自転車で向かう。笑

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後半、自転車ごと転がり落ちていきそうな急な坂道をなんとか登り到着!!(最寄り駅への送迎等もしてくれるけど、コロナ禍なので自力で行った)
オーナー(執事)の川田さんとの初対面。

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全貌写真を撮りそびれた!
(「札幌ヴィラ・カルタ」さんHPでご確認ください)

中はこんな感じ。広角で撮らないと収まらない広さ

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ベッドの上に立ってはいけません
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いきなりくつろぐ人
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室内にパーゴラや椅子があったりして思い思いに楽しめる内装

これなんと、元自衛官のオーナー川田さんが自分で建てたという。
「え?自分で?」すごすぎて一瞬言葉を失う我々。

内装も全部、ご自身でセレクトして直輸入したらしいのだが、とにかくセンス抜群の家具が惜しげもなく並ぶ。

はじめての薪ストーブに興味津々

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とりあえずごろり


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ベッドに寝転んで見上げた景色。


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はい、すっぽり。


▽ここが食事スペース

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なんとグランピングテントがもう一棟あって、そちらも見学させてくれた。

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女の子なら一度は憧れる天蓋ベッド


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あーずっとここに居たい
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眺め最高

秋は天気が変わりやすく、到着後にざっと降ってきた雨が止んでなんと虹が!最高やん。神様ありがとう。

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そんなこんなしているうちに夕食の時間に。
準備は全部オーナー(執事)の川田さんがやってくださった。

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よく見るとテーブルには生花が

川田さんの手作りのスープ、飯ごうで炊いたごはんに、、そしてナイフとフォークも用意してくれている!

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夜景もばっちり


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うまく撮れてないけど、二度見するほど分厚いサーロインステーキだった。



新鮮な野菜、道民なのにじゃがいもの美味しさに感動してしまった。

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定番のマショマロ焼き。



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って大き!!

こんな大きなマシュマロどこで売ってるの?


このよくわからないパンデミックのなか、無事に生きている奇跡に感謝しながら飲んだ余市ワインはほのかに甘く、優しかった。

ワイルドさとラグジュアリーさの合わさった最高すぎる空気感。

そしてラグジュアリーなのにどこか安心感を感じる食卓。
何かに似ているような。そうだ、実家の年越しだ!!

※北海道の年越しは、年越しそばではなく今年一番のご馳走をお腹一杯食べる風習があります。特に子ども達が実家を離れたあと、久々の帰省となる場合ご馳走が豪華になる傾向があります

オーナーの川田さんの温かなホスピタリティに、私は久々に実家に帰ったときに振舞われる母親のいたれりつくせりの超豪華バージョン手料理を食べている時のようなほわーっとした気分になっていた。きっと夫も同じだっただろうと思う

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月がオレンジ色だった。


札幌の夜景が一望できるロケーション。

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夜の紅葉もきれい。




この時間を200%満喫しようとゆっくり食事をする大人たちと、食事にはほとんど手をつけず、すぐにテントの中に帰ろうと誘導する5歳の次女。

いつもと違う環境によって感覚が研ぎ澄まされて、室内にいた方がいいと判断したんだろう。こういう本能はきっと子どもの方が敏感だ。

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7歳の長女も緊張していた。

やっぱりキャンプなどの野外活動は普段眠っている野生の感覚を呼び起こしてくれていいなと思った。生活の中に定期的にそういう体験を盛り込んで行こうと思った

そして楽しみにしていた、これが露天ジャクジー。オーナーの川田さんが海外から直輸入したという。かなり大きいので4人でも余裕で足を伸ばしたり、子どもたちは踊ったりしていた。

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美味しい空気を吸いながら星空と夜景を見ながらのジャグジーはもう何も言うことがなかった。

テントに戻ってチルタイム。
おやつを食べながら、今日初めて見た色んなものを絵に描いた

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そして翌日、青空に抱かれながら目覚めた朝が最高すぎた。
カメラに収まりきらなかったので絵に留めておく

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朝からいたれりつくせりのモーニング(感涙)

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晴天で、朝陽を浴びた山の紅葉が鮮やか。

こんな最高の景色を見ながら朝食、なんて幸せなんだろう。

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このデッキで飲むモーニングコーヒーは最高だった。うー・・・やっぱり住みたい

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環境にも配慮したバイオトイレ。中も綺麗でした。


名残惜しいけどさよなら。またぜったい来ます!

帰り道は近くの登山道(宮ヶ丘公園)で紅葉狩り

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年末年始、お盆もお預けだった、久しぶりの上げ膳据え膳。

オーナーの川田さんの半端なきホスピタリティがわたしたちをこれでもか!と贅沢な気持ちにさせてくれた。

人生で一度も使ったことのない「ホスピタリティ」という単語が滞在中何度も頭のなかに登場した。

しかも私たちがこの旅で持って行ったものは、スマホと着替えのみ。
歯ブラシやタオル、飲み物などすべて用意してくれて、ほんとに手ぶらで行けるキャンプだった。なんてありがたい。

「キャンプはやりたいけど、キャンプの色々ができないのでほんとに助かりました」と伝えると、「厳しいキャンプを散々やってきたのでお客様には煩わしいことはさせたくない」と。
厳しい経験をしたうえで、今度はサービスの側に回るという徳の高さ。
色々考えさせられた。


私はホテルでのサービスや夕食の配膳などに緊張感を感じてしまうタイプなので、ラグジュアリーなのにリラックスできるという奇跡の体験で、本当に幸せだった。

もう3年くらい経ったようにも感じるこの1年10ヶ月、家族それぞれが頑張った。
頑張りに「沁みた」

ちょっと贅沢なグランピングをしてみたい方、北海道感満点かつちょっと海外感もある「札幌ヴィラ・カルタ」オススメです。


ちなみに札幌駅から車で15分、高速道路からのアクセスも良く、小樽も近いという絶妙な場所にあるので、道外からの観光にもおすすめ

平日限定で、宿泊なしの日帰りグランピングもできるそうです。

冬も営業してる(食事は別棟室内)ので、ウィンタースポーツ好きな方もぜひ(すぐ近くにスキー場あり)


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