「良い状態を維持する能力」#とは~「プログラミング的思考」経由でぐるぐるっと考えてみた~
「#とは だけで30本書くチャレンジ」
~No.26~
家事でも育児でも仕事でも何でも、「良い状態を維持する」というのは、「維持する」という、ただそれだけで結構な「労力」がかかり、「維持する」という、ただそれだけのために結構な「能力」が必要とされます。
「同じ状態を保つ」って、表面上の変化がないため、人から評価もされにくいし、自分でも達成感は得にくいのですが……
でも、だからこそ、
「これをやることにより、私はここの部分の『良い状態』を保つことに成功している!」
と思うことは、どうにかして「見える化」してアピールした方が良いと思うのです。
それにより、他の人にも理解してもらえて、褒めてもらえたりするかもしれず、
他の人にも同じことをやってもらって「維持する」を「手分けする」が可能になったりする……はずなので。
ぜひそうすべきだと思うのです。
だって、「維持する」って、大変なんだもん。
1人で抱えるとしんどいじゃない。
で、どうやってその、「良い状態を維持する」ためのあれこれを「見える化」するか、なのですよね。
そのためにはまず、「良い状態を維持する」ためのプロセスを、「プログラミング的思考」により整理する必要があるのでは?と気づきまして。
今日はそれについてじっくり考えてみたいと思います。
※ちなみに私は、コンピュータ関係は全く疎いアナログ人間です。プログラミングは、サッパリできません。この記事で扱うのは、あくまで「プログラミング的思考」です。
水道の蛇口を見ながら考えた。
例えば、これ、昨夜撮影した、我が家の台所の水道蛇口なのですが。
なんと!わりとキレイな状態をキープしている!
1ヶ月半ほど前に、「月曜日のお掃除」の取り組みとして、この水道蛇口を徹底的にキレイにしたのですよ。
(記事の中に汚れを溜めまくった状態の画像があるので、キレイをキープしてるのがいかに奇跡かおわかりいただけるかと……)
で、この記事の最後の部分で、私、このように書いております。
ちなみに、白い凝固物の汚れがなるべくつかないようにするには……
水道を使う度に、水をこまめに拭き取る!
しか、ないらしい。
それができたら苦労はないわ!
……使う度に水を拭き取るなんて、そんなマメなこと、私の性格的に、ぜっっっっっったいできないと思ってたんですよ。
でも、
・「水を拭き取る用の雑巾」をいつも蛇口のそばに置いておく
・「蛇口に水滴がついてるな~」と思ったらとりあえず拭く
を心がけたところ、
意外と、マメに拭ける自分を発見。
結果、キレイな状態をキープ!
つまり、性格云々の問題ではなく、
この雑巾の有無の問題だったのです。
なんとこの、衝撃の事実。
たぶん、世の中、こういうことが、いっぱいあると思うのです。
そもそも「プログラミング的思考」とは何か。
文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」によると、
「プログラミング的思考」とは、以下のような内容だそうで。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
うん。
………わかりにくい。
でもこれが、現在、小学校で身につけるべき「プログラミング的思考」の中身なんですよ。
つまり、
これができない大人は、小学生以下!!
……という、恐ろしい時代が来たわけです。
がんばろう大人!!
で。
この文章の中身を、水道蛇口の話に当てはめると、
「自分が意図する一連の活動を実現する」
↓
「水道蛇口をキレイな状態でキープする」
ということに。
で、
「どのような動きの組み合わせが必要であり」
↓
「雑巾を置いておく」
「水滴に気づく」
「気づいたら拭く」
などの組み合わせ?
うん。ちょっとわかってきたかも?
「一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか」
「記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか」
↓
「置く」「気づく」「拭く」など
個々の動きを記号に置き換えて、
効率の良い組み合わせを考える……?
