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祇園祭と鞍馬を、味わい尽くす

7月15日(金)。
京都という狭い世界の中では、今日は「祇園祭の宵々山よいよいやま」というイベントの日。
7/17を前祭さきまつり
7/24を後祭あとまつりという。
各町自慢の山鉾やまほこが清めた道を、3基の神輿が巡行する。
つまり17日のイブイブの日ということだ。

豪華絢爛。「動く美術館」とも言われてる

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今朝は、朝8時の叡山電車に乗り込んだ。
出町柳の駅から乗れる電車は2種類ある。
比叡山麓に向かうものと、ここ鞍馬・貴船に向かうもの。
終点の鞍馬駅に着くと、天狗一色だった。

てんぐ!
テング!!
天狗!!!ドドーンっ!

駅を出て、左に曲がるとすぐに鞍馬寺。

ここから約30分ほどかけて山道を登る。
道は、参詣道なので比較的舗装されている。
さらに山頂近くまで進めるケーブルカーもあるので、登山が心配な人はその点も安心。

着いたっ。「鞍馬寺本殿金堂」

鞍馬寺

鞍馬山腹にある鞍馬弘教総本山。
本尊は、魔王尊・毘沙門天・千手観音。

寺の伝えでは、宝亀元年(770)鑑真の門弟鑑禎がんていが、霊夢に感じて毘沙門天を安置したのに始まり、延暦15年(796)桓武天皇の勅をうけ、藤原伊勢人が伽藍を造営、北方鎮護の道場とした。
しばしば火災にあい、現存する建物の多くは近年の造営。

鞍馬山で修行したと伝わる牛若丸(源義経)伝説が有名。
その義経に取材したものが、能の「鞍馬天狗くらまてんぐ」になる。
京都大辞典より

そこから奥の院をめざして再び山奥にすすむ。

「木の根道」

おおー。
ここが牛若丸(源義経)が天狗と修行したという場所か。
たしかに八艘飛びとか連想するよなぁ。

「義経公背比べ石」

義経が、奥州平泉の藤原秀衡のもとを訪れる前。
この石と背を比べて鞍馬山を惜しんだという。

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僕はそのまま貴船方面ではなく、来た道を引き返して下山した。
途中に、由岐神社ゆきじんじゃがある。

由岐神社

鞍馬寺の鎮守社。
天慶3年(940)に御所の北方鎮護のため宮中より移り祀られた。
国家の非常時、天皇の病気の時に、社前にゆきを奉納したためその名がついた。
大杉社のご神木と京都3大奇祭の鞍馬の火祭りが10月22日行われることで有名。
京都大辞典より
「またシカさんに会った」
http://www.yukijinjya.jp/about/index.htmlより


http://www.yukijinjya.jp/about/index.htmlより

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最後は、鞍馬寺山門の外すぐにある雍州路ようしゅうじさんでランチした。

https://www.yoshuji.com/
立派な精進料理
夏といえばコレ

何か夏休みを先取りしたような気分。
今日はこれから天橋立まで行ってくる。
いい写真が撮れたらまた記事にします。

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