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輸血用の血液を採る~。計800mlなり。キャア! わかる人にはバレちゃうわ!

Vol.10 手術用の自己血液を採取。800mlとるということは、わかる人には体重がバレる! 手術は成功、人工関節は先生にあげた。


2日に分けて、自分の血液を採って冷蔵しておく。手術で、輸血が必要になったとき、自分の血液でまかなうためだ。

輸血部とかいう、ちょっと地味なお部屋で、1回400mlずつ採る。

いやー! わかる人には、わたしの体重が何キロ以上がわかっちゃう!


むかしは200mlしか採れなかったんだけどねえ……。

ま、それはいいとして、やっぱり今もむかしも、他人からの輸血には、リスクがあるというわけだ。

たとえば、何かのウイルスが入っていたり、病気感染の可能性があったりね。

もちろん、神先生がやってくれて、スーパー麻酔医が担当してくれる手術、無事に成功した。

「やっぱり、××が××で、リンパが腫れていましたよ。」


正しい診断。素晴らしい!
手術の後は、次の日でも10のうち5か6痛いという感じ。

ああ~、よかった~。


しかし、ちょっとしんどかったのは、その後、採った血液を全部、身体に戻すときだった。

ただでさえ、一度も貧血になったことのない、血の気の多いわたし。

400mlずつ、たっぷりと、血液が身体に戻される。
別に痛くもかゆくもないんだけど……。なんとなく頭が血液でパンパンな気がする。血の気がMaxになっていく感じ。

「献血に回してくださーい。」


と言ったが、

「血液を戻すのは、うちの方針でして……。」


と言われる。

うーんうーん、一番必要とされるA型だから、有効活用してほしかったなあ。

ちなみに手術の後、神先生が、もともと私の身体の中に入っていた、人工関節1号を持ってきて、見せてくれた。

「ほら、この奥とか、黒くなっているでしょう?」


といろいろ、説明してくださる。
そして、おもむろに、

「これは、高清水さんのモノですけど……ください!」


ドストレートな、神先生。
そのお願いの仕方も、素敵だわ。

もちろんですとも。どうぞ、何かいい論文でも書いてくださいね!


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昭和43年生まれの死別(再婚)おひとりさま。入痛かったり苦しかったりするとき、「家族の方を~」と聞かれなくてもいい社会になってほしい!と思った、入院、手術、股関節脱臼×3プラスハードなせん妄体験記。

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