あ、ちょっと水道の蛇口の話では無理かあるかも(汗)
「……といったことを論理的に考えていく力」
とりあえず、論理的に考えて整理しましょうということで(汗)
あうう……あんまりうまくいきませんでしたが……
とりあえず、「水道蛇口をきれいな状態で維持する」ための要素を、
「雑巾を置く」「水滴に気づく」「気づいたら拭く」といった形で、
分解し、抽象化し、一般化する、
という思考が、かな~り必要であることは、
何とな~くわかる気がします。
で、これを、自分だけではなく、他の人も実践できるように、「記号の組み合わせ」に変換して、伝達可能な形にする!!
これが、「プログラミング的思考」による、「良い状態を維持する能力」です。
「そんなめんどくさいことするぐらいなら、自分1人でやった方が早いわ!」と思ったそこのあなた。
小学生以下です。
(恐ろしい時代……!!)
※ちなみに、Eテレの「テキシコー」という番組を見ると、大人もかなり小学生に追いつけます。たぶん。
最も難易度が高いのは、おそらく「気づく」こと。
で。
「水道蛇口をきれいな状態で維持する」ための要素を、仮に、
「雑巾を置く」
「水滴に気づく」
「気づいたら拭く」
という3つの動きに分解したとして。
「自分以外の人」とか、「高性能なロボット」に、自分と同じことやってもらおうとした場合、
最も難易度が高いのは、
「水滴に気づく」
だと思うのです。
ロボットが相手だとすると、
「雑巾、置いて!」
→ハイ、オキマシタ
「水滴、拭いて!」
→ハイ、フキマシタ
「このまま放置すると汚れになりそうな、今拭いておくと良さそうな程度の水滴がついていたら、気づいて!」
→???
エラーガ、ハッセイシマシタ
とか、なりそう。
というか、
「良い状態を維持する能力」って、
つまり、
「このままだとよろしくない状態」に、「気づく力」
なんじゃないの!?
例えば、世の中のあるあるとして、「なんでうちの夫はこのこれを、こういうふうにしかできないの!」というイライラ、発生しますよね。わかりますよ~よくある現象ですよ~
でもそれって、「できない」んじゃなくて、「それやった方がいいって、気づいていない」のでは?
家事スキルが「ない」んじゃなくて、「今が力を発揮するタイミングだとは、気づけていない」だけなのでは?
子どもの場合もそうで、大人からすると、「これはこうした方がいいに決まってるじゃない!」と思うことも、「まだ知らない」状態だったり、「それが良い方法だとは気づいていない」状態だったりするのでは?
仕事の場面でも、後輩がどうにも要領悪くてたまらん!とかいう場合、その人が経験の浅さゆえに「これやった方がいい」と気づける範囲がまだ狭いためにそうなってるとか、すごくありそう。
うーん。
そう考えると、「ここがこうなってたから、こうした方がいいよね」と、気づける人が、気づきをきちんとアピールすることが、世の中をうまく回していく上で重要な気がします。
「これ、1人でこのようにやり終えました!エッヘン!」
……っていうんじゃなくて。
「ここが、こういう状態なので、こういう作業が必要だと思います」
……という、気づきの部分を人に知らせる、と。
すると、それを聞いた人は格段に動きやすくなり、「良い状態を維持する」を「手分けする」ことにつながるかな、と。
思うに、「気づく力」って、人に「気づいてよ!」って言われても、なかなかレベルアップさせられないのですよ。
「気づいてよ!」って、言う側は楽ですよ?
でも、言われた方は、辛いだけです。どうしようもないんだもの。気づけないものは、気づけないんだもの。
なので、「あ、これに今、私、気づきましたよ」ということがある人は、どんどん言った方がいい。言わない方が罪深い、ぐらいの気持ちの方がいい。
………と、プログラミング的思考も経て、ぐるぐるぐるぐる~~っと、考えてみたんですが~~……
どうでしょうねぇ(汗)
そんなこんなで、本日はこれにて。
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明日も「#とは だけで30本書くチャレンジ」で、何かしら書きたいと思います。
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