【面接編】vol.2 誰が言うかが大事
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バックナンバーです。
書きたいことが膨大にあるので、整理しながら。
更新する毎に追加します。
☆面談編 ~絶対残す!~
【面談編】vol.1 本気の傾聴
【面談編】vol.2 敵なのか味方なのか
【面接編】vol.3 共感の本当の意味
【面談編】vol.4 観察
☆面接編 ~絶対採る!~
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あなたが野球のコーチだとして、
日々、
選手たちにこう言っています。
『基礎体力作り、ちゃんとしろよ』
でも、
何度言っても、
ちゃんとやらない。
どうしたら上手く伝わるんだろう・・・。
そんなある日、
何やらザワザワしている方向を見ると、
なんと、
メジャーリーグの超有名選手が見学に来た。
その有名選手は、
あなたが日々、
ちゃんとやるように伝えている選手の方に近づき、
少し観察した後、
こう言いました。
『君は、きっとメジャーにも行けるよ。
今はちゃんと基礎体力を付けておいた方がいい』
そう言われた選手は、
目をキラキラさせながら、
まるで人格が変わったかのように、
毎日毎日、
基礎体力作りに励みだしたのです。
さて、本題です。
その面接。
誰がやっていますか?
上記のような現実を生み出せる人間が、
担当しているでしょうか?
私も何度も、
若手に引き継ぐように言われてきました。
外部のコンサルの方なども良く言いますよね。
できるだけ若い方がいいと。
言い方は誤解を招きそうですが、
言われた側の解釈はほぼそうなっています。
組織の成長や、
人材育成という視点に立った時は、
属人性がある領域への危機感からも、
そうしたくなるのは当然ですし、
そうすべきなのでしょう。
でも、
この話の内容は、
『絶対採る!』ために、
という視点から書いています。
会社説明会のビックなイベントなどに行くと、
超優良企業といわれる会社のブースでは、
うなるような求職者で溢れています。
時に、
若手社員さんが、
びっくりするほどの上から目線で、
世の中を語り、
働くとはなんぞや、
といったような、
話を展開しています。
ちょっとヒヤヒヤします。
若者からすると、
憧れのお兄さんだから、
これはいいのでしょう。
ただ、
経験豊富な幹部候補人材となると、
話は変わる。
ある時面接していたら、
『〇〇というレストランで働いていました』
と言われました。
私はそのレストランを知らなかったので、
いまひとつ反応が出来ませんでした。
後から調べると、
ミシュランの有名店であり、
その世界では知らない人などいない、
というようなお店でした。
今でこそ私も色々なお店に行ってますので、
人並以上は分かりますが、
その時、
私は経験値が豊富な料理人さんの面接を、
担当することを止めました。
私は結構敏感な方ですので、
あの時の一瞬の空気感は、
今でもリアルに忘れていません。
上記のような、
相手から見た時の、
いわゆる権威性であったり、
場を支配することの大事さからすると、
明らかに勝負にならなかった。
私の中では、
大きな挫折をしたのです。
だから、
降りたのです。
仕事を押し付けるために、
降りたのではありません(笑)
採用の場には、
その時、
最もふさわしい人を、
最も攻撃力の高い人間を、
まずは準備することです。
面談編でも書いていますが、
一瞬の空気感の中で察する、
いわゆる0.7秒の勝負に、
神は宿ります。
面接スキルの勉強をしたところで、
最初から勝負が決まっている時も、
あるのですから。
さらに言えば、
事業というものはそもそも、
『今できないことを、
できるようにすること』
これがTOPの仕事の定義。
TOP以下、
業務執行メンバーの仕事は、
『できることの最大化』
当たり前ですが、
役割は明確に異なるのです。
つまり、
新しい領域の事業へと、
TOPが勝負を掛けた時に、
社内には、
今その瞬間、
その役割を鮮やかにこなせる人材がいるはずは
ないのです。
(定義の話からすると、
すでに存在しているのにやれてない方がヤバいです)
だとすると、
TOP、
もしくは、
経営幹部の仕事は、
本来、
優先順位的には、
育成などではなく、
ヘッドハンティング、
になるということです。
(人の成長を待ってからやろっか、じゃない)
まとめると、
メジャー級が担当することって大事。
気持ち的にも、
経営の定義的にも、
という話でした。
現場レベルの面接でも全く同じ。
『なんでその人にやらせてるの?』
という質問に対して、
論破できるだけの材料が無ければ、
必然的に勝てない。
あくまでも私は、
そう思っています。
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